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本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。
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界各国のお袋の味
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ミャンマーのお袋の味
ハンガリーのお袋の味
スリランカのお袋の味
ギリシャのお袋の味

今週は、もうすぐやって来る母の日にちなんで世界各国のお袋の味をご紹介します。
 
1日目は....
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落としちゃいました。

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2日目はミャンマー料理
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今日はミャンマーです。

ミャンマーは日本の2倍ほどの面積を持つアジアの国で、 その周りをタイ、中国、インドという食の豊かな国々に囲まれています。 その為、地域によって料理のティストが違っているそうです。

例えばタイの国境近くのエリアならタイ料理のエッセンス、インドの国境付近なら インド料理のエッセンスが入っているという風に、すぐお隣りの国の影響を受けている というのが特長なんだそうです。 そんな中から今日選んだエリアは、ちょうど中央に位置する マンダレー?地区のお袋の味です。

マンダレーは王宮のある街なんです。日本で言うと京都のような街で、 碁盤の目のように区切られているのも京都と似ています。料理に関してもそうなんです。 と言うのは味付けが薄味なんですって。京料理のように上品なんですね。

王宮の街ですから家庭で作られる料理は宮廷料理がベースになっています。 代表的なのは”カレー”。タイやインドの影響が現れているようなんですが、 マンダレーのカレーは大量のタマネギをことこと煮込んで作ります。 具はチキン、ポーク、魚など様々なんですが ルーが少なくて具がたっぷり入っているのが特長と言えます。

お母さんたちはほぼ毎日カレーを作って食卓に並べるそうです。 またお茶受けとして良く食べられているものに、 ”ラペットゥ?”というものがあるんです。 これは湯通ししたお茶の葉を発酵させて、揚げたナッツやニンニク、塩などを掛けて 食べるんだそうです。ナッツのかりっとして食感とお茶の葉の香ばしさが入り交じって くせになりそうな味なんですって。栄養価も優れています。

ここで使うお茶の葉はもちろん食べるための葉っぱです。日本でも食べるお茶というのが ちょっと前から出回っていますけども、ミャンマーには昔からあったんですね。 材料の分量などで家庭の味が決まるそうです。これは日本で言うところの お漬物のような感覚なのでしょうか。 ラペットゥはまさにミャンマーのお袋の味なんですね。

今ご紹介しましたマンダレーの料理が食べられるお店は新大久保にあります。
お店の名前は”ヤッタナー?”。こちらはJR新大久保駅から徒歩2分くらいの所にあります。 営業時間はお昼の12時〜夜10時30分ラストオーダー。年中無休です。 エスニック料理がひしめくエリアにありますけれども、 その中でも一際目を引く店構えです。

店内はミャンマーの装飾品などが飾ってあって、雰囲気も楽しめるという事です。 ミャンマー料理専門店”ヤッタナー”、電話番号は 03-3361-1349 です。

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3日目はハンガリー料理
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今日はハンガリーです。

ハンガリーはヨーロッパの中でもアジア系の民族が多く住む国なんです。 今から1,000年以上前、遊牧民族が色々な国を転々とした後にハンガリーに住みついたのが そのきっかけと言われています。遊牧民たちは大きな鍋に野菜や肉 そして自然の中で採れるパプリカを放り込んで、火にかけてから出掛けていったそうです。

で、仕事から帰ってからそれがいい具合に煮込まれていて食べ頃になっている という事なんです。 これがハンガリー料理の原点、今もダイナミックな煮込み料理が基本なんです。

先ほどパプリカを入れたと言いましたけれども、ハンガリーがパブリカの原産国なんです。 粉末状のものは日本でもポピュラーなんですが、ハンガリーの人たちは 生でも食べるそうです。 ハンガリーの人にとってパプリカは日本人にとってのお味噌や醤油と同じ感覚 だという事です。

ですからお料理にはたっぷりとパプリカを使って家庭の味は パプリカの分量によって決まってくるそうなんです。 またハンガリーは寒い国です。その寒さをしのぐ為にラードを良く使うんですって。 ですからラードとパプリカの風味が溶け合って、コクがあるけれどもあっさりした味に 仕上がっています。さらにサワークリームも多用するので舌触りも滑らかなんです。

代表的なメニューはビヤーシュというお肉、野菜、パプリカを煮込んだ料理です。 まさに遊牧民の食べていた物を受け継いだ料理ですね。パプリカをたくさん入れれば 軽くなって少なければマイルドになります。お母さんはパプリカの入れ方で 自分の味を作りだすそうです。

このビヤーシュを始めとしたハンガリー料理が頂けるお店が自由が丘にあります。
キッチンカントリーというお店なんですが、オープンしておよそ40年。現在お店を守るのは 2代目のご主人です。先代がハンガリー出身の方から教わった家庭料理を 今も同じレシピのまま作り続けてらっしゃいます。ビヤーシュの他、パプリカ入りスープで ロールキャベツを煮込んだトルトットカプスター。それからチキンのパプリカ煮込みの チールゲパプリカ?も旨味しそうですね。色々なハンガリー料理が頂けます。

ランチにはハンガリーの名物料理を組み込んだミニコース、こちら\1,950のお手頃?価格の コースもあります。そして5月〜9月にかけてはさくらんぼのスープという 非常に珍しいスープも用意されてます。

キッチンカントリーは自由が丘駅正面口を出てすぐ右の自由が丘デパートの3Fにあります。 電話番号は 03-3717-4790 です。営業時間は11時〜夜10時。ラストオーダーは午後9時です。 そして毎週水曜日がお休みです。 自由が丘のショッピングがてら出掛けてみるのもいいかも知れませんね。



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4日目はスリランカのお袋の味
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今日お話するのはスリランカのお袋の味です。

スリランカの料理は実に複雑な経緯を経てまして、今の味が完成したそうなんです。 と言うのも、小さな島であるスリランカは元々インドの影響を受けていましたが、 アラブの商人たちが宝石を掘りに来ていた為に、そこに中近東のエッセンスが 入り込んだんです。

その後、ポルトガル、オランダ、イギリスの3カ国に次々と支配されて 色んな国の食文化が入り込みました。 つまりインド料理をベースに、アラブ、ポルトガル、オランダ、イギリスの料理が 交じり合ったという事なんです。

またスリランカには板前制度とか料理学校というものがないので、王宮のような所で 腕を振るっていた料理人の味が、庶民にも広まっていたんです。

料理の基本はスパイスの調合です。インド同様スパイスがスリランカ料理の決め手 なんです。つまりスパイスの調合の仕方によって味も変わってくる訳で、家庭では お母さんがせっせとスパイスを調合して料理を作っているんだそうです。

日本ではご飯が主食ですが、スリランカの主食も何とご飯、それも白いご飯なんだ そうです。それにレンズまめのミルク煮が毎日の食卓には欠かせないものなんです。 そしておかずの代表はやっぱりカレー。と言っても日本のカレーとはまったく違う もので、お肉や野菜をスパイスで煮込んだものをカレーと呼ぶそうなんです。 インドのカレーに近いものでしょう。

で、家庭では何種類ものカレーを並べて、全種類のカレーを少しずつご飯にのせて 混ぜ合わせて食べるのが一般的なんだそうです。 だから混ぜ具合によって味は変化して、色んな味のバリエーションが味わえる そうなんです。

こういったスリランカの食事が体験できるのが、新中野にある”スジャータ” というお店です。

スリランカ出身のアービン・マイル・ジョゼフさんが、今から21年前に始めた スリランカの家庭料理のお店です。ジョゼフさんは年に何度か里帰りして、 色んな家庭の味を食べて、それをお店で再現してらっしゃいます。

オックステールのカレー、スリランカ風焼きビーフン、チキンの砂肝のスパイス焼き、 など、他では出会えない料理もたくさんあります。 さらに地元でも今ではほとんど見掛けない昔の味も中にはありまして、 食事に来るスリランカ出身の方にも大好評なんだそうです。

またお母さんが良く家で作るお菓子ももちろんあります。ヤシ砂糖で作るプリン、 ワタラッパン?、一見日本の羊羹のような形をしたカルドドル?等、素朴なお菓子を 一度は食べてみたいですよね。

4種類のカレーがセットになったカレーコースが\3,500で食べれるんです。 ボリュームたっぷりでお値段抑え目、嬉しいじゃないですか。

”スジャータ”は丸の内線の新中野駅から徒歩5分くらいの所にあります。 営業時間はお昼が12時〜1時ラストオーダー。夜は6時〜9時30分がラストオーダー となっています。お休みは水曜日です。お問い合わせ番号は 03-3380-3960 です。

スリランカと言うくらいですから、お茶も美味しいかも知れません。




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5日目はギリシャのお袋の味
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最終日はギリシャです。

ギリシャはエーゲ海などの海に囲まれたヨーロッパの国ですよね。ところが色んな国に 支配されていた歴史的背景があるために、アジア、中近東など 色んな食文化が入り込んでいるんです。独自の料理というよりは 色んな味が融合しているようです。

海があるのでギリシャではやはり魚介類をたくさん食べるそうです。 味付けに使われるのはオリーブ・オイル、香辛料、トマト。この辺りは イタリア料理と似てますよね。

代表的な料理はご存知ムサカです。 ポテト、挽肉、ナス、トマトソースをかさねて型に入れてホワイトソースを掛けて 固めた料理です。栄養的にもバランスがとれています。 他には羊の肉をケバブ状にしたスブラキ、イカをオリーブオイルで揚げたカラマリなどが 良く食べられているという事です。

中でもギリシャならではの名物と言うと、ドマルテスという物があります。 これは挽肉とご飯を混ぜ合わせたものをブドウの葉の塩漬で巻いた料理。 ちまきに似てますかね。スパイスが効いた旨味しさだそうです。

ところで日本ではご飯にお漬物が家庭の食卓の定番ですが、ギリシャではパンに タルモ?サラダが定番です。 タルモサラダはポテトとタラコをオリーブオイルで和えたサラダで日本でも お馴染みですね。これをパンに塗って食べるのがギリシャスタイル。お母さんたちは 本当に良くこのタルモサラダを作るそうです。 それからフェラー・チーズもパンのお伴として良く登場するんです。 オリーブオイルと野菜をたっぷり使ったギリシャの料理、ヘルシーですよね?

さぁ是非ともこのギリシャ料理を食べてみたいという方は東京のギリシャ料理の代表格 六本木のダブルアックスへ行ってみて下さい。今ご紹介しました家庭料理の他、 ギリシャのレストランで出しているような料理も頂けます。味は多少日本人向けに アレンジを加えていますので、食べやすい筈です。

それからこのお店の目玉はショー・タイム。毎晩8時30分頃からギリシャの歌とダンスが 楽しめるんですが、その際にお客さんはお皿割りが出来るんです。 予め割るためのお皿が各自に配られてまして、ショーが最高潮に達したところで フロアに立って皆んなでお皿を投げます。歌に合わせてガッチャ〜ン、ガッチャ〜ンと お皿が割れる音が響き渡って爽快だそうです。

ギリシャ人は飲んで食べて騒ぐのが大好きだそうです。そんな気質が現れたダンス、 そしてお皿割りを体験すれば、きっと気持ちが晴れ晴れする筈です。ストレス解消にも なりますね、きっと。

ダブルアックスは六本木スクエアビルの隣にあります。営業時間は 午後5時30分〜午後10時30分。年中無休です。お問い合わせ番号は 03-3401-7384 です。

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