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本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。
本ページの情報についてJ-WAVEは何ら責任を持つものではなく、掲載情報により被害を被った場合もJ-WAVEには一切責任がないことをご了承ください(私にも責任取れません)。また情報は放送当時のものであることをご了承ください。

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ーム大全

ゲームの起源

最近のゲーム事情

モノポリーのルーツ

オセロ・花札

コンピュータゲーム


今週はゲームにスポットを当ててお送りします。
ゲームってこれから季節、家族や友達が揃うこれからの季節にはすっごく盛り上がる ものなんですよね。勝った負けたといい大人が熱くなる。 例えばスキー場のロッジで、お正月のコタツで、貴方もそんな思い出ありませんか?
という訳で今週は『ゲーム大全』。懐かしのゲームのルーツから最新ファミコン ソフトまで、バラエティ豊富にゲームの話題お送りします。
 
1日目はゲームの起源
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今日はゲームの起源です。

一体、我々人類はいつぐらいからゲームで遊びゲームに熱くなっていたのでしょうか? 実ははっきりした事は分かっていないんですけれども、答えのヒントは1920年に イギリスの考古学者によって発見されています。それは古代メソポタミアの都市 ウルの遺跡から発掘されたゲーム盤です。

このゲーム盤、硬い石で作られてまして、現在のバックギャモンのような線が 引かれています。一緒にピラミッド型の6個のサイコロと2つのセットのコマが発見 されたそうです。何しろ紀元前3,000年頃の遺跡からの発見物ですから、 ルールの解説書などはある筈ないんですけれども、多分二人のプレーヤーが 7個ずつのコマを持って、サイコロを振って進むバックギャモンのようなゲーム ではなかったか?と推測されていますが、これが人類最古のゲーム盤ではないかと 言われています。現在本物はイギリス大英博物館に展示されているそうです。

それからもう一つ。同じくらいに遥かな昔に楽しまれていたゲームが、セネット と呼ばれるエジプトのゲームです。こちらも紀元前3,000〜3,500年くらいに ポピュラーだったと言われるもので、各プレーヤーは5個のコマを持ち、 パピルスで出来たゲーム盤の上で競い合います。農民から王様まで誰もがこれで 遊んだらしいと言われていまして、あのツタンカーメンのお墓からも彼専用の 豪華な象牙で出来たコマのセットが見つかっているそうです。

ではトランプはどうかと言いますと、トランプ等のルーツとなる世界最古のカードは どうやら中国にあるようなんです。紙にサイコロの目を書き入れたもので10世紀頃の ものと言われています。

とは言え古代のこうしたゲーム、単純に勝った負けたと盛り上がるだけではなく、 占いの一種でもあったと言われてるんです。サイコロの目やコマの進み具合は 未来の予言であったり、宗教的な暗示であったり、もしかすると戦のシミュレーション してたかも知れませんよね? 王様のお墓や宗教的な遺跡の中からゲームが発見されるのは、そうした理由があるから なんです。

そう言えば今でもタロットカードで未来を占う人は多いですよね?

かつてアメリカ大統領夫人がこれに夢中になって、政治の行方までカードで決めていた という噂があるくらいです。私たちだってそうです。ゲームに勝つと 何かいい事ありそうと思ったり、ファミコンのシミュレーションゲームにすっかり 気分が左右されたり、という事ありますよね?古代の王様たちの気持ちも 分からないではないです。

Google


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2日目は最近のゲーム事情
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今日は最近のゲーム事情をお送りします。 今日は1997年の東京で売れてるゲームのチェックです。

原宿のキディランドに聞いてみました。
最近のヒットゲームというと”たまごっち”や”パラッパラッパー”です。 ダービースタリオに恋愛シミュレーションもの等、やっぱりコンピュータゲーム が強いようなんですけれども、でもキディランドによると特にこれからの季節、 盤ゲームいわゆるゲーム盤やシンプルなカードゲーム、それから黒髭危機一発 そして木を積み上げてひとつずつ抜いていくジェンカなど、シンプルなゲームも 結構売れるそうなんです。 こういうのってスキーに行った時、夜皆んなでキャーキャー盛り上がるんですよね。

中でも今年人気なのは、まず人生ゲームの新作です。

そもそも人生ゲームは1960年にアメリカで誕生したんですけれども、当初は アメリカ版をそのまま翻訳して日本発売されました。でも'83年からは 日本オリジナル版が登場しています。その時々の世相を反映した人生がゲーム盤の中で 展開されるものになってまして、毎年新しい内容で発売されてきたんです。

例えば平成1年版には、カウチポテトとか消費税というキー・ワードが現れてきまして、 平成2年版では人面犬、ランバタ。平成3年版では3K、海外不動産(凄いですね)、 平成4年版には変造テレカにバブル崩壊、平成5年版では野ガモ、花嫁失踪... こういった具合にリストアップしてくると、時の流れの早さに驚いちゃいますけれども、 こんな風にその年毎の人生ゲームで年末に盛り上がる、そんなパターンが出来てるん ですね。持ってる人は各年代のものを持ってるのかも知れません。

そして今年登場したのが凄い!人生ゲーム関西版です。これは吉元興業と提携して、 コマの指示はすべて関西弁なんです。プレーしながらコテコテの関西人を疑似体験 できるという仕組みで、おもろいやんけ と人気があるそうです。

それから1セットで7種類のゲームが楽しめる懐かしのダイヤモンドゲーム。 ここのところリバイバルヒット中なんです。どらえモンやポケットモンスターの キャラクターバージョンはお子さま方に大変な人気で、そしてキャラクター物と言えば あのUNOのキティちゃんバージョンというのが今年登場したそうなんです。

こちらはキティラー?を自認する女子高生、OLの皆さんの御用達です。因みにこの UNOキティちゃんバージョンは、お値段\1,200だそうです。

さらに今年売れ行きがいいのはモノポリーやバンカーズといった投資型ゲームです。 不動産を売買したり銀行からお金を借りたりといった経済ゲームが人気というのは、 ここのところの金融業界の動きを反映したものなんでしょうかね。まぁ面白い 社会分析ができそうです。

Apple Store(Japan)


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3日目はモノポリーのルーツ
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今日はモノポリーのルーツを探ります。
昨日今年の人気ゲームをご紹介したんですけども、そのランキングにもちゃんと 入ってましたよね?このモノポリー。盤ゲームの定番です。

一度もやった事ない、という人のためにちょっとこのゲーム説明しますね。 これはお金の絡んだ周りすごろくでして、各プレーヤーはそれぞれ$1,500の資金を 持ってスタートします。

まずサイコロを振ります。ゲーム盤の上に自分の駒を進めるんですけれども、 そのマス目のいくつかが土地や会社になってるんです。 そこに駒が止ると権利書を買う事ができるんですね。そしてそこを通過するプレーヤー から通行料というか土地使用料って言うんでしょうか、それを取り立てる事も できるんです。

最終的には一番お金持ちになった人が勝ちというゲームなんですが、 買い取った不動産を売ったり交換したり、要するに土地転がしをしながら成り上がる というもので、市場経済の論理を疑似体験できるのが特長です。

その為にこのゲームをベトナムでは経済学の講義用として使われたという話も あるそうです。納得ですね、結構難しいんですよ、これ。

バブルが弾けてもう4年ですか?今度は金融ビックバンだとかで経済的先行不安の 今年なんですけれども、こうゆうゲームが人気というのも何だか皮肉な感じが しますよね?

でも実はこのモノポリーが誕生したのも経済不安の真只中、大恐慌時代のアメリカ での事だったそうです。1930年代の初めです。何百万人という失業者の中の一人、 チャールズ・ダローという元電気技師がその発明者ですが、お金はないし 気分は落ち込むばかり、何にもする事がなくて家で過ごしていた彼は、暇つぶしの為に 色んな盤ゲームを楽しんでいました。

そのうち自分で工夫してオリジナルゲームを考え出すんですが、 現実の生活でお金に困っていました。楽に金儲けができる事をポイントにして、 また毎日のように企業の倒産や不動産の抵当流れが新聞に載っていたので、 そんな要素も組み入れて、権利証書やホテルを獲得したり失ったりするゲームを 思いついたという訳です。

この自家製ゲーム、彼の友人、彼の家族の間で人気となりまして、 何度かの売り込みの後、大手玩具メーカーに版権を買い取られます。 そしてこれが大ヒット、ミリオンセラーとなって、失業者チャールズ・ダロー、 百万長者になったという本当にアメリカンドリームですよね?

現在アメリカだけでも毎週2万セットが出荷されています。世界各国80の国で 売られてまして、23カ国語に翻訳されているそうなんです、このモノポリー。 この歴史はこんな風にして始まったという訳なんですが、ギネスブックにも1680時間 にも渡ってプレー続けた記録、それから水の中でプレーした記録が載ってるんですね。

この日本でも経済不安の中でリアルにゲームを楽しむ人が増えた という事なんですけども、 モノポリーでちょっとお金稼いでみたい気がしますね。皆さんどうでしょうか?



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4日目は花札
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皆さん、オセロというゲームはお分かりですよね?

自分の駒で相手の駒を挟んでひっくり返していくという、 いたってルールは簡単なものなんですけれども、奥が深い盤ゲームです。

実はこのゲーム日本生まれなんですって! 私ちょっとビックリなんですけれども、誰が造ったかと言いますと、昭和48年 長谷川ごろうさんという方が 五目並べのおもしろさをさらに深く追及して生み出したゲームなんです。

オセロというネーミングなんですけれども、長谷川さんのお父さんが シェークスピア劇の研究家でありまして、シェークスピアに詳しいこのお父さん、 息子の発明したゲームの波乱万丈を見て、四大悲劇のひとつオセロを思い浮かべた、 で、ゲームのルーツを辿るとこのオセロというのはお父さんが名付けたという訳なんです。

このオセロの他にも日本にはたくさんの魅力的なゲームがあります。 囲碁、将棋といった世界中で楽しまれているものもありますし、 百人一首のようにゲームと言うよりも古典的な知性と教養溢れる優雅な遊びもあります。

そんな中で今日ピックアップしますのは花札です。

おいちょかぶ だとか こいこい だとか、そんな風に呼ばれてまして、 どちらかと賭け事の一種としてのイメージが強い花札なんですけれども、 実はよく札を見てみると美しい花それから四季折々の風情が書き込まれていて、 芸術的なんですよね。

最近は一般のお宅ではあんまり遊ばれる事はないんですけれども、 ヤクザ映画の1シーンを思い浮かべるという人もいるかも知れませんね。

でもこの伝統的な日本のカードゲーム花札、いつぐらいに誕生したものなのでしょうか?

そもそも花札の別名は、花カルタというものだったんです。つまり花札はイロハがるたと 同じカルタの一種なんですね。で、このカルタというのは実はポルトガル語。1543年に 3人のポルトガル人が種子島にやって来ました。

その頃に伝えれられたのがカルタというものなんですけれども、 これはトランプとは違うもので、カードに僧侶や武士、刀や貨幣が描かれた綺麗な絵札で、 このポルトガル製のカルタをきっかけに日本でカードゲームの歴史がスタートするんです。

最初は75枚のカードを使う雲水カルタというものが人気になったそうなんですけれども、 因みにこのカルタから”うんともすんとも言わない”という言葉が生まれたんだそうです。

そうして江戸時代末期になって誕生したのが花札です。

実は考案者 いまだに不明なんですですけれども、優雅な花鳥風月を取り入れて、 日本人はすぐに理解できる12ケ月の順序に配置しました。そこに様々な役 つまり点数ですね、これをつけていったんですけれども、 そのアイディアはもちろん大成功。明治、大正、昭和初期あたりまでは 賭け事の世界ではもちろんの事、一般の家庭でも親しまれていました。

でも賭け事というイメージがやっぱり強いんでしょうか。 昔なら誰もが理解した日本的な季節感が失われてきたせいもあって、 最近は花札の人気は今ひとつなんだそうです。

私にとってもやはり、花札というと賭け事、大人の世界、私はちょっと立ち入れないな というイメージがあるんですけれども、例えば花札を使った映画がヒットするとか、 小説がブームになったりすれば、再びこの花札は一躍脚光を浴びるかも知れませんね。




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5日目はコンピュータゲーム
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ゲームというのは子供にとってはなかなか高価な代物ですよね? どうしても欲しい時はサンタさんにお願いするか お年玉を当てにするかの2つに1つでした。

そして今どきのお子様たちが欲しいゲームと言えば、もちろんファミコンソフトです。

振り返ってみればあのドラクエが社会現象になったのが'88年です。それからもう10年。 ゲームと言えばコンピュータゲーム、欲しいゲームのNo.1の地位をずっと誇っている訳 なんですが、そこで今日は子供たちはもちろん、永遠の子供の心を持つ 大人のゲームファンに一足早いクリスマスプレゼントをご用意致しました。

ずばり!今話題のセガサターン用ゲームソフトです。12月11日発売になります サタコレシリーズから3作品をご紹介します。このサタコレシリーズと言いますのは ゲームソフトとしてこれまでとても人気のあった名作ソフトを 手頃な価格で再リリースするというコレクションなんです。

そもそもセガサターンというハードが発売されたのが1994年の11月、3年も前の事 なんですけれども、それ依頼本当にたくさんのソフトが開発されて楽しまれてきました。 その中から特に人気の作品をピックアップして再リリース、しかもお値段が安い。 \2,800均一というシリーズなんです。

第一段は今年の4月に出たんですけれども、この時はゲームソフトの歴史に残る名作 と言われているバーチャファイター2。その後6、11月とリリースが続いて 年末に向けての第4段として12月11日に発売されるという訳です。

で、ラインナップご紹介しましょう。

まずはエネミーゼロ。'96年にリリースされたこの作品は、 美しいコンピュータグラフィックと迫力のサウンドが魅力の インタラクティブ・ムービーゲーム、双方向ゲームの大作です。見えない敵を 音を頼りに倒していくという、とてもユニークなシステムで人気が高かったソフトです。

続いてはソード・アンド・ソーサリィ?小さな魔法使いルシオンと4人の仲間たちが 様々な伝説の渦巻く知らない世界に冒険の旅に出掛けるという ロールプレイング・ゲームです。

そしてもうひとつがテトリスSです。あのテトリスのリニューアル版です。こういった ブロックを消していくタイプというのはファンの間では”落ち物” と呼ばれるそうなんですけれども、その落ち物の大御所ですね。 テトリスで今回は様々な新しいルールが加わって さらにおもしろくなっての再登場だそうです。

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