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本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。
本ページの情報についてJ-WAVEは何ら責任を持つものではなく、掲載情報により被害を被った場合もJ-WAVEには一切責任がないことをご了承ください(私にも責任取れません)。また情報は放送当時のものであることをご了承ください。

ンジョイ!スノー・スポーツ

スノー・シューイング

ネイチャー・スキー

雪合戦

犬ぞり

テレマーク・スキー


今年に入って東京は雪多いですよね?会社に行くにはちょっとつらい雪なんですけども 子供たちが雪合戦なんかをしてると、混ぜてもらいたくなります。そんな訳で 今週のテーマは『エンジョイ!スノー・スポーツ』です。 雪と一緒に遊ぶ楽しみ方をピックアップしてお届けします。
 
1日目は
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今日ピックアップしますのは雪の上を快適にウォーキングする、スノー・シューイング というスポーツです。

シューと言うのはシューズ、靴の事です。日本には昔から雪が深くて歩き辛い時には ”かんじき”というのがありますけれども、あれの西洋版というか現代版が スノー・シューと呼ばれる物なんです。それを履いて雪山をウォーキングする事を スノー・シューイングと呼んでいるんです。 かんじきと言うと何だか歩き辛い感じがしてスマートではない、そんなイメージが あるんですけれども、スノー・シューと名前が変わると使い勝手も雰囲気も違います。

元々ゲレンデではなくて整備されていない雪山に入るクロスカントリーの愛好者の為に カナダやアメリカで開発されたもので、本体はスティールタイプで出来てます。 私たちがイメージするかんじきよりもずっとコンパクトで、しかも軽いんです。 丸く靴を囲む形ではなくて、ミニスキー程度にサイドの幅が抑えられているんで、 歩きやすいし、それから登りの時はそこに付いている滑り止め用のツメを充分に効かせて グッと力を入れればOKです。

スノーブーツそれから釣用のしっかりした長靴などに装備すれば、雪の上をサクサクと どこまでも歩いて行けそうな気がします。 スキーやスノーボードと違って特別なテクニックをマスターしなくてもいいんで、 誰でも気軽に雪山を楽しむ事が出来るのが一番の魅力なんだそうです。

風を切って滑走する、そういう訳ではないんで、スピードは確かに遅いんですが、 だからこそ、その分 雪の風景、自然の息吹それから動物たちの足跡、寒さの中でも 少しずつ芽吹き始めてる木の芽など、細かな景色に気付く事が出来るんですよね。

もちろんスポーツは苦手だという人でも気軽にトライ出来ます。 私もスキーあんまり上手じゃないんで、良く林に突っ込んだりするんですけれども、 そういう時に足跡の付いていない林の奥の方へ歩いて行きたくありません? 雪の上を滑らずに歩く、一度は体験したいですよね。

このスノー・シュー自体のお値段は、\15,000〜\30,000前後と手頃(?)です。 これに伸縮自在のポールさえあればスノー・シューイングは可能です。 最近はスキー場やペンション等でレンタルを行っている所もありますので、 まずは一式借りてトライしてみるのもいいかも知れません。

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2日目はネイチャー・スキー
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今日は噂のネイチャー・スキーについてです。

アウト・ドア好きの人だったらその名前くらいは聞いた事があると思うんですけれども、 ネイチャー・スキーと言いますのは簡単に言うと、スキーを使ったハイキングの事です。

スキーにはゲレンデを滑り降りるアルペン・スキー、それから 雪山のワイルドなコースを走るクロスカントリー・スキー、山岳スキーと、色んな 楽しみ方があるんですけれども、その中で、使うスキー板は何でもOK、ただのんびりと スキーで散歩しながら冬の自然をたっぷり楽しむ事が出来るというのが ネイチャー・スキーなんです。

ここ数年、アウトドア・ショップが主催する講習会 そして環境教育プログラムの一環としてツアーが行われていますが、ちょっと注目の 新しいスキー・レジャーなんですね。

特別に新しい難しいテクニックが要求される訳ではなく、雪の上をスムーズに進む事が 出来ればいいんで、中には5才のお子さんと一緒に楽しんでいるというアウトドア・ ファミリーもいるそうですし、あとスポーツはちょっと苦手という女性も 気軽にトライ出来ます。

特に子供たちにとっては、雪の上の動物たちの足跡を探すという アニマル・トラッキングの楽しみが大きいそうなんです。

これは雪の上に残された足跡から、それが一体どんな動物なのか、 いつ頃何頭通ったのか、急いでいたのか餌を探していたのか、 そうした様々な情報を読み取ろうというものなんですけれども、 足跡以外にも例えば木の実の食べ残し、木の幹に残されたツメの痕、そういった物で 動物たちが残すサイン沢山あります。

こうしたフィールドサインを、ゆったりとスキーでハイキングしながら見つけ出す というのがネイチャー・スキーです。

これは子供のみならず大人にとっても楽しそうな遊びですよね。 国立公園の自然観察員あるいはアウトドアに詳しいガイドさん等、こうした アニマル・トラッキングの名手です。

例えばキツネの足跡ひとつでも、歩幅が30〜35cm程度で一定の間隔に足跡がついてる時は 獲物を探してトコトコと歩き回ってる時のもので、 また前足と後足の間隔が1m以上もある時は猛スピードで獲物を追い掛けている時の足跡 だという事です。

こういった風に行動を探る事が出来るんだそうです。 ちょうど雪の上で探偵ごっこをしてるような楽しみでしょうか。

普通のスキーでは味わえない、スピードを上げて滑り降りてしまっては 見つける事が出来ない、そんな面白さを今年は体験してみてはいかがでしょうか?

このネイチャー・スキー興味のある方は是非チェックしてみて下さい。

Apple Store(Japan)


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3日目は雪合戦
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今日はですね、雪で遊ぶと言ったらこれでしょう。雪合戦のお話しです。しかも 子供の単なる遊びというイメージの雪合戦にちゃんと正規のルールがあって、 毎年大会も開かれて、大の大人が真剣に雪玉を投げ合っているという、 そんなお話しです。

北海道・室蘭郊外の昭和新山・そうべつ町というこの雪深い町で今から10年程前、 冬の季節の観光客誘致のために何か楽しいイベントはないかなと、町民こぞって アイディア会議が開かれたんですが、それがそもそものきっかけなんです。

犬ぞり、スキーマラソンはいいけれども、それは既に他の町でやってるから、 何かユニークで大人も子供も楽しめそうな事はないかなと考えられた末に出てきたのが 雪合戦というアイディアだったそうです。

誰もが子供の頃に楽しんだことのある雪合戦こそ、素直に雪と戯れて冬を満喫する遊び、 これにちゃんとルールを作ってスポーツとして成立させたらどうか、これが 昭和新山雪合戦大会のスタートだったという訳です。

それから10年、今年も2月28日と3月1日の2日間に渡って、 第10回大会が行われるんですけれども、ではその正規のルールご紹介しましょう。 まず1チームのメンバーは7人です。 テニスコートを2面合わせたくらいの大きさのコートの中で2チームが対戦します。 コートの中には大小8個の雪の壁、シャルターシャトーと呼ばれるんですけれども、 これが立ってまして、これを盾に相手に雪玉を投げます。 で、雪玉は予め試合前に作られまして、ちゃんと検査を受けたものが各チーム 270個用意されます。それを使うんですね。

基本的にはドッチボールと同じで、雪玉が相手に命中したらその相手はアウト。 コートの外に出なければなりません。 1セット5分の試合が3セット、全部で15分戦います。時間内にチームそれぞれの陣地に 立てている旗、チームフラッグを奪うか、相手チームすべての選手をアウトにすれば 勝ちとなります。

安全のために選手は特製のヘルメットを付けて戦うんですけれども、 本当に雪玉のスピード早いんです。当たるとけっこう痛いんだそうです。

雪合戦なんて所詮子供の遊びなんて思ってると、びっくりするくらいの迫力と おもしろさなんだそうです。 こればっかりは私は一生に一回出てみたいチームを組んでやってみたいと思うほど 楽しそうですよね。

雪合戦、東京にまた雪が降るのか分かりませんが、雪が降ったら”やだなぁ〜” なんて思わずに、大人同志で雪合戦楽しんでみてください。 (関東の雪はべちょべちょだから私は勘弁です:takayo)



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4日目は犬ぞり
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今日は犬と一緒に遊ぶスノースポーツ、犬ぞりのお話しです。

そもそも犬ぞりというのは北極圏に住むイヌイットたちが、 雪の季節の大切な交通手段として利用したのが始まりです。それがスポーツとして レース形式で楽しまれるようになったのは19世紀の事だと言われています。

特に20世紀の初頭にはアラスカで州政府が主催する大きな大会が開かれまして、 開催日には学校それから公共機関もお休みになるほど一大イベントに成長しました。

それからその頃ジフテリアが流行して危機に陥った町に、犬ぞり隊が猛吹雪の中を 6日間走ってワクチンと血清を届けたという感動的な出来事もありまして、 犬ぞりの素晴らしさは世界中に知られるようになったそうです。

日本ではここ10年ほどの間にジワジワと話題を集めてます。まぁハスキーブームも ありましたからね。現在ではシーズンともなると雪国のあちこちで週末毎に レースが開かれるというぐらい人気のイベントになっています。

犬と一緒に雪の中を駆け抜ける、やってみたいと思うけれども、 家の犬はハスキーじゃないなぁ〜なんて思ってませんか? 心配ご無用です。もちろんシベリアンハスキーそれからアラスカンマラミュート、 そういった北方犬が犬ぞりに適しているのは言うまでもないんですけれども、 基本的に犬ぞりに出場する犬の種類は何でもOKだそうです。

最近(?)人気のラブラドール・リトリーバー、ゴールデン、みっくすのワンちゃん、 そういった様々な犬が飼い主と共にこのスノー・スポーツを楽しんでいるんだそうです。 まぁレースに勝つ事よりも犬と人間のチームワークを確かめ合うために、そして 一緒に爽快な風を感じていい汗をかく事が目的、そんな愛犬家もけっこう多い という事なんです。

因みにこの週末には北海道・千歳で”千歳アンカレッジ・メモリアル・カップ”という 大会があります。また帯広では雪祭りに合わせて”全道犬ぞりレース大会”が 行われる予定です。 自分の犬でチャレンジというのは無理でも、一度実際にレースを見に行ってみるのも 楽しそうですよね?

マッシャーと呼ばれるハンドラーが何頭もの犬をコントロールして風を切って走る、 ゴーアヘッド(前に進め)とか、ジー(右に曲がれ)、ハー(左に曲がれ)、 そんな号令を掛けながら進んでいく犬ぞり、ご主人様の言うことを忠実に守って ひたすら白い息を吐きながら前へ前へ進んでいくあの姿、感動のシーンだそうです。

スポーツを通して犬とのコミュニケーション図る、一緒にゴールを目指す犬ぞりの魅力、 是非体験そして見てみたいものです。




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5日目は
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そう言えばこの前東京に大雪が降った時に、子供たちが雪まみれになって 楽しそうに作っていたのが”かまくら”でした。大雪のお陰で随分大きな、 大人も入れるくらいのかまくら作っていた子もいましたけれども、 ちょっと入れて欲しかったです。

因みに2月の中旬にはこのかまくらのお祭りが秋田県横田市で開かれます。 有名な横田の雪祭り、会場にはたくさんのかまくらが作られまして、その中では ほんのりと灯りが灯されて子供たちが”入ったんせ、甘酒上がったんせ”と 呼びかけるそうです。

観光客はそのかまくらにお邪魔しまして、暖かい甘酒を頂いて心も体もほかほか、 という訳です。雪祭り、今年は2月15日〜17日まで開催されます。

さてそんなかまくらでのんびりするのもいいんですが、もっとハードに雪と遊びたい という人に、今週最後にご紹介しますのはテレマーク・スキーです。

テレマーク・スキー、これはあまり知られていないんですけれども、どんな物か ご説明しましょう。簡単に言いますとアルペン・スキーとクロスカントリー・スキーの おいしいところを両方頂いた、そういったスキーなんです。

基本的にかかとが固定されていないヒールフリーというスタイルなんで、 これはクロスカントリー風です。で...アルペンしかした事がないと、 このスキーを履くと、かかとが固定されていないんで”こんなに違うのか!”と 驚くそうなんです。

これだと板を履いたまま雪の上を自由に歩けるというメリットがあるので、 雪の野山を自由に楽しむにはバッチリという事になります。 そしてこうしたクロスカントリー風の楽しみに加えて、アルペン・スキーのように 快適に斜面を滑り降りる構造も備えているのがテレマーク・スキーなんです。

板がアルペン用に近くて幅も広いです。それからスティール・エッジも付いてます。 こうした板を履いて テレマーク・ポジションと呼ばれる肩膝を落とした独特のスタイルで滑るんですけれども、 もぅ気分は爽快、まさしくアルペン・スキーの面白さと カントリー・スキーの良さを兼ね備えたスキーという訳なんですね。

テクニックはもちろん必要です。人とはちょっと違った事をしたいと思うんだったら 今シーズンチャレンジしてみるのもいいかも知れません。またスキー場によっては テレマークの体験レッスンを行っている所もあるそうなので、是非カウンター等で チェックしてみて下さいね。

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