本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。 本ページの情報についてJ-WAVEは何ら責任を持つものではなく、掲載情報により被害を被った場合もJ-WAVEには一切責任がないことをご了承ください(私にも責任取れません)。また情報は放送当時のものであることをご了承ください。 |
気象予報士 | ||
通関士 | ||
地味でも確実な資格 | ||
CPA米国公認会計士 | ||
趣味のライセンス |
このSingin' Clockで、何気なく耳にしたのがきっかけで、人生がガラッと変わってしまった
な〜んて事がもしかしたらあるかも知れませんよね。
1日目は気象予報士 |
![]() |
1日目の今日取り上げるのは、ここ数年話題の気象予報士のライセンスです。これは皆さんご存知の通り、1994年、今から4年前に誕生した新しい資格ですよね。 気象庁のデータやアメダス、ひまわり等の観測データを判断して独自の天気予報を 発表できる国家資格です。以前は天気予報というのは気象庁の独占事業だった訳ですが、 法律が改正されて極地的なものに限っては民間で予報を出す事が可能になりました。 その予報する人の資格という事なんです。
この資格をGETする為には、もちろん幅広い気象に関する知識が必要です。 年2回1月と8月に行われる試験には筆記と実技がありまして、 筆記では気象現象や大気の構造などの知識をテストします。 そして実技ではデータを見て実際に予報を立てたり、 台風など緊急時の対応の仕方などがテストされます。
その内容は相当難しくて、以前現役のお天気キャスター 森田さんが一度落ちた事があるというくらいの難関です。
試験を主催する気象業務支援センタのお話しでは ”ここの講習会を受けて自分でも熱心に勉強して、それでも普通は3回くらい受験して やっと合格するもの”だそうです。
でも、その難関を突破すれば未来への階段は大きく開かれます。お天気キャスターとして TVやラジオにデビューなんて事も出来ますし、天気に関するコンサルティングの仕事も あります。それからレジャー施設や農業関連など、天気に左右される業界からのニーズも 多いですし、教育機関の講師の道も開かれます。
で、実は私もこの4月からこの勉強を始めようと思ってます。 気象予報士の通信教育コースがあるんです。学校に通うというのはなかなか大変ですから、 通信講座にしようと思ってるんですけれども、でも先ほども言いましたように この試験の実技はかなり難しい。
でもこの通信講座ではスクーリングを準備してくれてるという事なので、ちょっと安心して できるかなと思っています。忙しいからなぁ〜と思っている方は、この通信講座を お薦めします。
気象予報士の試験や講習に関するお問い合わせは、気象業務支援センタ 03-5281-0440 です。
2日目は通関士 |
![]() |
不況だリストラだと、なかなかハードな今の世の中の日本で元気で自信を持って 仕事をしていくための自己防衛、それがライセンスです。 そこで今週は、今そしてこれから注目の資格をピックアップしてお届けします。今日2日目は、あまり耳慣れないんですが、通関士という国家資格をピックアップします。
通関士というと、この言葉自体がインテリア・コーディネータとかアロマテラピスト なんていうのに比べるとちょっと地味な印象なんですけれども、でも実はこのライセンス、 これから益々需要が増える仕事として大注目されてるんだそうです。
一体どんな資格かと言いますと、一言で言うと通関業務のスペシャリストです。
つまり海外から輸入される品物あるいは日本から輸出される商品が 税関を通過するのに必要な通関の手続きを商社などに代わって行う、 その為の専門業務の資格です。
ご存知のように今や日本国内には、あらゆる国から輸入された商品が溢れていますよね。 化粧品にしろオリーブオイルにしても洋服それからスノボの板なんかにしても、 そうした外国からの輸入品はすべて日本の税関を通って入ってきてる訳なんです。
で、そこには複雑な書類上の手続きが存在します。それを専門的な知識で処理するのが 通関士です。輸入、輸出、国境を越えた物の往来が増えるに従って、 この仕事の需要は年々高まっているという訳なんです。
この資格を取れば通関業者で働く事ができるのは勿論なんですけれども、例えば保険会社や 銀行でもその知識を役立ててキャリアアップできるんです。
と言うのは貿易の貨物を輸送する際には必ず保険を掛ける訳ですから、 その為には通関の知識があった方がいいんです。また外国為替を扱っている銀行でも、 この手の知識があった方が仕事がスムーズです。さらに同じ会社の中でも こうした資格を持っていれば普通の事務職から海外との交渉のような、 やりがいのある部署に配属される、そんな可能性だって出てくる訳なんです。
会社によっては資格手当てがお給料に上乗せされるなんてところもあるようなんで、 転職のためのツールとしては勿論、今の会社でさらにキャリアアップを狙うという方にも 有効な資格なんです。
因みに通関士の試験は年に1回10月に行われます。各国の関税法それから手続きの方法 などについて筆記と実技の2つでテストされます。
気になる合格率なんですが、16.3%、かなり難関ですけれども、専門のスクール それから講座もありまして、期間は大体1年間、集中して勉強すれば 望みは結構あるようです。
個人輸入にハマッてるという方には特に適性ありそうですし、 挑戦してみる価値はありそうです。
スクールたくさんあるんですが、ひとつご紹介しましょう。ヒューマン・アカデミー渋谷。 お問い合わせ番号は、03-5456-1010 です。
![]()
3日目は地味でも確実な資格 |
![]() |
毎年4月を前にしたこの時期になると、 何か新しい事にチャレンジしたい新しい知識を身に付けたいという思いで たくさんの人が資格獲得のスクールや講座の門を叩きます。 が、今年は特に真剣さが違うという話があるんです。インテリアコーディネータとかフラワーアーティストとか横文字のおしゃれなイメージの ライセンスだけではなく、医療事務とか昨日ご紹介しました通関士とか、 地味だけれども確実に仕事に結び付く、そんな資格に注目が集まっているんだそうです。 これも先行き不安な日本経済の影響なんでしょうかね。
さて今日取り上げるのも、そんな着実なライセンスです。特にオフィスワークのプロとして 周りからも、そしてお金の面からも認められる存在になるためにGETしたいのは、 まずはシステムアドミニストレータ。通商シスアドと呼ばれています。
これは'94年に誕生したパソコンユーザを対象にした初めての国家資格なんですが、 今やパソコンはオフィスの必需品です。でもこれを完璧に使いこなせるかと言うと、 ”ちょっとね〜”という人が多いのが現実ですよね。
つまり単にワープロが打てる、表計算が出来るという事ではなくて、 トラブルの処理も出来るし、システム全体を理解している、その証明となるのが このシスアドのライセンスになります。
この資格があれば例えば派遣社員として働く時でも有利になりますし、 会社の中でも特別手当てが付く場合があるそうなんです。
基本的にパソコンの知識が既にあるんだったら講座やスクールに少し通うだけで GET出来そうだという事もありまして、今OLさんの間では話題なんですって。 とりあえずキャリアアップをここから始めてみるのも良さそうです。
このシステムアドミニストレータ、お問い合わせ番号は主催団体の日本情報処理開発協会 03-3591-0421 です。
それから同じ会社の中でも興味がある部署に異動したい、 特に海外との取引に関わってみたいと思うんだったらTOEICです。 英語能力を判定する資格というのは英検とかTOEFLなど色々ありますよね? 学生時代受けた方もいると思いますが、 ビジネスとして英語を使いたかったらTOEICの点数がポイントとなります。
実際、外資系企業のほとんどが求人にTOEIC 700点以上という条件を付けてますし、 一般の会社でも貿易部門、海外交渉部門への転属は、この試験の点数を 目安にしているところが多いそうなんです。
海外旅行に不自由しない程度の英会話が既にOKだったら、次の目標はTOEIC 700点以上、 なかなか大変かも知れませんけれども、 頑張ればオフィスの中でも一躍輝く存在になれる事受け合いです。 お問い合わせはTOEIC運営委員会、0120-40-1019 までお願いします。
ガソリンスタンドで働いていた私の友人も危険物取扱責任者という資格を取って、 その結果キャリアアップしたんです。 会社に入って仕事に慣れたら、やっぱり自分をブラッシュアップしたくなりますよね。 そこで今や地味だけれども、しっかり、着実に物になるライセンス欲しいところです。
他にも秘書検定、銀行業務検定、年金数理人?、調べると本当に色々あるんです。 自分の適性とヤル気と相談して、この春からスタートさせてみてはいかがでしょうか?
4日目はCPA米国公認会計士 |
![]() |
今日ピックアップしますのは、そう簡単な資格ではないのですが、将来有望、評価絶大、 特に国際社会でバリバリ仕事をしていきたい という夢を持っている人の間で注目のライセンス、CPA米国公認会計士です。これはその名の通りアメリカで公認会計士として仕事をする為の資格なんです。でも これを取得しても日本で公認会計士の仕事ができる訳ではなく、もちろん試験も すべて英語だし、テストを受ける場所もアメリカ国内、 本当にアメリカだけで通用する資格なんです。
それなのに何故このCPAを受ける日本人が増えているのかと言いますと、答えはズバリ! 金融ビックバンに備えての事なんです。
今後ビジネスは益々国際化して、金融業界でも外資系企業の仕事が増えるのは皆さん ご存知の通りです。 またこれから国際社会では会計ルールの世界標準化が行われる事になってまして、 その基本となるのがアメリカの会計基準なんだそうです。
となると 日本の企業でもアメリカの会計知識がおおいに求められるようになるという訳なんですね。
今は大きな金融会社がバタバタと倒産してるような時代です。 より高度な国際的に通用する資格を取って 自己武装しようというビジネスマンが増えてるんです。
中でもこのCPA米国公認会計士は注目株です。 外資系企業、金融系商社さらに海外との取引部門を持つ日本企業でも、 この資格を持ってる人は引っ張りだこ状態になるようです。
さて試験の内容ですが、さすがにハイレベルです。 すべて英語で勉強しなければなりません。ここでもう挫折してしまいそうですが、 とりあえず勉強を始める上では、英検2級レベルであればOKだそうです。
このCPA取得の為の専門学校がここ1年でいくつか開校してるんで、まずはそこに入学して 勉強を始める...大体1年ほど集中して勉強するシステムが一般的で、ビジネスマンの為に ほとんどの授業をウィークエンドに設定しているところが多いそうです。 またこういう学校では受験の為のツアーも用意してまして、アメリカの試験会場まで 講師が同行、そしてテスト直前までアドバイスするという徹底したケアを行っている そうです。
スクールを1つご紹介します。USエデュケーション・ネットワーク、03-3816-2266 です。 興味のある方は一度お問い合わせ下さい。
![]()
![]()
![]()
![]()
5日目は趣味のライセンス |
![]() |
最終日の今日は昨日までと気分を変えて、仕事に直接関わる訳ではないけれど、 人生を豊かにしてくれる、そんなライセンスを取り上げてみましょう。まずはビア・テイスター。 これは言わばビールのソムリエです。ワインのソムリエはご存知の通り今大人気で、 何だかそのブームに乗るのもちょっとね、という方にはこちらお薦めです。
地ビール工場が全国に増えて、ビールへの関心が高まっているのを受けて 設立されたものなんですが、ビールの味わい方や、味、品質の評価方法、 お料理との相性など幅広い知識を持っている事がポイントとなります。 五感を駆使してビールを評価する、ビール好きなら 楽しみながら勉強できるんじゃないでしょうか?
こちら上、中、初級とありまして、いずれも地ビール協会の会員となって知識を積んで 年2回の試験を受けてGETします。ビールだったら何でもいい なんて言えなくなるかも知れませんね。これは私もかなり興味があります。
問い合わせは主催している地ビール協会にお願い致します。電話番号は、03-3708-1408 です。
そしてもうひとつは、アロマ・コーディネータのライセンスです。
アロマテラピーはもうすっかりお馴染みのリラックス法ですし、 生活の一部になってる方もいると思いますが、そのアロマテラピーの正しい知識をもって、 香りを選んだり調合したりできるプロフェッショナルに与えられるのが、 この資格なんです。
日本ではまだまだ歴史の浅い分野で、現在一般を対象に養成講座を開いて 認定資格を発行している機関は2つあります。
そのひとつは日本アロマコーディネータ協会の主催するもので、12回の講座を終了すれば 認定試験を受ける事ができるようです。オイルの知識、それを使ったマッサージ方法など、 アロマテラピーの基礎から学べるコースです。 アロマの香りに囲まれて勉強できるなんて、これは一石二鳥ではないでしょうか?
日本アロマコーディネータ協会のお問い合わせ番号は、03-5269-8681 です。
今紹介しました、ビア・テイスター、アロマ・コーディネータの他にも、 人生を豊かにする為のライセンス、フラワーデザイナーそれから手話通訳などにも 最近は注目が集まってるそうなんです。資格=勉強というよりも、自分らしく生きる為の ツールっていう気がするんですよね。ライセンスを取れた時には資格認定証と一緒に 自分らしさがひとつ見えてくる筈です。
◆オークリーを探すなら!!専門代理店「プレイズ」で◆ ![]()