１日目はチョコレートの始まり

今日はチョコレートの始まりについてです。

チョコレートの原料はカカオなんですが、そのカカオが初めてヨーロッパ人の目に 触れたのは1492年の事です。発見者はあのコロンブスでした。 中米のグアナハ島に到着したコロンブスは、マヤ人から布や銅製品と共にカカオ豆を 渡されました。でもそれを持ち帰る事なく彼はこの世を去ってしまったんです。

そんな彼に代わってチョコレートをヨーロッパに持ち込んだのはスペインの冒険家 エルナン・コルテス。1519年にコルテスは現在のメキシコに当たるアステカ王国で、 王様にチョコレートをごちそうされました。

当時のチョコレート、まだ固形ではなくて飲み物だったんです。 しかもペースト状にしたカカオに トウガラシやトウモロコシの粉を混ぜて水やお湯で溶いた物。これはドロッとしていて 苦くてコルテスには非常に奇妙な飲み物だったみたいです。

でもアステカでは 階級が高い人しか飲めない物。何せカカオ豆は農業の神さまに捧げられるほど神聖で、 まだお金の役割も果たしていたというんです。

で、コルテスは早速カカオをスペインに持ち帰りましたが、あまりにも苦く 旨味しい物ではなかった為に、当初は一般的に受け入れられませんでした。そこで 苦味を抑えて砂糖を加えて甘い飲み物を開発したところ、たちまちチョコレートは 人気者になっていきました。

では固形の食べるチョコレートは一体いつ頃出来たのか？と言いますと、 そのきっかけを作ったのがオランダのバンホーテン。彼はカカオ豆に含まれている脂肪分 つまりココアバターを取り出す事に成功したんです。 ココアバターを取り除いたカカオからは粉末のチョコレートが取り出されて、そうです これがココアです。

そして1847年、イギリスのフライ社というところが、カカオのペーストに バンホーテンが発明したココアバターと砂糖を加えて固めたのが始まりです。さらに スイスのダニエル・ピーターがコンデンスミルクを加えたミルクチョコレートを開発、 その後同じくスイスのロドリフ・リンツが滑らかな旨味しいチョコレートを完成させました。 これが19世紀の終り頃。1世紀前ですね。

現代は本当に多種多様なチョコレートが売られるようになりましたけども、 口の中に入れた時にトロッと溶けて何とも言えない独特の甘さが広がるチョコレート、何度 食べても幸せな気分になりますよね。発見した人、苦労して開発した人に感謝感謝です。

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２日目はチョコレートの栄養学

今日はチョコレートの栄養学です。

女性の大半はチョコレート大好きですよね？
でも太るからという理由で控えてらっしゃる方多いかも知れません。 というか私もそうなんですが、でもチョコレートはとても優れた栄養価を持つ食べ物なんです。

元々カカオはコーヒーや紅茶と共に薬として扱われて来ました。 カカオの原産地である中米には、カカオを使った様々な治療の記録が残されてるんです。

例えば胃腸病には、カカオバター、食用油、かみつれ茶、芥子の種を食べさせるとか、 食欲不振には、しばしの絶食の後、熱いチョコレート一杯、これホットチョコレートですね これに豚の油かカカオバターを一さじ加えて飲む等、カカオを薬草として合わせる事で 色んな病気に効くと書いてあるんです。この食欲不振、今でも効きそうですよね。

また19世紀の半ば、チョコレートの普及に勤めたフランス王室御用達のチョコレート師が、 太れない人はサリュブ？という蘭科の植物の球根の粉を入れたチョコレート、そして 神経過敏な人はオレンジの花を入れたチョコレートが効くとも記してるんです。

でもこれはチョコレートが苦い飲み物だった時代のお話なんです。今のチョコレートは 一体どうなんでしょうか？

チョコレートは100g当りおよそ550kcalと、本当にカロリーの高い食べ物ですね、でも だからこそ大切な食べ物でもあるんです。かつて雪山で遭難したオーストラリアの青年が たった一個のチョコレートと雪だけで、42日間も生き延びた記録が残ってるんです。

最近、フリーラジカルという言葉耳にしますけれども、カカオには 活性酸素を打ち消す働きがあるとも言われてるんです。

そして去年あたりでしたっけココアがブームになりましたよね？その理由は カカオは食物繊維が豊富だからでした。 50gのチョコレートには2gの食物繊維が含まれてるんです。食物繊維は便秘を解消したり、 大腸ガンを予防するといった働きがあります。 現代人の食生活では不足しがちな栄養素でもあるんです。 でもチョコレートで食物繊維を補えるなんて嬉しいですよね？

さらにカカオの食物繊維にはリグニン？という成分が 含まれているんですけれども、これには便通改善、発癌性物質の吸着などの効果も 期待出来るという事なんです。 そしてこのリグニンはカカオの食物繊維にしか含まれていないそうなんです。

甘くて旨味しくてこんなに健康にいいなんて、本当にチョコレートってスーパーデザートの 王冠を与えたいくらいですよね。 でも皆さん、やっぱり食べ過ぎると、ちょっと噴き出物が出てきてしまったり、 太ってしまったりする事もあるかも知れません。ご注意下さい。

３日目はチョコレートの香り

今日の主役は香りです。

最近フルーツとかバニラとか食べ物の香りを閉じ込めた旨味しい香りのオーディコロン、 それから香水が人気になってますよね。甘い香りというのはストレスが溜まった時に いい気分になれますし、リラックスも出来るんです。

そこで登場したのが今日ご紹介します、チョコレートのコロン。チョコレートの甘い フレーバーが楽しめます。これはショコシトラスと言うんですけれども、 そこに入ってるのは柑橘系のさわやかな香り、そしてチョコレートの香りが ミックスされてるんです。

チョコレートの香り、何だか興味あるじゃないですか。物は試しちょっと付けてみました。 今朝付けて来たんですけども、付けた瞬間はまさしくシトラスです。ライムを切った時の 香りなんですけども、それから3時間半ほどたった今の香りは、嗅いでみるとチョコですよ！ チョコの甘い香りなんです。

大体この香りが持続するのはそんなに長くはないと思うんです、コロンですから。 本当に軽い香りで気軽に付けられます。この匂いを嗅いでチョコを想像する、 歩いてる人たちがチョコを想像してくれると、めっけもの、そんな感じでしょうか。

それから最近の傾向としては、カルバンクラインのCK-1を始めとして、ユニセックス物 つまり男性と女性が共有できる香りが流行ってますよね。このコロンもそうなんです。 女性が男性に付けて欲しい、それから自分も一緒に付けたい、そんなタイプのコロン なんです。パッケージの裏にも”男性も女性も惹きつける新しい香り”と書いてあります。

それで、このボトルなんですけど可愛いんです。普通は中身が見える透明のタイプの物 なんですが、これはボトルの色もチョコレート色です。チョコレート・ソースが 出てきそうなボトルなんですが、プレゼントに最適ではないでしょうか？ ”これチョコレートだよ”なんて言って渡して、実はコロン、ウケも狙えます。

このコロン、カネボウから発売されてまして、名前を『ヌーディ・デュアルコロン』 と言います。50ml入りでスプレータイプになってるんです。価格もお手頃\1,000。 チョコレートが苦手な男性にもいいかも知れませんし、普段香りを付けない男性でも 先ほども言いました、軽い香りなんで抵抗なく使えるんじゃないかと思います。

４日目はチョコレート・フォンデュー

今日のToday's Fileでは、とっておきのチョコレートメニューが頂けるお店ご紹介します。 チョコレートを使ったメニューというと、ホットチョコレート、チョコレートケーキとか そういう物しか思い浮かばないんですが、チョコレートフォンデューなるものがあるんです。

これが頂けるのが自由が丘にありますチョコレート専門店ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラ です。本店がパリのサントノーレ通りにありまして、ここはそこの東京店です。

1Fがショップ、チョコレートを売るお店になってまして、2Fがサロン・ド・テ、 喫茶店になっています。独自のレシピで作られた様々なチョコレートメニューが あるんですが、その中でも特に目を引くのがチョコレートフォンデュー。

言わばチーズフォンデューのチョコレート版なんですが、チョコレートにリキュール それからミルク等を加えたものをテーブルで温めながら食べるスタイルは まったくチーズフォンデューと同じ。でも漬ける物がパンの他にフルーツ、スポンジ ケーキと、バラエティに富んでるんです。

フルーツは季節によって変わる事があるんですが、今の季節はパイナップル、キウィ、 パパイア、いちご、マロン、バナナ等々。チョコレートは非常に濃厚な物なんですが、 フルーツの酸味と相まって、これが絶妙の味わいだそうです。

自分で絡めて食べるのは楽しいですよね。癖になっちゃうそうですけれども、これが かなりボリュームがあるそうなんです。 ですからブランチに食べるとか3時のおやつにするとか、比較的 お腹が空いてる時に行って下さいね。

ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラには、このチョコレートフォンデューの他にも チョコレートドリンクやデザートが沢山揃ってます。チョコレート好きには たまらなく魅力的なお店です。

因みにチョコレートフォンデューは2人前からオーダ出来ます。お値段は飲み物がついて 2人で\3,000です。

で、2月14日バレンタイン・デー当日は土曜日なんですよね。既に予約が結構入ってる そうなんです。でもお昼以外の時間だったらまだ余裕があるという事なんで、これは絶対 食べたい！という方は予約をしてからお出掛け下さい。お昼くらいに待ち合わせをして、 それから自由が丘を一通りウィンドウショッピングして、それからの時間を予約するのが いいかも知れません。

ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラ、こちらは自由が丘駅前正面口を出て”はちのや”という 和菓子屋さんの脇を入ったところの右手に白い建物があります、非常におしゃれな風貌 なんですけれども。営業時間は10時〜20時30分まで。ラストオーダは20時です。

お休みは毎週水曜日なんですけれども、14日まではお休みなしで営業しています。 プレゼント買いに行くのもいいですよね。お問い合わせ番号は03-3723-3611 です。

５日目は手作りチョコレート超簡単レシピ

明日は2月14日バレンタイン・デー。彼に渡すチョコやプレゼントは準備万端という方は さておき、何も用意してません困っちゃったどうしよう、という方ご安心下さい。 今日はとっておきの手作りチョコレート超簡単レシピお教えします。

ではご紹介しましょう。
口に入れるとフワッと溶ける一口チョコレートの作り方です。いわゆる ガナシュを作るんですけれども、より簡単にする為に電子レンジを使っちゃいます。

では用意する物からです。
市販の板チョコ100g、生クリーム90cc、バター大さじ2、ココア少々、 そしてチョコレートを固める型です。型は製氷皿とか卵のパック、何でもいいです。 家にあるもので工夫してみて下さい。

では作り方に参りましょう。
まず型にバターを厚目に塗っておきまして、そこへ茶こしでココアを振っておきます。 次に板チョコを包丁で細かく刻みます。刻んだチョコレートを耐熱容器に入れまして 生クリームとバターを加えて電子レンジで、ここが肝心、1分加熱します。 で、電子レンジから取り出してよぉ〜く混ぜて滑らかになったら粗熱を取りますが、 この時点でまだチョコレートが完全に溶けてないようだったら、もう1回電子レンジで 10〜20秒くらい加熱して下さい。

さぁ粗熱が取れたらもう一度かき混ぜて型に流し込みます。そして冷蔵庫に入れて2時間半 くらい固めます。固まったら型から取り出して出来上がりです。型がなくても 絞り袋を使ったりスプーンで取ってぽと〜んと落とすだけでも素朴で素敵なチョコレート 出来上がります。これだったら今晩作っておいて明日には出来上がってますから、 バレンタインデーには間に合います。

さて甘いものが大の苦手という彼には、バレンタインデーに上げる物困りますよね？ そんな彼にはチョコレート入りのカレーを作って上げてはいかがでしょうか？ 今ちょっと疑問の声が上がってる気がしますが、これが激ウマなんです。口に入れた瞬間は かすかに甘味が広がるんですが、その後にカレーの辛さがやって来るんです。

作り方はこちらも簡単です。カレーを普通に作って仕上げにチョコレートを一かけ入れて 煮込みます。それだったらチョコレートが食べられなくても無理なく食べてもらえるんじゃ ないかな。もちろん味にうるさい彼も納得の一品です。 カレーの作り方が分からない、そんな方はお母さんか誰かに聞いて下さい。

それにしても私も手作りチョコレート過去に2,3回作った事ありますが、初めて作った時 すべて材料揃えたんですけれども、失敗を恐れて市販のハート型の大きいチョコに 文字を書くチューブ入りのクリームで、色々と書いて上げたんです。懐かしいやら 恥ずかしいやら。とにかくあんまり気合い入れなくても大丈夫です。貴女の愛情は ちゃんと伝わります。皆さんそれぞれが素敵なバレンタインデー過ごして下さい。

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