本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。 本ページの情報についてJ-WAVEは何ら責任を持つものではなく、掲載情報により被害を被った場合もJ-WAVEには一切責任がないことをご了承ください(私にも責任取れません)。また情報は放送当時のものであることをご了承ください。 |
自己紹介 | ||
カラー・コーディネイト | ||
動物たちのハロー | ||
パッと見症候群 |
今週のテーマは『ファースト・インプレッション』。第一印象ですね。
1日目は自己紹介
4月1日から新しい生活をスタートさせる人も多いと思いますが、何事も最初が 肝心。素敵に最初にハローと言えたらきっと未来は輝く筈です。そこでまずは自分から...
今日は私、倉島直子からみなさんへ自己紹介させて頂きます。 まず私の名前は倉島直子。素直の直に子供の子。まさしく名前の通りの環境で 素直に育つ筈だったんですが、どこをどう間違ったのか素直じゃないところ結構 あります。私の好きなものは朝。
朝の良さを知ったのは趣味の釣がきっかけです。2時3時に 起きるじゃないですか? 空、海、それから街の色がすごいスピードで変わって いくんです。皆さんも分かると思います。今窓を開けるとピーンと張り詰めた空気。 いくら眠くても身体の底からその日の活力が沸いて来ますよね?趣味が釣ということでアウトドア大好きですが、昔はけっこう家の中でミクロマン と一緒に遊ぶタイプでした。そんなところが残っているのか今でも少し弱虫で ウジウジしたところがあります。でも強がりなんで表面は元気一杯。ただあたふた すると何するか分かりません。気を落ち着かせるために靴を磨いたり、実はこの 番組が決定するか否かのときもずぅ〜っと一日中アイロン掛けてました。 ハイパー・アイロン掛け。
そして特徴ですが、思ったことがすぐ口をついて出る。
ビュゥ〜ンとかドカドカっとか。今は緊張しているんであんまり出ませんけども、 そういう擬音語が出てきたら、”あっ調子に乗ってるな”と思って下さい。 そして一番好きな音楽はパット・ミセディ。以上が私の自己紹介。今まで何回も自己紹介して来ましたが、いつもやっぱり 緊張してしまいます。でも自分を紹介することは新しい環境への第一歩。出来るだけ 成功させたいものですよね?
でもつい初めて会う人に格好つけてしまったり気取ってしまったり。それがかえって 相手に自分の嫌な面を見せてしまうこともあるんです。 出来るだけ勇気を持って本当にぶつかって行けたら、もうその時点で第一印象は 大成功ですよ。私の第一印象は皆さんにどう映ったでしょうか?多分これからおいおいポロポロと もっと全然違う部分が見えてくると思いますけれども、それは乞うご期待。 楽しみにしていて下さい。
今日は色彩心理学の分野からカラー・コーディネイトのお話です。色には人間の気分を左右する力があるというのは最近よく言われていることですよね? 赤やブルーそれから白や黄色。本当にカラフルな色たちにはそれぞれ、心を元気に してくれたりリラックスさせてくれたり、時には落ち込ませてくれたり様々な力を 持っています。人はその色を身にまとったりその色のインテリアの中にいたりすると 知らず知らずのうちに色のパワーの影響を受けることになるんです。
例えばファーストフードのお店のインテリアちょっと思い浮かべてみて下さい。 鮮やかな赤やイエローで統一されていることが多いですよね?あれってちゃんと 理由があるんですよ。黄色には食欲をさらにアップさせる効果がある。そして赤には 心を元気にさせて活動的にさせる効果。2つ合わせると元気に食べてサッと席を立つ、 そんな力があるからなんだそうです。回転率を高くするファーストフード店には もってこいのカラーですよね?
そして色のパワーを朝お出掛けの前に活かすとしたら、 ズバリ今日着ていく服のカラーコーディネートです。例えば今日初めて取引先に 挨拶に行くなんてフレッシュマンの皆さん! 自分をパワー溢れるバリバリの ビジネスマンに見せたいのなら、パワーレッドと呼ばれる赤を使いましょう。 と言っても男性の皆さんが赤のスーツばっかりだとちょっと困ってしまうので、 男性なら赤を基調にしたネクタイ。女性だったら赤のバックをアクセントカラーに 入れてはどうでしょうか?
逆にオフィスの皆なと仲良くやっていきたい、違和感なく受け入れてもらいたい という気持ちが強いなら刺激的な色は避けて軟らかいパステルカラーを基調に しましょう。特にピンク!この色は安らぎ幸福感と強く結び付いた色なんです。
アメリカではピンクという色は、美と健康を保つのにもっとも重要な色であると されています。ですから自分自身も新生活のストレスから解放されたいと思うのなら 軟らかなピンクを使ってみましょう。”でも私はちょっとそういう可愛い色は着られないわ”という人いませんか? 私もそうなんですけどね。でもピンクと言っても可愛い子ぶった色調ばかりではなくて、 ちょっとくすんだスモーキーピンクとか スタイリッシュなダークピンクとか色んな表情があります。シャツやネクタイの色、 女性ならマニキュアやルージュの色をそんなピンクにするだけで優しい印象になる筈 です。”いきなりオフィスで自己主張はね”という感じなら、こんな色彩心理学 使ってみては如何がでしょうか?
因みに今日の私のカラーコーディネートは、アウトドア派ということでアクティブに 緑でキメテみました。今日はちょっとアクティブに秋葉原を散策してみようと 思います。
皆さん参考になりましたでしょうか?
明日は動物たちのハローをチェックします。実は動物ってとっても礼儀正しい生物 なんだそうです。もしかすると私たち人間よりかも知れません。お楽しみに。
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今日は動物たちのハロー。初めての出会いに礼儀正しく挨拶をするというのは何も人間だけの習慣ではありません。 ちょっと意外なんですけれども動物たちはとっても礼儀正しい生物。もちろん言葉で ”はじめまして、どうも”と言える訳ではないんですけれども、それぞれの動物が それぞれにきちんとした挨拶の手段を持っているんだそうです。
中でもライオンは礼儀正しい動物なんですよ。
研究者によれば二頭のライオンが草原で出会うと、 尻尾を相手に首にまきつけたり、相手の顔を舐めまわすといった挨拶を必ずするそうです。 それは相手との力関係や親しさ、そのときの状況によってごく軽いものだったり、 心のこもったものだったり、またオス同志なら互いに頭をこすりつけ合う程度、そして メス同志なら体までこすりつけるという違いもあります。もしかしたら 人間の通り一遍の挨拶よりも複雑でもっと深みがあるものなのかも知れませんよね?
それから身近な動物で言うと犬や猫なども、それぞれのやり方のハローがあります。 例えば見知らぬ犬同志が散歩の途中で会った場合、どうするんでしょうね?
挨拶の仕方を心得た犬は、相手の犬に真っ正面から近づくことはしないそうです。 少し歩調を緩めてわざと相手に向かって大回りして、まるで円を描くようにして 近づきます。そしてその途中で地面の匂いをクンクン嗅いでみたり、 座り込んでアクビをしてみたり。これは相手の犬に興味がないというのではなくて ”私はあなたに危害を加えるつもりはないんですよ。仲良くしたいと思ってるんですよ” という挨拶のボディ・ランゲージなんです。
お互いにこのシグナルがキャッチ出来ると2匹は安心して最初のハロー、 そうそうあの匂いを嗅ぎ合うという行動に移るんです。でも最近はこの犬同志の挨拶を知らない犬も増えているそうです。
生まれて間もないうちに親兄弟と引き離されてペットショップからマンションの一室。 他の犬と触れ合うこともなく人間の家族の中だけで育てられると、 そんな社会性のない犬になってしまう場合があるとのことです。 何だかこの辺り、人間社会の問題を反映しているような気もしますね。それぞれの動物にそれぞれの挨拶。私たち人間も彼らに負けないように素敵なハローを 言えるようにならなくてはいけませんね?
何事も最初が肝心。最初に会ったときのイメージや印象はいいに越したことはありません。 でも最近の若者、特に10代の女の子の間ではとにかくこの第一印象のインパクトこそが すべての価値基準であるという考え方が幅を利かせているんです。パッと見たその瞬間が勝負ということで、名付けて『パッと見症候群』。
例えば最近の若者向けの商品のキー・ワードは『パッと見』。大ヒットを続けている Gショックやスプーンといったディジタルウォッチがその典型で、見た目のインパクトを 強調したそのデザインがヒットの秘訣だと言われています。
お店でパッと見た瞬間に”おっ!カッコいいじゃん”と言ってもらえる分かりやすさと インパクトが大事で実用性や機能性は二の次、と若者向けヒット商品を企画する担当者は 分析しているんだそうです。
それから原宿などのブティックなどで増えてるのは、店内をグルッと回って目に留まった ものがなければ2分で出ていく。 商品を一度も手に取らずに一目で気に入るかおもしろいか判断して、 目に留まらないものは容赦なくバイバイという10代の子たち。瞬間的に物の価値、 カッコよさを判断する傾向が強まってるというんです。言われてみれば確かにそうかも 知れませんよね?
まぁもののカッコよさというのは、その時々のトレンドや気分だったりするから いいとしても、 人との出会いもパッと見が勝負! 後は切り捨て! 寂しくないですか?
プリクラで撮った取っておきの笑顔とか、パッと見の見た目だけを重視して友達や恋人を 選ぶとしたらそれはちょっと悲しいです。 第一印象がいいに越したことはないんですけれども、大切なのはその続き。 性格・相性・ものの考え方や趣味、相手の色々な面を段々知っていく事で 少しずつ素敵な関係が出来上がっていくものですよね?
緊張して最初のハローが言えなかったとしても、2回目のハロー、3回目のハローで 段々その人の魅力が引き出されて来る。 ”最初のハローも良かったけど、2度目3度目のハローも爽やかだよね?” そんな風に言われるのもものすごく素敵です。私も皆さんへのハロー、 うまく言えたかちょっと心配です。今日で4回目のハロー。私と皆さんの素敵な関係、 少しずつ出来上がってきているでしょうか?
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