Reykjavik / レイキャビク



レイキャビク周辺

レイキャヴィークはアイスランドの首都で、総人口の38%強の101,000人がここに住む、国の政治、経済、文化の中心地である。1986年、東西サミットとして、レーガン/ブルバチョフ会談がこの街で開催され、一躍世界に名を馳ぜることになったが、何故ここがサミットの場として選ばれたかは、レイキャヴィークがワシントンとモスクワの丁度中問に位置するからだといわれる。レイキャヴィークとは元来、「煙たなびく湾」という意味だが、これは、アイスランド最初の移住者、インゴルヴ・アルトナルソンが上陸前、近郊の温泉から吹き出る湯煙を炎の煙と間違えてつけたからと言われる。しかし、このネーミングとは大違いに、ここにはスモッグなどは欠けらも無い。全家庭の暖房が地熱利用の給湯で賄われるなど、天然の地熱を最大限に利用した最上のクリーンエネルギーシステムにより、全く汚染されていない、フレッシュな空気がたまらなく魅力的な、美しい近代都市…それがレイキャヴィークだ。しかし、9世紀に遡るアイスランドの歴史の中で、レイキャヴィークは、18世紀の後半になってから発展した歴史的には新しい街である。1776年に市制がひかれたが、その時の人口は僅か170人であったこと、アイスランド大学が設立された1911年でも、12,000人であったことを考えたとき、その後の発展は驚異的でもある。市街は整然とした町並で、緑やレンガ色の屋根は色彩に富み、極北の街のイメージから来る先入観とは対照的に明るい、美しい街である。アルシングと呼ぱれるアイスランド国会を筆頭に、最高裁判所、国立劇場、大学、国立博物館など主だった施設はすぺてレイキャヴィークに集中している。人口10万余りのレイキャヴィークば恐らく世界で最も人口の少ない首都てあるが、行政、文化、経済、娯楽などの面でも世界のどの大都市にもひけを取らないが故に「驚異の都」として称賛されている。冬季には、毎月30回にも及ぶコンサート、10作前後のドラマやオペラ、展覧会などが開かれ、芸術の都でもある.


ESC Home Pageへ Iceland Pageへ Scedule Index Pageへ Map Indexへ