スタイル=トラピスト・ビール
 アルコール度数=9%
 醸造所=スクールモン修道院
 輸入元=日本ビール(株)/高島屋




グラスに注ぐと、ホップとカラメルのアロマが甘やかに漂う。
ほかのトラピスト・ビールよりもフルーティーな香は少ない。


このビールの味わいは3段階に変化する。
1.  最初に、ホップの高貴な香とペパーのようなスパイシーな味わいが口中を満たす
2.  次にカラメルの甘い風味が現われ出でて、それを楽しんでいると…
3.  突然、アルコール9パーセントの強烈な辛さが襲ってくる。
スパイシーな味、甘さ、そして辛さがデリケートに調和した、クセになるビール。
また、鼻に抜けるホップの香がすばらしい。


ずつしりと重く、強烈だがまろやかな辛さが口中に充満する。
その辛さは、いつまでも残り、強い食欲を誘う。


ふんわりとした、真綿のような泡。
色合いは、暗い赤茶色。


出来て2年以上経つと、甘さが落ち着いて、辛さもまろやかになる。
買うときは、ラベルに記された年代に注意。
料理ができるのを待ちながら、ステイルトンやロックフォール・チーズと共に飲むと最高。
和食に合わせるなら、寿司。



 
発酵形式=上面発酵
初期比重=1081(糖度20.25)
麦芽=サマーモルト
ホップ=イングリッシュ・ファグルス、 
 チェコ・ザーツなど5-6種類
発酵回数と期間=3回(2次発酵に5週間、 
 3次発酵はボトルファーメンテーションで3週間)
ビタネス・ユニット=35-38 IBU
色合い=20 SRM
酵母入りか否か=酵母入り
特記事項=1次発酵と2次発酵時に、 
 キャンディ・シュガーを投入
賞味温度=15℃-18℃
ボトルの容量=330ミリリットル
ボトル栓のタイプ=王冠
専用グラスの形状=ワイドゴブレット・タイプ、 
 シメイ形  








トラピスト・ビール

ベルギーとオランダにあるトラピスト修道院の醸造所で
修道士の手によって造られるビールのこと。
世界中に6銘柄しかない。


上面発酵

エール酵母を使って高温(14−25℃)で発酵させること。
発酵が終わると酵母がビールの表面に浮かび上がるので、上面発酵と呼ばれる。
発酵によってエステルが生れ、ビールにフルーティーなアロマを与える。
これに対して下面発酵は、ラガー酵母を使い低温(4−10℃)で発酵させること。
発酵が終わると酵母はビールの底に沈むので、下面発酵といわれる。
下面発酵ではキレのいい爽やかな味のビールができる。


初期比重

発酵前の麦汁に含まれる糖分を比重で表したもの。
初期比重が高いほど、アルコール度数の高いビールができあがる。
初期比重をパーセンテージで表わしたものが糖度である。


ビタネス・ユニット

ビールに含まれている苦味の量を表す国際単位。
ビール1リットルに1mgのイソアルファ酸が含まれている状態を1-IBUとする。
ちなみに、バドワイザーは10.5-IBU、ギネス・エクストラ・スタウトは
50-IBUである。


SRM

ビールの色を表わす単位。水の色を0.0として数字が大きいほど色が濃くなる。
ちなみに、バドワイザーの色が2.7-SRM、バス・ペールエールが9.8-SRM、
ギネス・エクストラ・スタウトは60-SRMである。