Last updated : Oct. 7, 2000
薬の説明は、結構いいかげんです。 きちんと知りたい人は本を買って勉強しましょう。 また、薬の効き方は個人差があります。(特に抗うつ薬) したがって、「効くって書いてあるけど全然効かねーじゃないか」 という事もある(逆もありえます)ので、あらかじめご了承ください。
これはあくまでも医師の処方で、実際にはリタリン、ハルシオンは飲まない時のほうが多いです。
うつ病の原因の一つとして、 セロトニンやノルアドレナリンといった 神経伝達物質の枯渇が挙げられています。(モノアミン仮説)
抗うつ薬はこれらの神経伝達物質がシナプスに再取り込みされるのを 妨害して、 見かけ上シナプス間隙の神経伝達物質の量を多くする作用があります。
抗うつ薬は、 大きく分けて三環系・四環系・それ以外(第三世代、SSRI、SNRIなど) の3つに分けることができます。 大雑把に言って、前者は開発された年代が古く副作用も多く、 後者ほど新しく、副作用も少ないと言えます。 ただ、薬理作用的にはまだまだ古いものの方が優れているようです。 (作用も副作用も強い)
一般名塩酸クロミプラミン。三環系抗うつ薬。
今までで一番効き目を感じられた薬。 悲哀感や絶望感を取り除いてくれました。 ただ、効きはいいけど、副作用(口渇、便秘など)もきついです。
一般名アモキサピン。三環系抗うつ薬。
多少効きました。行動的になるように作用するようです。
一般名塩酸トラゾドン。第三世代の抗うつ薬。
眠くなるだけでした。
睡眠導入剤の補助として服用していたが、効果が感じられないので服用中止。
一般名塩酸ミアンセリン。四環系抗うつ薬。
デジレルより眠い。 睡眠導入剤の補助として出されたけど、 寝る前に飲んで翌日の昼頃まで眠かった。
一般名塩酸イミプラミン。三環系抗うつ薬。
全然効かなかった。一般名塩酸ミルナシプラン。SNRIの抗うつ薬。
セロトニンとノルアドレナリンの両方を選択的に再取り込み阻害する。副作用が少ないのが特徴。
現在服用中。まだ飲み始めたばかりなので、効果の感想は後ほど。
一般名塩酸マプロチリン。四環系抗うつ薬。
一番最初に出された抗うつ薬。全然効かなかった。
マイナートランキライザーとも呼ばれる。穏和精神安定剤。
一般名クロキサゾラム。
効いているのか効いていないのかわからない。 飲んでるとしゃべる時に舌がもつれるような気がした。 自主的に休薬しても全然変わらなかったので処方から消してもらった。
一般名エチゾラム。
眠くなります。寝る前に0.5mg錠を舌下服用するとストンと眠れます。昼間の服用は試していません。
現在睡眠薬として服用中。
一般名ブロマゼパム。
なかなかいい感じの薬。朝5mg錠を飲むと普段昼間に何度か感じているいらいら感を無くしてくれます。気分が大きくなるような気もします。また、ほとんど眠くなりません。
簡単に言うと睡眠薬。 効いている時間の長さによって 超短時間型から長時間型までいろいろある。 麻薬および向精神薬取締法で規制されている物が多い。
一般名ゾピクロン。超短時間型。
とにかく苦い。苦くて眠れないくらい。(本末転倒だ)
一般名トリアゾラム。超短時間型。
いろいろな意味で有名なこの薬。とりあえず少し眠れます。
現在中途覚醒時用として頓服で服用中。
抗精神病薬クロルプロマジン、抗ヒスタミン薬プロメタジン、催眠鎮静薬フェノバルビタールの合剤。
たぶん死ぬほど爆睡できることでしょう。と期待して服用したけど、なぜか全然効かなかった。
一般名ブロチゾラム。短時間型。
多少眠れるような気がする。でも効かない時のほうが多い。
一般名フルニトラゼパム。中長時間型。
よく眠れます。4mgものむと30分後にはふらふらになります。 そのタイミングで寝ないと健忘(起きている時にした事を覚えていない) を起こします。この薬でだいたい6〜7時間眠れますが、 たまに数時間で中途覚醒してしまいます。
現在服用中。
上のカテゴリに属さない薬。副作用止めとか。
一般名クエン酸モサプリド。
消化管の運動を促進したり、 胃からの食物の排出を促進したりする薬。慢性胃炎の薬。 アナフラニールの副作用止めとして出されています。
一般名スルピリド。
少用量で胃・十二指腸潰瘍、中用量でうつ病・うつ状態、 高用量で精神分裂病に効果があるユニークな薬。名前がかっこいい。 副作用(手の震え、食欲増進、性欲減退、女性化乳房)が出たので中止。 中止しても病状に変化は見られなかったので、 結局効いてたのか効かなかったのか分からん…
一般名パンテチン。
パントテン酸の欠乏によるいろいろな症状に効く薬。 私の場合は多分弛緩性便秘のために出されているのだと思う。 アナフラニールの副作用止め。
一般名センノシド。
大腸刺激性の下剤。アナフラニールの副作用止め。 でもこれだけでは便秘は直らず、 ガスモチン・パントシンを追加する事に。
一般名炭酸リチウム。
躁病の薬だが、難治性のうつ病にも効くらしい。 私は躁の気はまったくないので、後者の方で出されたのだと思う。 でもあまり効果は感じられない。
現在服用中。
一般名塩酸メチルフェニデート。
中枢神経興奮剤。簡単に言うと弱い覚せい剤。 効く効くという人が多いが、 私にとっては多少行動的になるような気がするくらいでいまいち。 耐性や依存性がつきやすいらしいが、それもほとんど感じられない。
現在たまに服用中。
市販薬、輸入薬など。
一般名パモ酸ヒドロキシジン。抗アレルギー性緩和精神安定剤。
抗ヒスタミン作用によってだるくなる薬。皮膚科領域では蕁麻疹とかに使われる。
寝逃げ目的で購入したが、6カプセル(150mg:精神科領域の一日量)一気に飲んでもはっきりとした効果が感じられないのでボツ。コストパフォーマンス悪すぎ。(1620円/20カプセル)
輸入薬。フランス製。
穏やかな覚醒作用があり、集中力を高めて無気力感を無くすと 説明されていたが、全然効果を感じられなかった。
一般名塩酸エフェドリン。薬局で購入。
気管支拡張・鎮咳剤だが、覚醒作用も持っている。化学構造的には覚せい剤のメタンフェタミン(商品名ヒロポン。ナガヰ錠と同じ大日本製薬製造)に似ており、実際に純度の高いものは覚せい剤原料として、覚せい剤取締法の取り締まりの対象になっている。
飲んだ感想としては、覚醒と言うよりは脳味噌がふわっとする感じで、気持ちのいい薬だった。
ただ、長期連用によって精神病やうつ状態をまねくことがあるので、注意が必要な薬である。
一般名臭化水素酸シタロプラム。輸入薬。
SSRI(選択的セロトニン再取込阻害薬)の抗うつ薬。
セロトニン再取込阻害濃度だけを見る限りでは、プロザックはもちろんのこと、アナフラニールをも凌駕している。
アナフラニールの代わりに約三ヶ月ほど毎朝40mg錠を一錠服用していたが、気分の向上的には変化無し、口渇と便秘がなくなって性欲が戻ってきた。お金に余裕があればアナフラニールの替わりに服用してみる価値はあると思う。
一般名塩酸フルオキセチン。輸入薬。
SSRI(選択的セロトニン再取込阻害薬)の抗うつ薬。
一時期アナフラニールの代わりに一日40mg飲んでいたが、 アナフラニールと比べて効果の差が見られなかったので中止。
一般名ブロムワレリル尿素。薬局で購入。
鎮静薬だが、たくさん飲むと睡眠薬として使える。 うつが最悪だった時に、 「つらいから寝てしまおう」という事で飲んでいた。(通称:寝逃げ)
3錠くらい飲むと、 寝るか寝ないかのぎりぎりの状態になって気持ちいい。