Bangkok
1996年5月23-28 日
アジアの定番にマイペンライ!アユタヤや,カンチャナブリにも行ってきたっす.


Mai Pen Rai(マイペンライ):
タイの人よく使うらしきタイ,タイ人以外の人が最もよく知っとるタイ語で英語で言たら差詰めNo Problem」=「まぁ気にすな」程度の意味でしょうか?タイ人は時間に遅れたらMai Pen Rai失敗したらMai Pen Raiよく聞くことが出来るらしき.オレも現地で何回か聞いたっすが,使うことはできませんでしたっす(笑).


キャリアはNW(ノースウェスト航空),他のアジア便もそうですが,BangkokのDon Muang空港に夜中の23 時半頃着き朝の6時頃発という非常に眠たいものです航空券は初めてWorldPerksのアワードのタダ券を使うたっす.

通貨はBahtで初日にバンコク・ドンムアン空港で両替したところ\10,000=THB2,310でしたここで\40,000分ほど両替し後にホテルで\10,000分両替(この時のレートは\10,000=THB2,200)して,最後にTHB290だけ余るという精度のええモンでした

泊まったテルホは,オレがHoliday Inn Priority Clubの会員であることから5泊ともSilom通りに面したHoliday Inn Crowne Plazaにしたっす.5〜7月迄なんやAwardの期間中でしてSuperiorルームが4割引で,クラブラウンジでの無料の朝食がついて1泊THB1,920+7.7%(tax)+10%(service charge) でしたそれプラス毎日のヒーコーのルームサービスとHealth Clubのヴァウチャまでダータで付いてきましたっす.いえい

Holiday Innのmanager on dutyやレストランのmanagerは全て若い女性でしたっす.一度Buffet朝食のお粥の中にプラスチックフィルムが入っとったので文句を言うたら,うら若き女性が出てきまして,丁寧に謝り厨房の人を呼んでお粥のケースごと取替えさせておりましたああやって,ホンマはウラにおっちゃんが控えとんのに,若い女性を“責任者”して客の前に出させ,文句を言いにくくさせとるっつーウワサもありやすが(笑).

Don Muang空港とBangkok市内は聞いたところ25km離れているらしくホテルからは渋滞を考えて2時間は見いた方がええと言われとったのですが時間が時間だけに(?)やけに空いておりまして行きは約40分帰りはF-1タクシーに乗って約25分で着いてしまいした.行きがTHB280帰りがTHB250でしたっす.シータクは一律THB280と空港で聞いとったのにぃ….

空港降り立つとリムジンをしつこい位に勧められるっすね.市内までTHB500と割高なんすが,「私は空港の職員だ」とかなんとか言ワケワカな胸章を見せて近づき,シータクのカウンタまで行かせてくれへんのどす.そこで,なんちゃらウロウロ・オドオドしてますと,親切な白人女性が「シータクはこちらこちらの方が安いし.」と言シータクカウンタまで引張ってってくれやしたちなみに各リムジンカウンタ(数社ある)でも両替はしており空港の銀行とレートは全く同じやったっす.

また着いたその場でNWの帰国便のリコンファームをしようと思すがNWの事務所が開くのが2:00AM結局ホテルから電話をかけてしまいした

機材はB747-200やったんすが,Y(エコノミーの席の5154列の窓側までギャレー脇の2つ席でいいっすねぇ.特に51はドアの隣でもありますんで,足が伸び伸び!!予約は51列で決まりただ,52はギャレの明かりが眩しいっす.帰りはガラガラでして,55列の映画スクリーンの真ん前の4つ席で伸び伸びでしたっす.

Mai Pen Raiであります


さていよいよバンコク.

寝ぼけ眼を擦りながら24 日(金)の初日は比較的地域的にかたまって建っるWat Phra Kaeo(ワットプラケオ:エメラルド寺院)the Royal Grand Palace(王宮)そして Thai 式マッサージで有名なWat Pho(ワットポー)そして時間があれば Chao Phya River (チャオプラヤ川)の対岸のWat Arun(ワットアルン:暁の寺)に行くことにしたっす.

まず25日の古都Ayutthaya(アユタヤ)へのツアーをブッキングしに世界のホテルNo.1に輝いたこともあるというOriental Hotelに向かって歩いていきした後で気付いたことなんすが,このブッキングはWorld Travel ServiceっつーBangkokでの小ツアーをほとんど独占しる旅行会社にブッキングする作業でありやして,この旅行会社はHoliday Inn Crowne PlazaにもデスクがありわざわざOriental Hotelに行かんでよかったみたい.

ところがところがここからがBangkokにおける誤ったTuk-tuk(ツクツク:小形 3 輪タクシーみたいな奴;噂ではダイハツの昔のミゼットらしい?)使用法の好例集の始まりとなった訳っす.

Tuk-tuk話第1弾

Oriental Hotelに歩く途中になにかしら青い制服らしきものを着たオッサンが近付き,「私はPoliceのCaptainで今Oriental HotelにはThailandの首相が泊まっておりま15時頃までは警備が厳重で近づけませWat Phra Kaeoにも行かれるのですかー?ならば1つお店をお勧めしますのでそこで時間を潰してから13時にWat Phra Kaeoに行き帰りにOriental Hotelに行くのがいいでしょう何故13時かって?今日は金曜日Buddist dayなんでーす.午前中は礼拝で中には入れませーん.…私があそこのTuk-tukにまずそのお店に連れていくように交渉いたしましょう大丈夫私が交渉すれば安くて済みま.THB 30 でいいはずで」と宣って無理矢理ある店に連れて行ってもーたんす.

後でThailandの警察の制服は茶色と知りBuddist day 関係首相の一件等々全てウソと分かりちょっと悔しい思いをしてしまいしたそのオッサンはその地区のTuk-tuk運ちゃん達の親分みたいでしたっす.また後ほど別の地区の親分が出てきやすっす.Tuk-tukの運ちゃん達はお店と契約し人をそこに連れていくと5 リットルのガソリンクーポン券1枚をその客が物を買えばクーポン7枚を貰えるそう連れて行かれたお店での買物の価格にこのTuk-tuk代が含まれているとかいないとか…

そういえばその親分はビデオを向けると逃げるように消えたっけな.警戒心の強いはずのオレでもThailand初日ということもあってすっかり騙されてしもーたわぃ!!くっそー!結局連れてかれのはSiam Export Centerっつー宝石屋なんすが,このお店も大詐欺!40〜50% 引きとか何とか言うとったモノは,テルホ内の宝石屋の方が安かったっす.

Mai Pen Raiであります

Tuk-tuk話第2弾

宝石屋を出てさぁ今度こそWat Phra Kaeoに行くで!と思うとしたら待ちかまえていたかのように別のTuk-tukの兄ちゃんが近づき「どこ行くの?オレが連れていってやるよ」てなノリでしきりにTuk-tukに乗せようとしおるんす.「ある店(シルクショップ)に行けばWat Phra Kaeoに後でTHB10で行ってやるからTHB10なら安いと思い一応連れていっ貰うたんすが,これがまたまた大詐欺D'Oriental Siam Square店っつータイシルク屋なんすが,安いのでテーブルクロスみやいなんをすがこの店は約束の日を何日過ぎてもテルホに持ってけーへんのどす!!何度も何度も怒り交じりに催促するまで持ってきませんでしたっす.結局国ギリギリの日に持ってくるっつー有様催促が無かったらどないするつもりやったんやろ

んでそのタイシルク屋から出るといきなりJim Thompsonの家なる名所(?)に連れてか「済まないが私はこの車を返さなイカンのでここで観光して別のTuk-tukでWat Phra Kaeoに行ってくれは要らんから」と言われてしまいま(涙).なんだか納得いかでーってな感じでしたがまぁ一応は名所だから悪くないかということで渋々受諾したんす.ちなみにJim ThompsonはThailandでのシルクをビジネスベースに乗せた人で彼のお店はあちこちにありますっす.特に日本人に人気らしき.このJim Thompsonなるオッサンは少し前にMalaysiaのジャングルで行方不明になり現在も行方不明中だとか

Mai Pen Raiであります


Tuk-tuk話第3弾

Jim Thompsonの家を出てからまたまたTuk-tukの売り込みオッサンにすぐ遭遇ししたその人は今回のTuk-tuk話の人の中では最もマトモな人ったっす.

Wat Phoに行きたい旨伝えると最初THB50やっつーきやしたTuk-tukの金銭感覚のないオレは,「それは高い今までTHB30でTuk-tukを利用してきやしたで.」なんて言いましてくだら因縁をつけてしまいしたそこでその人は例によってあるお店に寄ってくれればTHB20でええと言てくれましたっす.なんも買わんかってもええとも言てくれたんす.んでゃあないからその人契約の(?)お店2軒寄ってついでにその前におったホーカー(屋台)でカオパッ(焼き飯を食べから目的地に向かったっす.このホーカーのカオパッがタイで食ったどの料理よりもおいしかったっす.

で結局,当初の目的のWat Phra Kaeoについたのが14時.既に予定から3時間の誤差(涙).

Mai Pen Raiであります


Tuk-tuk話第4弾

Wat Phra Kaeoとthe Royal Grand Palaceは撮影禁止マークがあちこちに貼られてあったんすなんだかみんな自由に撮影しまくっておりましたただエメラルド色の仏像のある本堂(?)内を除いて…本堂内でフラッシュを焚いた人に向かって警備の人が血相を変えて走って行ってましたぜ.捕り物劇にはなりませんでしたが(笑).それにしてもWat Phra Kaeoの入場料THB125っつーは現地の人にとっては異常に高いモノっすよねぇ.タイ人料金ってのがあるのかな?

さてWat Phra Kaeo見学の後いよいよタイ式マッサージのWat Phoに行くべくTuk-tukを捕まえようと通りに出やした.すると確かWat Phra Keoに入る前に「誰か物売りやTuk-tukの運ちゃんが近づいてもNO!と言ってこのカード(NO!と書いてある)を見せるねんで.っつーて親切に(?)教えてくれたはずの警備のオッサンが,今度はTuk-tukを手配しようとしした.ここでフッと近づきWat Pho(ここは実はWat Phra Kaeoとは非常に近い;ただ暑い中を歩くのは大変なだけ)に行きたい旨教えると「Wat Phoは15時で閉まる今は15時半だから行っても無駄だ何たって今日はBuddist dayだからね」と言うてWat Phoに連れてって貰えまそして「立ち仏像で有名なWat Benchamabopit(ワットベンチャマポビット)なら開いている私の友人の運転すTuk-tukに乗って,1つお店に立寄ってくれならTHB10でそのお寺に行ってあげようその後船でOriental Hotelに行きたいんだって?ならば一番近い船着き場まで最後に連れてってもいいよ」と言われたので,アホな事にホイホイと乗ってしまいした.ったく,学習能力に欠けるぜぃ.

んで問題はここから(笑).お約束のお店に行ったのはいいすが2分で出てきたんすよ.しかもお店の中では店員を強烈に無視すると運ちゃんは次の目的地Wat Benchamabopitに向かいながら怒って「クーポンを貰い損ねた!あんたは出てくるのが早すぎる!せめて20分は店の中におらな!」なんてわめいした「知るかぁ!」なんて思うたりしやしたが運転が異常に乱暴になってきたのとニコリともしなくなったのとでちょっと不安になり,大人しくしとした

Wat BenchamabopitはWat Phra Kaeoに比べてかなり見劣りするWat(お寺)でしたっす.入場料THB10も払わずに入ってしまい(だってぇ,表示が解りにくい位置にあんねんもん(言い訳(笑)),ササッと見て,チョチョッと写真を撮って出てきした(実はもう,ええ加減帰りたくなっただけ)す・る・と!Tuk-tuk兄ちゃんがトンズラ!!どないしてホテルに帰るんじゃ〜!?ま,Tuk-tuk代を払てへんからえぇかぁ!?

Mai Pen Raiであります


ってなWat Benchamabopitの前のホーカー(?)で売っしたパイナップルを買て(これはうまかった)とりあえずChao Phya Riverの方角と思われる方向に歩き始めたんす.

途中でバス停がありしたボケーッ停留所にありやす地図を見したら学生らしきチャンニーその地図上を指さして今はここだよとタイ語で言てるように思えましたそれでここに行きたいみたいに身ぶり手振りで話しすと(このチャンニーは英語がでけへん模様)なんだかよー解りませんが次に来たバスに押し込まれてしまいしたその中で切符売りのおばはんとなんだか話したかと思うと次のバス停で降り,以後延々と歩き始めした付いてくるように手招きするので付いていったんすその歩く速度の速いこと速いこと何回も見失いそうになったっす.

んで結局着いたがChao Phya Riverの船着場ついにTHB7(実際はTHB8らしく,船の中の検札で切符売りのおばはんに請求されたみたいなんすそのチャンニーが出してくれたっす)を出してラッシュ状態の高速水上バス(?)に乗ることになりましたこれは客室に入らへんかったら,川に落ちそうになり結構恐いっす.ただ混んどったんで,中程に立っとる分には落ちる事はなさそうでしたが.このチャンニー,目指しとったOriental Hotelの船着場はそこそこを見ていれば解るよみたいな事を言い残して途中で降りてしもーたんす.自分の帰宅ルートを変えてまで我々を案内してくれしたんで,本当に助かったっす.なかなかええ経験じゃわ.Wat Arunもキレーに見えやしたしぃ….

暁の寺
Wat Arun 

結局18時過ぎにOriental Hotelに行きまして次の日のAyutthayaツアーをブッキングしたっす.でも入れたはツアーデスクまでOriental Hotel内はサンダル履き禁止っつーことで入れて貰われへんかったっす.世界一のホテルとはどんなモンか見てみたかったのに…

Mai Pen Raiっすかねぇ?


あとお馴染みの観光地についてちょっとずつ

AyutthayaツアーはTHB1,400もしてしまいした最初は電車で行って船で帰ろうとししたがちゃんと間違いなく本数の少ない電車に乗れるかどうか不安になり結局白人のじっちゃん・ばっちゃんの多かったWorld Travel Serviceのツアーに参加することにしたんす.後から知ったことなんすが,THB 1,400も出すのであればタクシーをチャータした方が安くて自由度があったかも知れんす.このツアーは,王宮と有名なWat Phra Sri Sanphet更にはBang Pa-in Pallaceにバスで訪れ(2時間)帰りはOriental Queen号っつー船でChao Phya RiverをOriental Hotelまで昼食付きで下ってく(4時間)っつーモンでしたっす.自分の撮った写真の中でこのAyutthayaでの写真が最も良くできたものだと思ったっす.つまり絵になる場所っつーこと

アユタヤ
Ayutthaya 

Kanchanaburi(カンチャナブリ)ツアーも結局THB1,300のWorld Travel Serviceのツアーにしてもーたっす.Kanchanaburiは映画「戦場に架ける橋」で有名なKwai River (クワイ川)の鉄橋を見に行くツアーですKwai は“クワイ”ではなく“クゥェ”と発音するんや,っガイドはんに言われたっす.このツアーはJEATHJapan England Australia&America Thailand Hollandの頭文字を取って“死(death)”に掛けた名前)戦争博物館とKwai 川鉄橋とを見学し,更にその鉄道そのものに乗ってミャンマーの国境付近まで行くモンやっっす.途中Australiaを思わせる赤土にタピオカが沢山栽培されているトコを見ることが出来たっす.っつーか列車から見える風景はそれくらいでしたわぃ(笑).帰りに非常によく整備されていた戦死者の為の外人墓地にも寄ったっす.バスに乗っている時間は往復で4時間くらいやったかな?

外人墓地
Cemetery 

唯一シータクで回ったがFloating Market(水上マーケット)という船上でモノを売買する市場とRose Gardenという庭園(?)でしたっす.Holiday Innのベルボーイに頼んでシータクを呼んで貰い(最初はホテルのリムジンをTHB4,000でどないや?って言われたんすがね一日乗ってTHB1,500でしたっす.Floating Market船のチャータ代はTHB500でしたっす.後にも先にもチップを直接請求されたのはこの船を漕ぐおばはんからだけっす.THB10(約\43)っすけどね

水上マーケット
Floating Market 

Mai Pieng Raiであります


さて,まだまだあるのか

Tuk-tuk話第5弾

この日はSilom通りのRobinsonデパートとすぐ近くのJim Thompsonのお店,更にはPappong(パッポン)通りでの買物に当てたっす.途中象のシータク(?)がおったっけな.ルービはやはりRobinsonが安いっすねぇ.テルホでは小瓶がTHB110普通の酒屋では大瓶がTHB50Seven-Elevenでは大瓶がTHB44.25,そしてRobinsonでは大瓶がTHB40でしたっす.Durianも切り売りしていてグッドグッド.ここはなんと夜中の0時まで開いとるんすねぇ.オレが行った女性下着のセール期間中でした1枚THB50(約\215)以下.もちろん,オレは買うてまへん!!

さてHoliday Innに帰る途中にTuk-tukを拾んすが,運ちゃんが「Holiday Innまでふぃふてぃんだ」っつーので「OK!!」と言っけてもらいしたところがホテルでTHB15を渡そうとするとTHB50札を取り出し,「NO!THB50!」と言うではありませんか昼間にBangkok中をTHB10〜20で移動しとったんで,即座にこりゃ高い!と思うたんすよねぇ.散々ごねた末に,policeを呼ぶか,テルホのmanager on dutyを呼ぶかっつー騒ぎになったんす(この額で…(笑)).オレの心理と致しましては「額は低いがここで折れるとこいつは更にこれからも日本人をカモにし続ける.やはり,ここで一発…」ってな感じでしたっす.ところがmanager on duty(若い女性す)と長々と話しにこのちゃんは帰ってしまいした.ベルボーイによると長く待つなら次の客を拾った方がええとか

あとで解ったことなんすがあの距離だとTHB30〜40くらいが相場今まで安く乗っとったんわ,色々なお店に連れて行かれていたからや,っつー事みたい.ということは…悪いことしたなぁ(涙).あのちゃんこそ真面目に働いとった人かも知れん

(自分に)Mai Pieng Raiでありやす(懺悔).


この旅行での1回の食事代は屋台で概ねTHB20〜40デパート等で食料をて帰ってTHB100〜150,フツーのレストランでTHB250〜300ホテル内のレストランでTHB1000くらいになるかな?


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