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本ページは1998年当時の平日朝に放送されていたJ-WAVEの番組『Singin' Clock』(大槻りこさん、倉島直子さんナビゲート)のコーナー【Today's File】の内容を、J-Wave好きの私個人がテキスト化したものです。
本ページの情報についてJ-WAVEは何ら責任を持つものではなく、掲載情報により被害を被った場合もJ-WAVEには一切責任がないことをご了承ください(私にも責任取れません)。また情報は放送当時のものであることをご了承ください。

ッチンでアロマテラピー

フルーツの香り

日本の冬の香り、『ゆ』『か』『す』

太陽の香り、サフラン

甘くてどこか懐かしいバニラ

ごめんなさい、脱稿...



今週(1/13〜)のテーマは『キッチンでアロマテラピー』
 
1日目はフルーツの香り
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最近アロマテラピーという言葉がポピュラーになってきましたよね。
アロマつまり植物など自然の香りや匂いを上手に使って心と身体をリラックス させようというナチュラル・メソッド。
大槻りこもアロマテラピーにはまりにはまっていまして、家に帰ると必ず ポットにお湯を沸かして沸騰したらすぐにアロマポットに注いで湯気をワァー と出しちゃうんですね。それからろうそくをつけたりしてるんですけどね。
落ち着きますねぇ〜、とっても。ニュートラルな気分になれるのでアロマはすごく好き です。特にハーブとかジャスミンとか。
 でもあれやこれや本格的にエッセンシャルオイルを買い込まなくても普段 の生活の中で香りを使ってリラクゼーションすることは意外に簡単なんです。
エッセンシャルオイルは一本でも高いのになると3000円クラスもありますからね。 もっともっと手軽にやりましょう。
 そういう事で野菜や果物、ハーブなどキッチンの中の美味しいものにはそれぞれ 新鮮な香りがあります。それを上手に使えば体も心ももっと元気になれるはず。
だから今週はおいしいアロマテラピーの効用を探ってみましょう。

 まず今日の香りは朝のテーブルにふさわしいさわやかなフルーツの香りです。
今の季節ならみかんとかりんごとか、それから最近おいしいと評判のグレープ フルーツの仲間スウィーティーとか、皮がグリーンのあれです。
 そうした果物のさわやかな香りには実は食欲を増進させたり、眠気を吹き飛ばし たりする効果があるんです。特にみかんオレンジなどの柑橘系のフルーツのあの ちょっとすっぱぁ〜い香り、誰か近くでみかんを食べてると”あっ何かいい匂い、 誰かみかん食べてる?”と何かこう気分がオッと高揚する時がありますよね。 あの香りというのは食欲を増進させる作用があるのです。
 ヨーロッパの民間療法では食欲を増進させ胃の働きを活発にさせるものとして オレンジやレモンの皮をハーブティーの様にして飲むこともあるんです。
確かに酸っぱい香りは、それだけで唾液の分泌も促すし食欲のない時などにいい かも知れません。 特に今のような朝、頭も胃も体もボォーっとしてますからね、フルーツのさわやか な香りは効果ありです。
 しかも昔から朝の果物は金と言うようにビタミンCを取りますと一日元気に過ごせます。 どちらかと言うとコーヒーか紅茶だけかなぁという方、そう言わずにグレープフルーツ なりみかんなり、フルーツを一つプラスしてみて下さい。
 それから今が旬の”りんご”。実はりんごのあの爽やかな香りは、頭痛を撃退 する効果があると言われています。また病人の精神を安定させる、リラックス させるとも言われてますので、ちょうど今風邪をひいてるなんていう友達や家族 がいたら、りんごを差し入れてあげて下さい。
確かに冬、締め切ったお部屋の中に、りんごの香りが広がると、こう さわやかぁ〜ないい気分になれる、そんな感じがしますね。
頭痛に効くというのもまんざら迷信ではなさそうです。相手がりんご嫌いでなけ れば、りんごを持って行ってあげて、そして擦ってあげて、そしたらもっと香り がお部屋中に広がりますからね。愛も広がる、なぁ〜んてね(笑)。

 キッチンテーブルにあるフルーツでアロマテラピー、是非お試し下さい。
 さて明日は日本の冬の香り、『ゆ』『か』『す』。”ゆず””かぼす””すだち” の効用を探ります。

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2日目は日本の冬の香り、『ゆ』『か』『す』
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 例へば朝のテーブルに香るオレンジのさわやかな匂い、お魚のグリルに添えられた ローズマリーの香り、熱した瞬間にどぁ〜っと広がるガーリックの香り、ケーキを 焼いてるときキッチンに漂うあま〜い香り、もう思い浮かべるだけでお腹の虫が グゥ〜っと鳴き出しそうなおいしい香りがキッチンには溢れてますよね。
そんなキッチンの香りにスポットを当てて今週はお送りしています。

 今日のおいしい香りは日本の冬の香り、『ゆ』『か』『す』。
”ゆず””かぼす””すだち”というのは日本を代表する香りのいい柑橘類。 特にお正月にはお雑煮にゆずの皮を浮かべたり、ナマスの香り漬けに使ったり、 しゃぶしゃぶのポン酢にすだちをギュっと搾ったり、大活躍してくれました。 実はこの3つの柑橘類はほとんど日本独自のもの。
 ゆずはそもそも中国の揚子江流域が原産地だったそうですが、7世紀平安時代 の頃に日本に伝来、香りが日本人の好みに合ったのか全国に広まりまして、 今では原産地が忘れられてしまうほど完璧に日本に定着しています。
 かぼすもすだちも同様で、この3つの生産高は年間3万t前後。さわやかでキュッ と味を引き締めてくれるあの酸っぱさはほんとに日本人に愛されています。
 中でも人気があって生産高が多いのは”ゆず”。その効能を探ってみましょう。 実にりっぱで、まずあのいい香りには食欲増進効果があると言われていますし、 ビタミンCやクエン酸が多く含まれていますので、細胞の機能障害を防止したり、 老化を押さえる作用があります。
こうした有効成分のほとんどは、果肉よりも皮の方に多く含まれているという事。 確かにゆずをお料理に使うときって皮を使いますよね?これは実に利にかなった やり方で、千切りにしたり松葉に切ったりあるいは皮を擦り下ろして振り掛け たり、果汁の風味以上に皮をどう使うかがゆずを料理に使うときのポイントです。
 さてそのゆずの皮なんですけれども、表面を見ると、触っても分かりますが、 結構ニキビ顔してますよね?決して滑らかでツルンとしたお肌という感じでは なくて、ボツボツゴツゴツしたあばた顔。でも実はこれが香の元。
あのツブツブが油泡と呼ばれる香の元でして、包丁を入れますとこのツブツブが つぶれて、さわやかな香がパッと広がるという仕組みなんです。
皮の厚いブツブツ系の顔をしたゆずこそが、香のいい証拠。スーパーや八百屋 さんで選ぶときには、是非注意して見て下さい。

 さてキッチンでアロマテラピー、明日はサフランをPick Upします。

Apple Store(Japan)


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3日目は太陽の香り、サフラン
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 今日の主役となる香りは、甘ぁ〜くてちょっとほろにがいスパイスの香り、 フランスの作家が”太陽の香り”と呼んだ『サフラン』をご紹介しましょう。
サフランというだけでピンと来なければ、あのパエリアを思い浮かべて下さい。 スペインのお米料理、炊きたてのパエリアから漂ってくる香りが、ずばり サフランの香りです。
そしてお米にあの鮮やかな黄色い色をつけるのも、実はサフランの働きによる ものなんです。
お父さん、カレー粉じゃないんですよぉー。インド料理とかであのサフラン ライスを使ってるところで、”何でカレーの味せんのや?”ってのをよく 聞きますけれどもね。あれはサフランなんです。
 パエリアに限らず、ご飯にひとつまみ入れて炊けば香り高いサフランライス。 そしてプロバンス地方のお魚のスープ、ブイヤベースに入れれば素敵な香りが 楽しめる、地中海料理には欠くことの出来ないスパイスがこのサフランなんです。
 では、その実体は何かと言いますと、
サフランという名のスパイスは、 その名もサフランという花から取った『おしべ』。クロッカスによく似た花から、 赤くひょろっと伸びたおしべだけを摘み取って乾燥させたものなんです。
花そのものでもなければ球根でもない、おしべだけを摘み取って使うハーブ というのはほとんどこのサフランだけで、その為に世界で一番高価なハーブと 言われているんです。何てったって、パッと開いた花から一粒一粒手でおしべ だけを摘み取るというのは、気の遠ぉ〜くなるような作業です。
 乾燥させたサフラン1kgを収穫するためには、何と15万以上の花が必要に なるんだそうです。スパイス売場で一つだけ値段が飛び抜けているのは こういう理由があるからなんですねぇ。
それでもこの太陽のハーブ、サフランに人々が未了されるのは、香りの良さと 鮮やかな黄色のせいでもあります。
 その栽培の歴史は古く、ギリシャ、クレタ島のクノッサス宮殿の壁画には、 サフランを収穫している人々の姿、一つ一つの花からていねいにおしべを 摘み取っている姿が描かれているんですって。
壁画が描かれたのは紀元前 2000年代。現代でもそんな昔とほどんど同じ方法で収穫されている訳ですから、 まっ、お値段がはっても致し方ないことなのかも知れません。
高いと言っても 1g入りのビンが\1,000前後。おいしいパエリアが3、4回楽しめる分量です。 是非一度使ってみて下さい。

 明日は、甘ぁ〜い魅惑の香り、『バニラ』をPick Upします。



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4日目は甘くてどこか懐かしいバニラ
 ケーキやアイスクリームによく使われるこのスパイスの香りは、私たちにエッセンスと同じちょっとセピア掛かったあたたかな想い出を連れてきて くれるような気がします。
 例へば寒ぅ〜い冬の午後、学校から家に帰ると家中にお母さんが焼いているケーキの香りが漂っていた、なんていう想い出。 或いは大好きなアイスクリームショップで友達と二人で食べたバニラアイスクリームの味。 バニラの香るシーンというのは何だかとてもしあわせな気分に溢れています。
 実際、本当のアロマテラピーの世界にもバニラの香りのエッセンシャル・ オイルというのは、”人の心を和ませる””優しい気持ちを演出する”効果がある と言われています。甘いもの、おいしいものを食べるときの幸せな気分がその香りからイメージされてくる、という事なんでしょうかね?
 私の家にはバニラの香りがするボディー・シャンプーがありまして、それをお湯を入れる前に入れて泡立ててるんですけれども、すごく幸せな気分で 甘い なんかこう お湯飲んじゃおうか?っていう気になるくらい、すごく 柔らかくなれるんですね。リラックス出来るといいますか。甘いものが元々 好きだからというのもあるんですけれども。
 そんな幸せな香りのバニラ。 そもそもどんな形をしているか、ご存じでしょうか?

 一般的にはバニラエッセンスという形で使われることが多いんですけれども、 あの茶色のビンですね、 実際、実物のバニラはツル科の植物で花を咲かせた後の実の部分が独特の 香りの元になります。実の形は野菜のインゲンにちょっと似た感じと言えば イメージ出来ますでしょうか?
長さがだいたい20cmくらいの細長ぁ〜い鞘、その中にバニラビーンズと 呼ばれる種が入っています。ただこの状態ではあの独特の甘ぁ〜い香りは しないんだそうで、その鞘を収穫し発酵と乾燥を繰り返した後にフゥン 〜ワリと香りが漂ってくる、そういうものだそうです。
バニラエッセンスというのは、その発酵させたバニラの液を抽出してアル コールで薄めたもの。でも本格的なお菓子屋さんやアイスクリーム屋さんは バニラビーンスのまま買い求めて使うこともあります。
鞘を取り除き、ビーンズだけを裏ごしして使う、とびっきりおいしいバニラ アイスには、黒い小さな粉が混じっていることがあります。コショウじゃ ないんですよ、あれ。
よくバニラアイスの純度の高いものですと、プツプツプツプツッと黒いもの ありますよね? あれこそまさにバニラビーンズなんです。
エッセンスではなく、本物のバニラを使っているという証拠なんですね。
カスタードの濃厚な舌触りがたまらない、あのクリーム・ブリュレにも バニラビーンズの粒が入っています。だからあんなにおいしいんですね。
 最近は大きなスパイス売り場なら、このバニラビーンズ売っていますから、 時には本格的なバニラ風味のお菓子作りにトライしてみるのもいいかも 知れません。
 キッチンに漂う甘ぁ〜いバニラの幸せな香りを堪能して、優しい気持ちに なって下さい。
”ちょっとトゲトゲしいかなぁ?ここのところの生活” という方は、そのバニラの粒を潰してお部屋の中に置いておくだけでも 違いますから。

 明日はテーブルに漂う香りのお話しです。




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5日目は....
 ごめんなさい。朝起きれず準備出来なかったので脱稿です。ウルゥゥゥゥ。

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