Sonny Rollins JAPAN TOUR 2000

(00/07/10登録)

日時: 00/06/16(Fri) 18:30 開場 19:00 開演
会場: 神奈川県民ホール 大ホール
主な出演者: Sonny Rollins(ts.), Clifton Anderson(tb.), Bob Cranshaw(b.), Stephen Scott(p.), Victor See-Yuen(per.), Perry Wilson(dr.)
主催: 読売新聞社/ハマ音
協賛: 住友海上
協力: 日本航空/ビクターエンタテインメント
料金: S席 6,000円
演奏曲目: 1.?
2.?
3.?
4.Global Warming
5.More Than You Know
6.?
−15分休憩−
7.?
8.?
9.?
10.?
11.?
12.?
13.?

<ご注意> 詳細が間違っているおそれがございます。間違い等ございましたら、お手数ですがご連絡頂けると幸いです。_o_

□ 個人的なデータ

同行者: HO氏 座席: 2階10列48番

□ 穏やかな開幕

初めての会場だったが、さほど迷うこともなく到着。まずは筒に入ったポスター付きパンフ(2,000円)を購入して席へ。パンフは珍しく日本語版でした。4列しかない二階席(しかも後部2列は空席)の2列目右方の通路側に座り(HO氏の席は私の左の47番)、1階の売店へ。なんと、缶ビールやサンドイッチは売り切れ。休憩時間には再度仕入れておくとのことでした。客席の年齢層はかなり高かったですね。家族連れもいました。そして、19:03頃に御大登場。御大以外の編成は、トロンボーン・ピアノ・ベース・ドラム・パーカッション(御大はコンガと紹介してましたが)。パーカッションはアジア系の民族衣装を身につけた女性の方でした。

萌黄色のジャケットに黒いスラックスといういでたちの御大は一度も座らずに72歳とは思えない豊かな音色を聞かせてくれました。何というか艶のある音です。演奏開始直前にマイクがノイズを拾ったときのお茶目な表情も魅力的でした。他のメンバーについて言及すると、トロンボーンはちょっと迫力不足のような気がしました。まあ、これは好みの問題だとは思いますが、個人的にはハードブレスとかが好きなもので(^^)。ピアノとパーカッションは素晴らしかったですね。パーカッションは4曲目でカリンバらしき楽器を手に大活躍していました。多彩な打楽器をすっかり使いこなしている感じです。ドラムは若々しく新鮮な感じで、これはこれでよかったです。ゆったりとした時間が過ぎ、20:12頃、6曲を演奏終了した時点で休憩に入りました。

□ 音楽に定年はない

結局、私は何も買わずに20:27頃休憩が終了。グレーの背広に着替えて御大が登場してきました。何やらHawaii!と連呼して 7曲目がスタート。有名な8曲目の演奏が始まると客席から歓声が上がりました。9曲目では手持ちの楽器を手にパーカッション奏者がステージの前面に出てソロを披露。ぐんぐんとリズムに引き込まれていきました。10曲目では、サックスとドラムの掛け合いをたっぷりと楽しませてくれました。演奏している方も楽しいんだろうなあと思わせるパフォーマンスでした。

11曲目は割とジャズっぽくないリズム(ドンドンタッというようなリズム)で個人的にかなり気に入ってしましました。こういう曲も演奏するあたりが柔軟で素晴らしいです。血が滾りました。12曲目は一転してスローな曲を演奏し、続いてラストの13曲目へ。 演奏を中断して挨拶を行う御大。ただ、ラストの曲で今までおとなしかった観客が立ち上がり、ステージの方に殺到してしまったのは、係員がいないとはいえ、あまり感心できませんでした。まあ、それほどの混乱はなかったようですが。こういうことが起こるのは、やはり、あまりライブに行き慣れていないお客さんが多いからなんでしょうかね。そして、斜め前の白髪のおばあちゃんがノリまくっていてちょっと心配なくらいのテンションのうちにライブは終了。アンコールに応えて、挨拶をする御大。まったく素敵です。ステージ終了は21:35頃のことでした。

□ 彷徨う子羊

開始前のアナウンスで曲目リストを掲示すると言っていたので、ロビーを見回すがそれらしきものがどこにもない。うろうろした挙げ句、スタッフにでも聞こうかなと思ったときになって階段脇に小さく貼ってあるリストをやっと発見。いくらなんでも紙が小さ過ぎです(--;)。2枚モノで1枚はA4サイズですし。人だかりが一段落するのを待って、リストを拝見。どうやらスタッフが聴き取ったもののようでした。

そして、我々はCDを売る声を余所に、中華街の灯を求め、ふらふらと夜に身を投げ出すのでした。死ぬまで止むことのない音楽の余韻に抱かれたままで。


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