スタイル=トラピスト・ビール
 アルコール度数=6.5%
 醸造所=オルヴァル修道院
 輸入元=小西酒造(株)



ホップから引き出された複雑で深遠なアロマ。
造られたばかりのものは、新鮮で甘やかなブーケが印象的。
時間がたったものは、酸味の混じった濃厚な香。


造られて間もないものは、フルーティーで、あまく、爽やかな味わい。
醸造後時間がたったものは、あまさが消え、酸味が増してドライになる。
噛んでいると、次から次へと色々な味が現われては消える。
ドライホッピングで引き出された、オルヴァル独特の風味。
食欲を誘う、強烈な苦味。食前酒として最適。


口に含んだ印象は、柔らか。しかし、フルボディ。
炭酸カルシュウムを含む、独特の重々しい口当たり。


新しいものはあまり泡がたたない。時間のたったものは、雲のようなもくもくとした泡。
明るいオレンジ色。
酵母が残っているのでやや濁りあり。


世界で最高のビールの一つ。これほどホップにこだわったビールはまれ。
ホップのアロマが爽やかなのは造りたて。酸味の効いた猛々しい味は時間がたったもの。人により好みが分かれるので、買うときはチェックを。
いくつもの味を持つビール。飲むたびに味が変化する面白さがある。
サント・モール、ヴァランセ、クロタンなど、山羊のチーズに良く合う。
飲みつけると完全にクセになるビールだ。



発酵形式=上面発酵
初期比重=1055(糖度13.75)
麦芽=ペール・モルト、クリスタル・モルト
ホップ=ハラタウ・ヘルスブリック、スティリアン・ 
 ゴールディングス
発酵回数および期間=3回(2次発酵に3週間、3次発酵は 
 ボトルファーメンテーションで7-9週間)
ビタネス・ユニット=40 IBU
色合い= 21-22 SRM
酵母入か否か=酵母入り
特記事項=2次発酵時にドライホッピング、3次発酵時に 
 キャンディ・シュガーを投入
賞味温度=12℃-14℃
ボトルの容量=330ミリリットル
ボトル栓のタイプ=王冠
専用グラスの形状=ワイドゴブレット・タイプ、
 オルヴァル形  








トラピスト・ビール

ベルギーとオランダにあるトラピスト修道院の醸造所で
修道士の手によって造られるビールのこと。
世界中に6銘柄しかない。


上面発酵

エール酵母を使って高温(14−25℃)で発酵させること。
発酵が終わると酵母がビールの表面に浮かび上がるので、上面発酵と呼ばれる。
発酵によってエステルが生れ、ビールにフルーティーなアロマを与える。
これに対して下面発酵は、ラガー酵母を使い低温(4−10℃)で発酵させること。
発酵が終わると酵母はビールの底に沈むので、下面発酵といわれる。
下面発酵ではキレのいい爽やかな味のビールができる。


初期比重

発酵前の麦汁に含まれる糖分を比重で表したもの。
初期比重が高いほど、アルコール度数の高いビールができあがる。
初期比重をパーセンテージで表わしたものが糖度である。


ビタネス・ユニット

ビールに含まれている苦味の量を表す国際単位。
ビール1リットルに1mgのイソアルファ酸が含まれている状態を1-IBUとする。
ちなみに、バドワイザーは10.5-IBU、ギネス・エクストラ・スタウトは
50-IBUである。


SRM

ビールの色を表わす単位。水の色を0.0として数字が大きいほど色が濃くなる。
ちなみに、バドワイザーの色が2.7-SRM、バス・ペールエールが9.8-SRM、
ギネス・エクストラ・スタウトは60-SRMである。


ドライホッピング

とくにホップのアロマを強めるために、発酵の最中や熟成の期間に生ホップを投入すること。