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本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。
本ページの情報についてJ-WAVEは何ら責任を持つものではなく、掲載情報により被害を被った場合もJ-WAVEには一切責任がないことをご了承ください(私にも責任取れません)。また情報は放送当時のものであることをご了承ください。

京でGW満喫
海外気分が味わえるイベント
ストレスをいっきに解消
美術展
近場の温泉
旨味しい水を巡る旅

いよいよゴールデン・ウィークスタートしましたね。皆さん予定は決まっていますか? 海外や国内への旅行、帰省など楽しい予定のある方もたくさんいらっしゃるでしょうね。
でも仕事に追われて計画立てるどころじゃなかった!東京脱出もう無理だぁ〜! なんて嘆いている方も多いかも知れません。

そこで今週のToday's Fileでは、そんな貴方のために東京でゴールデン・ウィークを満喫 出来る情報をお送りしていきます。
 
1日目は海外気分が味わえるイベント
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今日は海外旅行の気分が味わえるイベントのご紹介です。

今年は日本におけるフランス年だという事を皆さんご存知ですか?
シュラク大統領と橋本総理が日仏のパートナーシップを築いて友好関係を高めようという 計画の一環です。4月から様々な分野でプログラムが実施されているんですが、 その中でもメインのプログラムとして開催されるのがフランス祭なんです。

アール・ド・ビーブル、フランス流生活哲学をコンセプトに開かれるこのフランス祭、 今のフランスの様々な文化を知る事が出来るんです。

それでは具体的にどんなコーナーがあるのかご紹介していきましょう。
フランスから運ばれてきた動物や木々がディスプレイされたフランスの自然コーナー、 そして22の地方の合計60種類もの郷土料理が味わえるフランスの郷土料理コーナー、 パリの超有名料理学校ル・コルド・ブルーの講師が披露する フランス料理の饗宴が見られるコーナー、そして幻のワインのオークション、 そしてまたフランス料理を食べながら映画の歴史に触れられるカフェ、さらには フランスの馬術を堪能できる乗馬サロンもあるんだそうです。 また桂由美さんのフレンチ・ブライダル・ファッション・ショーもあるんです。

こうやって見るだけでも本当に盛り沢山、ここでご紹介し切れないほどなんです。 様々なブースが出展しています。見るだけではなくて実際に触れてみて 食べてみる事が出来る参加型のイベントとなっていますので、まさに体でフランスを 感じられそうですね。

そして何と!日本におけるフランス年の親善大使である 俳優のジャン・レノがやって来るんです。そうなんです、あのジャンに会えるんです。

さてこのフランス祭の開催期間、4/29〜5/5の7日間となっています。 時間は午前10時〜午後6時まで。但し4/30と5/1は12時〜午後6時となっています。

会場は東京ビックサイト。入場料は前売りが\1,200、当日が\1,400 となっているんですけれども、何と入場チケットの代わりになるフランス祭 特別限定バージョンのSWATCHが販売されるんです。フランスの建物や施設などが 描かれてるんですが、これを付けていれば何度でも入場できるという事なんです。 SWATCHフリークにもこれは耳寄りな情報と言えそうですよね。因みに価格は\7,500です。

それからあのジャン・レノが来場するのは、4/29の午後4時半頃からの予定となっています。 ジャン・レノに是非会いたいという方、それからフランス料理を食べちゃいたい そんな貴方、是非行ってみて下さい。

そう言えば今年はフランスでワールド・カップも開催されますよね。 この機会にフランスを知っておくとより楽しめるかも知れません。 どこかに行かなくても東京には沢山楽しめる場所があります。

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2日目はストレスをいっきに解消
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今日はストレスをいっきに解消できる場所をご紹介しましょう。

日頃溜まったストレス、お休みのうちにスッキリとさせてしまいたいものですよね。 人によって色々と解消法あるんでしょうけれども、思いっきり声を出すというのも効果的 なんじゃないでしょうか。

そこで今日ご紹介するのが、絶叫マシンです。

横浜の八景島シーパラダイスに4月23日に登場した絶叫マシン、ブルーホール。 垂直落下型のスリルライド、つまりタワーのてっぺんまでずぅ〜っと昇っていって そこから一機に急降下するあのマシンの事なんですね。日本にも既に何ケ所かの遊園地に あるんですけれども、このブルーホール、タワーの高さが世界一なんだそうです。

何とその高さは107m。これはどの位かと言いますと、長野オリンピックの ノーマル・ヒルのジャンプ台と同じ高さなんです。ビルに換算すると35F。 これまでブラジルの87mのスリルライドが世界一だったんですけれども、 それを遥かに上回っています。

てっぺんまで昇るとランドマークタワーとか東京湾などが見渡せるそうなんです。 でもその素晴らしい景色にみとれていると突然イスが落下するんです。下までの落下時間 たったの4秒です。125km/h程の速度で100m下まで落下していくんですね。 眼下に広がる海にまさに吸い込まれるように落ちて行く。 考えただけでドキドキしてきますよね。

しかもこのブルーホール、フェイントドロップという仕掛けがあるんだそうです。 通常の落下型スリルライドは全てのイスがつながっているんですが、 これは4人掛けのイスがタワーの周囲に6機並んでいて それぞれが別々に動くようになっています。

6機のうちの3機がフェイントドロップするという事なんですが、これは急降下した後に 急ブレーキ働いて一旦停止するんですって。 で”アレ?停ったな”と思っていると、その瞬間にまた急降下する。いわゆる 二段落としを体験できるものなんですね。

それから夜にはタワーがライトアップされるんですが、スタートと同時にパッ とライトが消えて真っ暗になるんです。そして上昇していくイスを追いかけるように 下からスポットライトが照らされていきます。ところがてっぺんまで行ったところで また真っ暗になってしまう、そんな光による演出もあって、昼と夜では違う恐さを 味わう事ができます。

世界一の高さを誇るブルーホール、絶叫できる事間違いなしです。 お休みが明ける前に是非ストレスをぜぇ〜んぶ解消したいという方お試し下さい。 そしてそんなスリル味わった後、水族館が待ってます。かわいいお魚たちが心を癒して くれそうですね。

横浜・八景島シーパラダイス、お問い合わせは 045-788-8888 です。
電車でも行けるですけれども、横浜みなとみらいの光桟橋からも船が出ています。 のんびり船に揺られて行くのもいいかも知れません。

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3日目は美術展
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今日は美術展をチェックです。

芸術の秋、な〜んて言いますが、陽気に恵まれてまとまったお休みが取れるゴールデン ウィークもアートに触れる絶好のチャンスなのではないでしょうか。 仕事に追われて心のゆとりをなくしているなら、この機会にゆっくり芸術観賞してみては いかがでしょう。思い立ったらすぐに行けるお薦めの美術展ご紹介しましょう。

まずはメルヘンチックで幻想的な展覧会からです。

ムーミンと白夜の国の子供たち〜北欧の絵本3人展〜。
あの愛らしいムーミンはフィンランド生まれなんです。私はムーミンは カバがモデルだと思っていたんですが違いました。 北欧の神話に登場するトロールという森の妖精をモチーフにしているんですね。

作者のトーベ・ヤンソンはそのトロールをムーミン谷という空想の社会に描き出しました。 この展覧会ではこのトーベ・ヤンソンの他に、子供たちや草花を繊細なタッチで描いた スウェーデンのオッティリア・アーデルボリ、故郷の自然とそこに住む人々の心を 絵本に封じ込めたドーレアン夫妻、この3人の絵本作家の原画など およそ180点を展示しています。

北欧というのは神話と伝説がたくさんあります。森と湖が豊富な白夜の国々ですから 神秘的で幻想的な物語や絵本が生まれるのではないでしょうか。 崇高な気持ちにきっとなれるこの展覧会、5月10日まで開催されています。 会場は新宿・小田急百貨店の11F、小田急美術館です。

さてもうひとつ、今空前のブームになっている写真の展覧会です。

メディア・ローグ 日本の現代写真'98。メディア・ローグというのは、 メディアとディアローグを組み合わせた造語だそうです。つまり新しい表現手段を取り入れて メディアと密接に関わりながらどんどん発展していく写真を意味しているんです。

実際今は写真ブームで、プロだけではなく一般の人たちも 写真に興味を持っている人たちも多いですよね。 普段何気ない生活の中で言葉や気持ちを表現するかのように手軽にどんどん 写真を撮っている訳なんですが、この展示では写真に今何が起こっているのかを 考察しているんです。私たちが撮っている写真、ここでひとつ写真の持つ意味合いを 考えてみるのもいいのではないでしょうか。

会場にはこの展示会でしかないプリクラも用意されています。お友達と記念に是非どうぞ。 恵比寿ガーテンプレイス内にあります東京都写真美術館で行われています。 会期は5月24日まで。因みに5月2日の午後3時からは出展作家の方々によります 無料の講演会も予定されています。

どこかに出掛けなくても、ここ東京にいても結構、心の洗濯できるんですよね。 今日あたりアートで心をリフレッシュしてみてはどうでしょうか。



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4日目は近場の温泉
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今年は不況も手伝ってか旅行をひかえているという方もいらっしゃるようですね。でも せっかくのお休みです。どこかに行きたいと考えてる方もいらっしゃるのであれば、 日帰りの温泉旅行はいかがでしょうか?お薦めの宿ご紹介しましょう。

近場の温泉というとどこを思い浮かべるでしょうか。箱根でしょうか それとも熱海でしょうか。でももっと近いところがあるんです。 何と東京都内に温泉があるんです。

今日お薦めするのは奥多摩の松の湯温泉。

山の中を多摩川がゆったりと流れて、まさに美しい自然がそのまま姿を残しているのが 奥多摩です。そんな絶景を眺めながら多摩川を逆のぼっていくと 松の湯温泉に到着するんです。多摩川の上流の渓谷にある松の湯温泉。 ここには宿は一軒しかないんです。 つまりこの宿を訪れる事が松の湯温泉を訪れる事になるになるんです。

宿の名前は水香園(すいこうえん)。昭和元年創業の老舗の旅館です。3,800坪という 広大な敷地の中に、本館の他離れが9棟あります。これだけの大きさを誇る旅館は そうそうないですよね。

それぞれのお部屋から庭園の緑、奥多摩の自然を眺める事ができるんです。 それで温泉はというと何と敷地の中に湧き出ているんです。 ですから松の湯温泉には一軒しか宿がないという訳なんです。

泉質の方はアルカリ性の陽泉。神経痛、皮膚病、胃腸病などに効果があるそうです。

その温泉をたっぷり引き込んだ大浴場から、多摩川、 それを囲む大自然を堪能できるんです。 庭園の眺め、こちらも見事なんです。季節毎に咲く花を観賞しにここにやって来る方も 多いそうなんです。今はつつじが満開で、これを見るだけでも来たかいがあったと 思える筈です。

それから夏には蛍が飛び交うんですって。闇を美しく演出してくれそうです。 ただ残念ながら5月10日まで、宿の方は満室です。ゴールデン・ウィークの宿泊は 出来ないという事なんです。

でも嬉しい事にここ、日帰りの湯としても利用できるんです。 お昼は宿を開放していて、会席料理をオーダすれば入浴料をサービスしてくれるそうです。 お料理の方は山菜などの山の幸をふんだんに使った優しい味です。 旨味しい食事を頂いて、ゆったり温泉につかって、お部屋で一休み。もう宿泊しなくても 充分宿の素晴らしさ満喫できそうです。

因みにお食事代、\6,500〜です。原則として入浴はお食事の方だけのサービスですので 事前に必ず予約をして下さい。ゴールデン・ウィークが過ぎてから泊まってみたいという方 早めの予約お薦めします。5月の週末、もう一杯という事です。6、7月を狙ってみては いかがでしょうか。宿泊料は一泊二食付で\18,000〜です。

松の湯温泉・水香園へは、 電車の場合ですとJR中央線・立川駅で青梅線の奥多摩行きに乗り換えて 川井駅で下車して下さい。駅から歩いて5分くらいです。立川駅から川井駅へは およそ1時間です。 それから車の場合、中央自動車道の八王子ICから国道16号そして411号に入ります。 この411号線沿いに宿はあります。

近くには御岳山や美術館など見どころもたくさんあります。行き帰りに立ち寄ってみても いいでしょうね。のんびりお湯に浸かって疲れを取る日帰り旅行を今日はお薦めしました。




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5日目は旨味しい水を巡る旅
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今日は東京の旨味しい水を巡る旅の提案です。

一般的に東京の水はマズイ、おいしくない、なんて言われていますよね。確かに環境問題が 取り沙太されていて、東京のような都会の水が汚れているのは仕方のない事 なのかも知れません。
でもちょっと待って下さい。それは水道水の話です。

実は東京には旨味しい天然水、湧き水があるんです。しかも23区内にあるんです。

目黒区の目黒不動尊、りゅうご神水と呼ばれる水、それがそうなんですね。 じかく大使?が”とっこ(どっこしょ?)”という用具を投げたところ、この水が 湧き出たという伝説が残っているんです。

以来1,200年以上に渡ってこの水は枯れたことがないそうなんです。りゅうご神水、 境内の池に滝のように注いでいますので、滝は”とっこの滝”と呼ばれています。 池のわきには水汲み場がありまして、容器持参で水を汲みにくる方がいらっしゃるそうです。 伝説を知るとよりありがたみが分かってくるような気がします。

もうひとつ。 寅さんでお馴染みの柴又帝釈天、こちらにも何と湧き水があるんです。

帝釈天は日蓮宗のお寺だという事ご存知でしょうか? 実は帝釈天が出来るずぅ〜っと昔から、ここには”ずいりゅうの松?” と呼ばれる松があって、その根元から水が湧きだしていたんだそうです。 それを発見したのが日蓮上人。水が流れるのを見た日蓮上人はこの地にいろりを作りました。 それが後に帝釈天となったんですね。

寅さんのセリフに”帝釈天で産湯を使い〜”というのがありますよね?ひょっとしたら 産湯というのはこの水のことかも知れません。

目黒不動尊と柴又帝釈天のご神水、両方ともおいしく飲む事ができます。 東京のしかも有名な地に湧き水があったなんてけっこう驚きですね。但し念のために 家に持ち帰ったら煮沸しましょう。それとお賽銭もどうぞ忘れずに。

最後にもうひとつ、水にまつわる名所をご紹介しましょう。
様々な文士を生んだ街、文京区・本郷。ここで過ごした作家の一人に”たけくらべ” の作者、樋口一葉がいます。一葉は20才前後のおよそ3年間の歳月をこの本郷の菊坂で 過ごしました。この菊坂というのは東大・赤門の西側にある坂。そこからちょっと入った 狭い路地に、一葉の旧居跡があって、そこに当時使っていたという井戸が残っています。 昔のままではないんですけれども、今でも井戸が残っているんですね。

井戸自体、今の東京ではほとんど見掛けることありません。その姿だけでも貴重だと 言えます。 水は飲むことは出来ませんけれど、水を巡って文学ゆかりの地を訪ねてみるのも 粋なものです。近くには樋口一葉の記念館もあります。この旧居跡、 ちょっと分かりずらい場所にあるんですが、表示板がありますので 注意しながら歩いてみて下さい。

普段何気なく私たちは水を使っているんですが、こうして改めて水を見つめてみると、 いかに大切なものが認識できると思います。 東京でこんな小さな旅をするのもGWの有意義な過ごし方ではないでしょうか?

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