SUPERNATURAL TOUR

(00/04/25更新)

出演 Carlos Santana(G.)、Chester Thompson(Key.)、Raul Rekow(Congas)、Karl Perazzo(Timbales)、Tony Lindsay(Vo.)、Benny Rietveld(Ba.)、Rodney Holmes(Dr.)、Andy Vargas(Vo.)
日時 00/04/23(Sun) 16:00開場 17:00開演
会場 東京国際フォーラム ホールA
料金 S席 7,500円
主催 フジテレビ/TOKYO FM/Inter FM
協力 (株)BMGファンハウス

<ご注意> 順序など詳細が間違っているおそれもありますが、どうかご容赦下さい。_o_

□個人的なデータ

同行者 HO氏 座席番号 2階 16列 2番(HO氏は1番)

□突然の始まり

異様に多いダフ屋地帯を抜けて会場へ。とりあえずプログラム(2,000円)を購入。2Fに上がり、席を探す。なんと2階席の中ほどの左端であった(--)。客席を見るとやはり、オヤジが多い。外人もちらほら見える。しかし、ツアータイトルにもなった「SUPERNATURAL」を聞かずに来た俺のような客は少ないだろう。ざわめき。開演時刻を少し過ぎただけで客電が落ちる。登場するカリスマ。甘く歪んだロングサスティーンのギターの響きを耳にして、衝撃が走る。これが生のサンタナなのか。

□嫋嫋たる調べと律動

丸いスクリーンをバックに蒼い炎や鳩の映像が流れる中、1曲目が演奏される。ほとんどMCもはさまず、曲が続けられていく。ドラム+ティンバレス+コンガという厚いリズム隊が刻むリズムが心地よい。付き人らしき人のフラメンコギターソロや他のメンバーがはけてのドラムソロなど超絶技巧が披露される中、私が好きな古い曲が演奏される。思わず立ち上がるが、周りはほとんど座っている。客の反応の悪さにやや落胆する私。

□ラテンロックの王様

だが、それはまったくの杞憂であった。ハモンドオルガンによるイントロが流れ出した途端、私は思わず歓声を上げた。「Black Magic Woman」だ。一気に立ち上がる場内。やはり、オールドファンは多かったのだ。そして、1曲をはさみ、私もコピーした経験がある「Oye Como Va」が演奏される。懐かしい。けれど新鮮だ。興奮は最高潮へ。やはり生は素晴らしい。

□太陽の音楽

一旦、ステージ上から引っ込んだメンバーが拍手に迎えられて戻り、第二部がスタートした。ステージのバックにはCGムービーや路上での女性のダンスシーンなどを映し出す円形のスクリーンと舞台一杯の絵などが交互に現れる。ティンバレス+コンガのソロやベースソロをたっぷりと堪能し、ラストの曲「Jingo」へ。メンバー紹介を行いつつ、派手な演奏を繰り広げる。しかし、客が「Black Magic Woman」ほどノッていないのがちょっと残念だ。さすがに疲れたか。結局、終了したのは20時近く。たっぷりと約3時間のステージを魅せてくれた。2,000円のリトグラフが売り切れていたのは残念だったが、かなり楽しめた。だが、出来れば野外ステージの会場でビールをあおり、踊り狂いながらサンタナの音楽を楽しみたいと思ったのは私だけではないはずだ。やはり、サンタナの音楽にはギラついた太陽が良く似合う。

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