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本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。
本ページの情報についてJ-WAVEは何ら責任を持つものではなく、掲載情報により被害を被った場合もJ-WAVEには一切責任がないことをご了承ください(私にも責任取れません)。また情報は放送当時のものであることをご了承ください。

イランダー宣言

星にまつわる素敵な伝説を持つ島

今人気のマレーシアの島

日本のアイランド

アイランド・ムービー

東京に居ながらにして楽しめる島料理



今週のこのコーナーは、夏、海、リゾートという気分でお送りします。 タイトルはずばり『アイランダー宣言』。 梅雨明けを待ち切れずに日の続く毎日ですよね? このシーズンを目一杯満喫するのにピッタリのロケーションと言えば、 海にぽっかりと浮かぶ宝石のような島々ですよね? そんな島々にスポットを当ててお送りしたいと思います。
 
1日目は星にまつわる素敵な伝説を持つ島
という訳でまず七夕の日の今日は、星空の美しいアイランドへ ご招待致しましょう。 中でも星にまつわる素敵な伝説を持つ島をピックアップしてみましょうか?

例えば沖縄の小さな島々。石垣、宮古、八重山、与論。 小さな島々にはそれぞれ独特のエキゾチックな物語や伝説が溢れてますが、 その中のひとつ宮古島と石垣島の間に位置するアイランド 多良間には七夕によく似たこんな物語が伝わっているそうです。

ある時空から天女が降りてきて、島の男はそのあまりの美しさに恋に落ち、 やがて彼らには子供が二人産まれます。 けれども天女は空に帰らなくてはならない身。泣く泣く帰った彼女を追って、 夫と子供は空に昇ります。すると二人の仲を許さない彼女のお父さんが 男に冬瓜を植え収穫し、それをふたつに切るように命じます。 男が瓜を真ん中から切ると、そこから流れ出た白い液体が天の川となって 大好きな妻と両岸に分かれてしまったんです。そして1年に1度だけ 多良間の豊年祭りの夜にだけ面会を許される事になったというお話し。
切ないですね?南の島の人たちは、天の川を挟んだ2つの星に こんな恋物語をイメージしていたんですね。

それから伝説と神秘の島と言えばバリ。
見上げると頭がクラクラしてしまう程の輝く星が この島にもたくさんあるんですけれども、 もちろんロマンチックな星の伝説もたくさん残されています。

例えば有名なのはビンタンラヤンラヤンの伝説。
ある時空から天女が降りてきて、島の男と恋に落ち子供が一人産まれます。 これはほんとに世界中にある羽衣伝説なんですねぇ。 けれどもその子が6才になった時、天女は空に帰らなくてはならないと告げ、 ひとり天に昇ってしまいます。嘆き悲しんだ男は深い森に引きこもり 子供はお坊さまに預けられ、ばらばらに暮らす事になります。

やがて子供は17才の青年になり父親を探して森に入りますが、 途中で道に迷い泣き出してしまいます。 するとそこに母親の幻が現れてこう告げます。
”ここにあなたが子供の頃好きだった凧があります。これを夜空に上げて これとそっくりの形をした星座を探すのです。そしてその星座とこの凧を 同じ向きに合わせると骨組みが南の方向を示してくれますよ。”
母親の幻の言うとおりに凧の形の星座を見つけ方角を知ると、 彼は父親に巡り合う事ができたんです。そして二人はこの星座に ビンタンラヤンラヤンという名前を付けたんです。

これはインドネシアの言葉で、凧の星座という意味なんだそうです。 そして人々に南の方角を知らせるこの星座は、実はあの南十字星の事なんです。 そんな伝説の溢れる南の島々に、この夏こそ出掛けてみたいですよね?

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2日目は今人気のマレーシアの島
今日は今人気のマレーシアの島にあなたをご案内しましょう。

ハワイもグアムもタヒチもバリも、もちろん魅力たっぷりの素敵な島々です。 でも実は最近、アイランドホッピング?の上級者たちが注目しているのは マレーシアの島なんです。成田から7時間のフライトで首都クアラルンプールへ。 そこから国内線を使っておよそ1時間ほどでリゾート・アイランドへ到着します。

アジアの中でもイスラムの文化が色濃く エキゾチックな雰囲気に溢れたこの国には、たくさんの小さな島が点在していて それぞれ魅力的なリゾート・アイランドになっています。

中でも有名なのはマレー半島の西側にあるランカウイ島。
豪華なリゾート・ホテルも多くて、 時期を選べば日本からでも10万円を切るツアーもあるという事で、ここ数年 人気を集めてますよね。でも今年の注目はこのランカウイではなく、 半島の反対側、東海岸側にあるトレンガノ?州の島々なんです。

この辺りは西側に比べて開発が遅かったんで、手付かずの熱帯雨林や珊瑚礁、 白いビーチなど自然がそのまま残されているのが最大の魅力。 海の生き物たちも元気な姿を見せてくれていて、何と海ガメの産卵だって 間近に見ることが出来るんだそうです。

そんなトレンガノ州の島々、例えばお薦めはペルヘンティアン・アイランド。 ここは、マレーシアの島の多くがそうであるようにリゾートは島に一つだけ。 つまり島のすべてがここのプライベート・ビーチであり、 プライベート・ジャングルであるイメージです。

マンゴーやパパイヤ それからスターフルーツの大きな木が樹勢しているジャングルに、 海ガメが産卵しに来るというサラサラのビーチ、そして手付かずの珊瑚礁。 しかもここの海は国の海洋保護区に指定されてるんで、リゾートと言えども モーターアクティビティいわゆるジェットスキーやパラセーリングは 一切禁止なんです。それだけに珊瑚も魚も自由に元気に気ままに その美しい姿を見せてくれるんですね。

もちろん点在するバンガロースタイルのリゾートは 至れり尽くせりのホスピタリティとなれば、 見逃す筈がないのが欧米のツアーリストたちです。 実際この島の観光客のほとんどはヨーロッパからの旅人で、 彼らは2〜3週間の長いバカンスを のんびりと優雅な時間の中で過ごしているんだそうです。

アジアの他のアイランドに比べたら、まだまだ日本人が少ないこの マレーシアのペルヘンティアン・アイランド。ヨーロッパ風のバカンスを 身に付けるためにも今年要チェックの島のようですよ。 旅行会社で旅の雑誌で情報を集めてみてはいかがでしょうか? 因みにマレーシアの今頃の気温は34度。 日本とほとんど変わらない気温なんですが、アイランドに行ったら暑さは違いますよね?

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3日目は日本のアイランド
今日注目するのは日本のアイランドです。

島国 日本にはほんとにたくさんの小さな島が存在します。 沖縄?や大島、式根島、佐渡島に北海道は礼文島、 それから湘南の江ノ島もそのひとつかも知れませんね? そうした有名な島を始め、さて日本には島がいくつあるでしょうか?クイズです。 分かります?

200?300?いやもっとでしょうかね? 実は答えは何と6,852。けっこう驚きの数ですよね?もちろんこの内訳は 小さな無人島がほとんどで、 人が住んでる友人島は全部で450程という事なんですが、それにしても6,852、 島国 日本という表現がリアルに思えてきます。

南北4千キロに渡って連なるこの6,852の日本列島、 昔の人はこれをとっても美しい呼び名で呼んでいました。 花の首飾りという意味の花綱?列島。ほんとに綺麗な名前ですよね? 青い海をつなぐ花のような島々。こんな素敵なイメージを聞くと ほんと日本に生まれて良かったななんて思いませんか?

そして最近この6,852のうちの4,050程の?(450じゃないの?)友人島に 都会から移住する人たちもいるんだそうです。

実際のところこれまでほとんどの島では若者が本州などに出ていって、 過疎への道を辿るところが多かったんですが、この頃になって 島の素朴な暮らしやゆったりとした時間の流れ、豊かな文化に魅せられて 逆に都会から島に移住したいと希望する人も出てきたんですね。

ストレスだらけの都会生活に見切りをつけて新天地を求めて離島に移り住む。 例えばスタッフの知り合いにもいるんですよ。アパレルに勤めて デザイナーをしていた独身女性が、たまたま観光で訪れた奄美大島の 大島つむぎに魅せられて、仕事を辞めてこの島に移住しちゃいました。 つむぎの技術を学びながら、いつから自分らしい大島つむぎを織り上げたい と頑張る人なんです。

あるいはマスコミ業界で働いていた夫婦が 小笠原の小さな島に家族そろって移住。 パソコン通信で翻訳の仕事は続けながら空いてる土地を借りて野菜を作ったり 島の青年団に参加したりと、 こんなゆったりとしたリズムで暮らす事を選んだ人たちもいるんだそうです。 私もそんな生活をしたい、いつかしたい、という夢を持つひとり。 羨ましい限りです。

島でも深刻な過疎化に歯止めをかけたいという事で、 こうした人たちに定住奨励金として家賃の一部を補充したり、 農業希望者の支援システムを作ったりして 積極的に応援しているという事なんです。

Uターンではなく そもそも故郷でも島への都会からの移住、Iターンしてきた彼らはまさに アイランダー。便利だけどもせわしない都会から島が好きでやって来た人たちを 地元は暖かく迎えてくれる、 そんな例があちこちの島で見られるようになっているんだそうです。 島に遊びにいくのではなく島に暮らす。そうする事で 初めて見えてくる島の魅力もあるのかも知れませんね?



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4日目はアイランド・ムービー
今日はアイランド・ムービー。
そうです!スクリーンの中に描かれた島の魅力をピックアップしてみましょう。

実は島を舞台にした映画を探してみると一番多いのは、 男と女が2人だけ流れ着いてそして... というストーリー。

例えば'75の名作はタイトルもずばり『流されて』。 ボートが遭難して地中海の無人島に流されてしまったのは イタリアの上流階級の気の強い女といつもいじめられている?召使いの男。 でも無人島での立場は次第に逆転してやがて...
というまさに映画的なシチュエーションが 美しい島の風景と相まって盛り上がります。

同じように無人島に流された2人もぐっと爽やかなイメージなのは ブルック・シールズの代表作『青い珊瑚礁』ですね。 20世紀の初め、船の火事で焼けだされて無人島に流れ着いた いとこ同志の男の子と女の子。2人はやがて思春期を迎えて、 本当に真青の海の中で永遠の愛を誓い合うというお話しです。
実はこの映画の舞台となったのは南太平洋のフィジー。 その中でも最高のビーチを誇るヤサワ島なんだそうです。クリスタル・ブルーの海 さらさらのパウダー・サンド。現地の言葉で天国のビーチという名前の ロマネギ・ビーチは今も'80年代初め 映画の頃と変わらぬ姿で素晴らしさだそうですよ。

それから、こちらは流された訳ではないんですが、 訳ありの女と男がミステリアスな島を舞台に繰り広げる サスペンス・ラブ・ストーリー『カリブの熱い夜』。 この映画の舞台となったのはメキシコのユカタン半島の先端にある カンクーン?という珊瑚礁で出来た細長い島なんです。 この辺りは古代マヤ文明の遺跡が数多く残されている事でも有名な場所ですよね。
この映画ではヒロインたちが波打ち際で熱く抱き合うシーンが サントラのジャケットに使われていて印象的でした。でもあの砂浜、 実は照り付ける太陽の下で焼けても熱くなる事がなくていつもヒンヤリした砂で、 ライム・ストーン・サンドと呼ばれているそうなんです。 熱く抱き合ってもヒンヤリ冷たい砂浜なんて カップルで旅をするには最高の場所ですよね?

こういった映画の中に出てくる場所というのは、行ってみるとアラッ?違うかな と思う事が良くあるんですが、ご紹介してるカンクーンそれからフィジーは 映画そのままの美しさを今も保っています。

他にもミュージカル『南太平洋』の原作となった南太平洋の島バヌアツ。 『天国に一番近い島』のニューカレドニアなど、 スクリーンの中には魅力的な島がいくつも登場します。

映画で見たあの風景を旅するこの夏、 あなたならどんな映画のヒロインになりに行きますか?




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5日目は東京に居ながらにして楽しめる島料理
最終日の今日は 飛行機や船に乗らなくても例え時間がなくても島の気分を味わえるお店を 東京に探してみました。

島の気分、何で感じるかと言えば”お料理”です。

例えばバリならナシゴレン?、フィジーやトンガなら豚の丸焼き、 沖縄ならコーヤチャンプル?という具合に、 島にもそれぞれ独特の旨味しさがありますが、 その中から今日ピックアップした島料理は八丈島のお料理です。

羽田から飛行機で45分。 伊豆七島最南端の八丈島は黒潮の影響を受けて魚の種類も数もピカ一です。 魚好きお刺身好きにはたまらない飛びっ切りの島料理が自慢だそうですが、 そんな八丈島のお料理を堪能させてくれるのが『友喜丸(ゆうきまる)』です。

そもそも八丈島近海で操業する漁船”友喜丸”、 そして同じ名前の友喜荘という民宿ば母体で、 島の料理を東京の皆なにも楽しんでもらいたいと 現在都内にも5軒の八丈島郷土酒坊・友喜丸があります。 その中のひとつ、 恵比寿の駅からすぐ、駒沢通り沿いにある恵比寿店ご紹介しましょう。

そこの店長さん佐々木さんによると 八丈島料理の特徴はとにかく種類が豊富であるという事。 黒潮のお陰で様々な種類の魚が回遊して来るんで、八丈近海は絶好の漁場なんですね。 今の時期なら青鯛、尾長鯛といった鯛の仲間、それに飛び魚、 背中に黄色い帯が美しいうめいろ?などが旨味しい時期だそうで、 お店の母体の漁船”友喜丸”が捕獲したそうした魚が新鮮なうちに運ばれて、 飛びっ切りのお刺身になってテーブルに並ぶという訳です。

私も実はこの前食べたんですけれども、身がぷりっぷりっしてて新鮮そのもの。 旨味しかったというよりも旨い!と言いたい程のお刺身でした。

そしてそうしたお魚を使った島寿司というのも八丈島の名物なんです。 江戸前のお寿司に”づけ?”、 マグロなどをお酢に漬け込んでそれをネタにするというのがあるんですが、 島寿司もその系統で旬の魚をづけにして軽くにぎったものなんです。 これがまたいけるんですよ。

島では人が集まる冠婚葬祭には欠かせないお料理で、 魚の他には岩海苔をねたにしたものもあって、 この岩海苔のお寿司も捨てがたい魅力なんですよね。

そしてお魚の他に有名な島の食材と言えば”あしたば”。 これは葉を摘んでも摘んでも次の日つまり明日には新芽が出て来る、 そのくらい生命力の強い野菜という事で付けられた名前で、 島では昔からおひたしにしたり天ぷらにして親しまれてきたそうです。 ちょっと香りがあって爽やかで、 しかもカロチンやビタミン、鉄分が豊富な元気の素。 こちらも私 天ぷらで頂いたんです。 あしたばのお茶もあったんですけれども、さっぱりしてて本当に旨味しかったですよ。

他にも独特の匂いのくさや等、 八丈島の旨味しさをたっぷり楽しめるのがこの友喜丸です。 八丈島出身の店長さんを始めスタッフの皆さんが親切に魚の名前を教えてくれたり、 八丈島の暮らしの話しをしてくれたり、フレンドリーなところもお店の魅力ですね。

東京に居ながらにして楽しめる島料理、是非一度トライしてみて下さい。
電話番号です。友喜丸・恵比寿店は 03-3710-8989 です。

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