(05/02/13登録、05/02/14微修正)
日時: 97/07/06(Sun) 16:00〜 [本公演]
97/07/07(Mon), 97/07/08(Tue) 19:00〜 [本公演]
97/07/09(Wed), 97/07/14(Mon) 19:00〜 [追加公演]
会場: 渋谷bunkamuraオーチャードホール
料金: S席 7,000円/A席 6,000円/B席 4,500円/C席 3,000円
指揮: デリック・イノウエ
演奏: 新日本フィルハーモニー交響楽団ほか
ゲスト出演: 鷺巣詩郎、緒方恵美(#1)、三石琴乃(#2, #5)、林原めぐみ(#2, #5)、宮村優子(#1, #4)、山口由里子(#3, #4)、長沢美樹(#1, #3)
音楽監修/構成: 鷺巣詩郎
監修: 庵野秀明
主催: テレビ東京 [本公演] / 新日本フィル [追加公演]
企画: セラフ
協賛: EVA製作委員会、UCC上島コーヒー株式会社
チケット発売日: 97/06/07(Sat) [本公演] / 97/06/27(Fri) [追加公演]

<ご注意> 詳細が間違っているおそれがございます。間違い等ございましたら、お手数ですがご連絡頂けると幸いです。_o_

□ 個人的なデータ

同行者(及び席)
07/06 w/すずしょさん
07/07 w/H 氏 S席前から2列目通路側(鷺巣さんの真後ろ)
07/08 w/しばさん
07/09 w/やまとさん、H 氏
07/14 w/やまとさん

□ 開演まで

だいぶ前の話なので、頭がぼけぼけです。間違っていたらご容赦を。しかもクラシック通ではないので、時折オカシナ感想を書くかもしれませんが、広い心で読んでやって下さい。ということで、まずは開演までのお話。会場は渋谷駅から歩いて少しのところで、初日は建物の中を通っていったのですが、外から行った方がよさげなことが判明。翌日からは学習して、外から行くことに。それにしても初日は大混乱でした。まず、私を含め建物から入ろうとする人の列と建物の外から延々と続く列の合流がわやくちゃになってました。それにしても暑い最中、指定席だというのに皆さんお疲れ様です。まあ、UCCのエヴァ缶目当てならしょうがないとも言えますが(^^;)。そして、カメラチェックを済ませ、劇場版のプレスシートを受け取って会場内へ。プレスシートは、A4見開きサイズの劇場版のマスコミ向け資料で、それほど驚くべきことは書かれていませんでした。しかし、私の友人がプレスシートを貰い損ねることが2回もありましたので、その辺はしっかりして欲しかったですね(;´Д`)。

場中では、2,000円のパンフレットとエヴァ缶を買い求める列が渦巻いていました。エヴァ缶の列は階段の上の方までのびており、しかも、初日は仕切りが悪く、混乱を引き起こしてました。さすがに翌日からは少しはマシになりましたが。どうやら、この混乱のせいで開演が遅れたようです。まさにイベントのノリですな。エヴァ缶はミサト缶x3と全員集号缶x3の特別セットでポスターなどが付いていました。先に整理券を売り、帰りに受け取る方式で、本公演のときだけ 1F で販売されており、絵柄は 3 日間で変わるといったことはありませんでした。また、缶を持った等身大綾波ポップが2Fに置いてあり、人目をひいておりました。

さてさて、初日に席に着き、貰ったビラを見るとなんとこの公演のLD/CDが年末頃に発売されるというではないですか。これには愕然としましたね。いやあ商魂がたくましいというか、なんというか。連日、この公演は収録されていますのアナウンスがありましたが、3日目が使われるとの噂を聞きました。

□ 第壱部

○「THE END OF EVANGELION 予告編」
舞台には、白いスクリーンが下ろされ、合唱隊があまり見えない状態でした。音がこもりそうな印象強しです。映像を見せるためにはしょうがないとはいえ、もうちょっとどうにかならなかったものでしょうか。そして、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」の予告編が始まりました。実写映像も私には全然許容範囲。期待が昂まっていきます。

○壱 ベートーベン 交響曲第九番 ニ短調 作品125「合唱」より第四楽章(抜粋)
合唱/東京アカデミッシュカペレ
ヴァイオリン/落合徹也
ヴァイオリン/川井郁子
ヴァイオリン/高橋直之
ヴィオラ/大沼幸江
チェロ/柏木広樹
第弐拾四話の映像をバックに演奏が始まりました。やはり、音がこもっています。映像と演奏が何かシンクロしていない感じ。しかも、編集されており(話によると、1-91, 164-215, 237-330小節らしい)、物足りないという感じを受けました。初っ端から長い曲を演奏すると素人がひくのでは、という配慮なのかも知れませんが、ちょっと中途半端すぎる印象でした。映像的には、初号機がカヲル君を握るシーンで終わり、少しの空白の後、「ようこそエヴァンゲリオン交響楽へ」という文字がスクリーンに現れました。

○MC 1
<初日>
緒方恵美さん、宮村優子さん、長沢美樹さんがゲスト。緒方さんは仕切り役。長沢さんは初々しく、やや興奮気味。宮村さんは割とエヴァから心が離れているという感じでした(個人的感想です^^;)。

実は会場に着いてから、MC 割当時間が結構長いと判明したようで、急遽一つのテーマを決めてそれぞれが喋る段取りにしたそうです。そのテーマとは「エヴァと音楽と私」(3人声を合わせてw)。

まずは、長沢さんから。長沢さんは小さい頃ピアノを習っていたそうなのですが、バイエルの途中で挫折してしまったそうです。後ろのオーケストラの面々を振り返って、ずっと続けている方はすごいですよね、という話をされていました。

<2日目>
三石琴乃さんと林原めぐみさんがゲスト。さすがに手慣れてらっしゃいますね。ロングドレスの琴乃さんがお美しかったです(*^^*)。2人ともこのようなステージに立つのは初めてという話から始まり、まずは林原さんの「『新日本フィルハーモニー交響楽団』って早口言葉みたいですよね。それでは3回続けて言ってみましょう」というフリに応じる琴乃さん。当然の如く、成功。後ろの団員たちを煽る林原さん。しかし、リアクションは少なし。まあ、当然かもですけど。

<3日目>
山口由里子さん、長沢美樹さんがゲスト。山口さんはイベント慣れしていないせいか、あがっているというか興奮気味でした。この日はかえって長沢さんの方が落ち着いていた感じですね。トークは割と短めでした。

<4日目>
山口由里子さん、宮村優子さんがゲスト。登場後山口さんがいきなり「惣流・アスカ・ラングレー役の宮村優子です」という強烈なボケをかます。前日の出演で慣れてきた模様。「あんたバカぁ?」宮村さんが仕方なく突っ込みを入れる。客席からは拍手。「この会場でやるとは思わなかった」と宮村さん。

更に暴走を続ける山口さん。「リツコとアスカってあんまり絡みありませんでしたね」「そう、ですね」そして、冷静に指摘する宮村さん。「そういえばまだ自己紹介してませんよね」ようやく挨拶をすませると、宮村さんから私だけでなく山口さんも台詞を喋って下さいよ、との提案が。盛り上がる観客たち。「ブサマね」沸き起こる拍手と歓声。明らかにこの会場に普通来る客層が違うよなあ(^^;)。

<5日目>
三石琴乃さん、林原めぐみさんがゲスト。基本的に2日目と同じネタでした。但し、今回はノリが分かってきたのか、琴乃さんが早口言葉に成功したとき、新日本フィルから拍手などのリアクションが返ってきてました(^^;)。

○弐 TOKYO-3(C-7)
編曲/鷲巣詩郎、天野正道
合唱/東京アカデミッシュカペレ
第弐話の第三新東京市のビルがせり上がってくるシーンなどに使われていた曲。スローかつ個人的に思い入れがなかったので、それほど感慨は湧きませんでしたが、生の迫力は違うなあと強く感じさせられました。

○参 EVA-01(E-3)
編曲/斉藤恒芳
合唱/東京アカデミッシュカペレ
第壱話で使われた曲。特にアレンジは感じられず。スローな曲が2曲続くので、最終日に近づくにつれ、かなり厳しかった記憶があります。

○四 DECISIVE BATTLE(E-1) → 削除
編曲/天野正道

○MC 2
<初日>
その日は暑かったため、まず、緒方さんが「皆さんは今日のコンサートでエヴァンゲリオンの世界を生で味わうことになるわけですが、会場に入る前から年中夏の第三新東京市を体験してきたのではないでしょうか」という話題を。

宮村さんは「最近、道ばたで売っているジャズを聞いています。音楽は振動ですね」といったコメントを。

<2日目>
(七夕ネタ?)
パンフレットの林原さん紹介欄に関する話題。声優界の産婆とか何とか書いてあったらしく(5日目または両日かもしれません)。

<3日目>
「マヤ」「先輩」がなんかあやしいという話題。「でも、私は別にいいですよ。女子高だったし」と山口さん。(発言位置自信なし)。
また、「リツコの台詞って難しいから、アドリブで言えないんですよ」と山口さん。
追加公演のチケットが余っている話も(発言時期自信なし)。

<4日目>
宮村さんが「私は初日も出たんですが、やっぱり振動がすごいですね」とコメント(発言時期自信なし)。

<5日目>
2日目に上述の通り。

○伍 戦闘組曲
SELECTIONS FROM ACTION THEME FOR "EVANGELION"
・EVA-00 (E-5)
・DECISIVE BATTLE (E-1) → 追加
・NERV (A-3)
・A STEP FORWARD INTO TERROR (E-9)
編曲/天野正道
日によって戦闘メドレーとか紹介されてましたが、やはりこの辺りは盛り上がります。

○六 Rei I (A-1)
編曲/服部隆之
ピアノ/北るみこ

○七 RITSUKO (C-5)
編曲/鷲巣詩郎
ピアノ/クリヤ・マコト
ギター/Mike WYZGOWSKI
キーボードはなかなかお上手で良かったのですが、ギターの外人さんがちゃんと曲を覚えていないっぽくて最悪でした(;´Д`)。

○八 I.SHINJI (A-6)
編曲/斉藤恒芳
ピアノ/北るみこ
合唱/東京アカデミッシュカペレ
北るみこさんのピアノが実に素晴らしかったです。この曲はそれほど印象に残っていなかったのですが、生で聴けて大変良かったです。


○休憩(15分程度)
グッズ売り場大混乱。他に特に記すべきことなし。w

口 第弐部

○シト新生予告
○九 「エヴァンゲリオン」クラシックス・メドレー
MEDLEY CLASSIC PIECE FROM "EVANGELION:DEATH"
・バッハ 無伴奏チェロ組曲 第一番 ト長調 作品1007より前奏曲
・バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第三番 ホ長調 作品1006よりガヴォット
・パッヘルベル 三声のカノンとジーグ ニ長調
1)弦楽五重奏
2)弦楽五重奏&RAP
3)オーケストラ
編曲/鷲巣詩郎
ヴァイオリン/落合徹也・川井郁子・高橋直之
ヴィオラ/大沼幸江
チェロ/柏木広樹
ラップ/MALI

映像終了から演奏開始へのつながりは、正直ぞくりときました。ただ、途中に変な大きな音が入るのがちょっとやめてほしかったです。何回も聴いているうちに、いいかげん来るぞ来るぞと思いながら聞くようになってしまいましたが。
ラップは曲をぶち壊しているように感じました。ラッパー本人は頑張っていて好感を持てたのですが。あまりにも奇をてらったアレンジでちょっと受けつけませんでした,。
客演(でいいのでしょうか?)のキレ方は私は気に入ったのですが、クラシック好きな方には激し過ぎと思ったかもしれません。客演(の方々?)の衣装は日によってラフだったり正装だったり。シャツなしでネクタイとかもありました。ヴァイオリンのミスも。

○拾 THANATOS (E-13)
編曲/服部隆之

○MC 3
<初日>
「私にとっての最終話の第拾九話を思い出しました。両親がクラシック関係者だったので、古巣に帰った感じで聞いていました。これをきっかけにみなさんもクラシックを聞いて欲しい」と緒方さんがコメント。
クライマックスに向けた台本(演出?)をめぐり、緒方さんらが監督と激突したとのこと(発言位置自信なし)

<2日目>
エヴァ缶の宣伝のキャッチコピー「潤う喉が私を癒す」を林原さんが生で発声(発言位置自信なし。また、5日目または両日かもしれません)

<3日目>
山口さんが、MALI さんを非常に気に入っている様子。

<4日目>
この日も、山口さんが MALI さんを気に入っている様子。
初日の THANATOS に関する緒方さんの話を宮村さんが紹介。

<5日目>
2日目に上述の通り。

○拾壱 「エヴァンゲリオン」エスニック・メドレー
SELECTIONS FROM ETHNICAL THEME FOR "EVANGELION"
・BORDERLINE CASE (A-4)
・MOTHER IS THE FIRST OTHER (A-10)
編曲/鷲巣詩郎、篠原敬介
合唱/東京アカデミッシュカペレ
スクリーン上に「THE END OF EVANGELION」のポスター中の言葉の羅列が次々に現れていく。音楽との相乗効果にまたもや、ぞくりとする。

○拾弐 FLY ME TO THE MOON
作詞・作曲/BART HOWARD
編曲/鷲巣詩郎、Martin LASCELLES
ヴォーカル/LOREN&MASH
ピアノ/クリヤ・マコト
LOREN さんが非常にお上手でしたが、アレンジが少し行き過ぎな感も。途中のミサトさんのテーマは良い感じでした。

○MC 4 (EOEについて)

<初日>
「本当はいけないんだけど、アフレコ中に泣きました。観ていてつらい映画です。心臓に毛を生やして観に来てください」と長沢さんがコメント。
「これほど凄まじいアフレコは二度とない」と緒方さんがコメント。

<2日目>
「Fly Me To The Moon が良かったですね」とのコメント(自信なし)。
「レイちゃんが大きくなりましたね」と林原さん。
「ミサトとしてのまごころをすべて込めました」と三石さん。

<3日目>
長沢さんは初日と同じコメント。

<4日目>
不明。_o_

<5日目>
ほぼ2日目と同じ

○拾参 ヘンデル オラトリオ「メサイア」より『ハレルヤ』
合唱/東京アカデミッシュカペレ

○アンコール
・偽りの、再生 (M-7B)
・ハレルヤ(ゴスペル・ヴァージョン)
・THANATOS -IF I CAN'T BE YOURS- (最終日のみ)
・次回予告 (F-2)

ノッポさんのごとき出で立ちの鷲巣さんが登場。突然前の席から立ち上がったのでびっくり。隣にはお美しい女性が座られてました。ステージはのりまくりで、ラッパーの外人さんが頑張っておられました。

最終日だけ「THE END OF EVANGELION」のテーマを LOREN さんが歌われました。鷺巣さんがキーボードを担当。また、大月プロデューサーも登場し、鷺巣さんが「THE END OF EVANGELION」をべた褒めしていました。

クライマックスでは銀色のテープが爆発音と共に客席に撃ち出されるといった派手な演出で、最終日にはぬいぐるみが投げられていた模様。

ラストのスクリーン上に「そして、すべての子供たちに ありがとう」の文字が(自信なし)。

□ 閉演後

7/9 の公演は突如行くことになったものです(ポスター付き)。EVA 缶販売ブースは行列ができていました。整理券をしばさんに進呈したり。最終日はパンフレット余りまくりで、ポスターも販売されていました(自信なし)。また、7/9は追加公演のチケットをポスター付きで販売していました。結局、合計でエヴァ缶を2+1セットゲットしました。

後から聞いた話ですが、合唱団の面々は学生バイトで、練習は2回くらいしか行われなかったようです。練習の段取りも悪かったようだし。記念に銀色のテープを持って帰ったのですが、今となってはよい想い出です。あれからもう7年以上も経ってしまったのですな。
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