皆さんこんにちは。この連載もとうとう大詰めを迎えました。
最終回の今回は、MEGA-SCSIのこれからについてお話したいと思います。
まずは、 MSX-DOS2のファイルシステムの拡張による32MB以上のパーティションの実現。 これはMEGA-SCSIの開発当初から構想され、CDエクステンションによりその雛形が 実現されていますが、そろそろ本格的に形にすべき時期にきています。
現在、市販のハードディスクの容量は1GB以上が標準になっています。 これを今のMEGA-SCSIで32MBごとのパーティションに区切ると、 30以上のパーティションを切り替えて管理するはめに陥ってしまいます。 この面倒な管理を簡単に行うための工夫がされていますが、 ここはやはり、32MB以上のパーティションを扱えるようにすることによる 本質的な解決が必要でしょう。
他には、他のハードウェアとの連携。現在、ハードディスクは大容量データの 保管という、大きくて速いフロッピーディスクとしての使い方が ほとんどとなっています。
似非職人工房では先日、4MBのマッパRAM
``Nice Memory ! うっかりくん'' や
高速RS-232Cカートリッジ``はるかぜ''
などの新しいハードウェア製品を発表しました。
これらのハードウェアとMEGA-SCSIを連携させると、また新たなMEGA-SCSIの使用方法が
生まれてくると思います。
(いくつか思いついていますが、
実現できるかどうかアヤしいので今は伏せておきます)
これらの事が示すように、高性能な拡張ハードウェアがそろった現在では、 それらのハードウェアを使用したソフトウェアによる拡張が 必要だといえるでしょう。
予告``MSX最新周辺機器事情'' …MSXに接続できる周辺機器の最新事情を、 似非職人工房製品を交えて紹介します。
似非職人工房(えせしょくにんこうぼう)
連絡先 〒221 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町316-88-102 柏崎太郎 方
(現在、辻川方では受け付けていません。)