FM-11

●特徴

●多彩なモデル

FM-11は意外にモデルが多くあります。1982年に投入されたのは、EX、AD、STの3モデル。その後、BSとAD2が追加され、さらにAD2+というモデルが追加されています。特徴は以下の通りとなっています。(発売時期はOh!FMに掲載された時期や記憶を元にしているので、かなりあやふやです)



モデル	特徴	発売時期
FM-11EX	メインCPUに6809と8088を搭載している。切換て使用する。	1982/11頃?
FM-11AD	メインCPUに6809を搭載している。	1982/11頃?
FM-11ST	ADでは標準装備のミニフロッピィをオプションとした廉価版。	1982/11頃?
FM-11BS	メインCPUに8088だけを搭載したFM-11としては異端なマシン。	1984/2頃?
FM-11AD2	OS-9を標準で採用しているマシン。	1984/2頃?
FM-11AD2+	AD2を機能強化した最強のFM-11。	1985/2頃?





●対応OSの多さ

6809(BS除く)では、F-BASICだけでなくOS-9、FLEX、UCSD-p systemなどというOSも用意されていたようです。私が使ったことがあるのはOS-9だけですが、8ビット用のOSのくせに、マルチウィンドウ(キャラクタベースですが)、マルチタスクを実現した、結構おもしろいOSでした。(ちなみに、大学院時代には16β上でOS-9/68000、VMEバスコンピュータ上でOS-9/68020も使いました。)
その他に、Z-80カード上でCP/M、8088カード上(EX、BSは標準)でCP/M-86なんてのも使えました。
また、サードパーティ(確かForksという会社)から、68000のカードも出ていたような気がします。



●その他

メモリが128K(AD2+は256K)標準搭載でした。当時としては搭載している方でした。
FM-7がFM-8の純粋な機能拡張であったのに比べて、FM-11はかなり改良(変更)があったようです。このため、FM-7ではFM-8のソフトが変更無しもしくは機械的な変更(アドレス変換)程度で動いたのに比べ、FM-11では動かない物もかなりあったみたいです。まぁ、色々な意味でマニア向けだったように思えます。

●思い入れ