2001年9月15日 青梅線展望電車乗車記

今回は東京近郊区間の青梅線(立川−奥多摩)に今年8月から運転されている展望電車に乗ってみました。

海老名8:14−(相模線・横浜線)−8:58八王子−(中央線)−
立川9:21−(青梅線)−10:46奥多摩



上記のコースで立川まで乗り、青梅線のホームへ行ってみると、すでに展望電車が入線していました。この展望電車は201系電車4両を次のように改造したものです。

立川方3両:多摩川渓谷側に4人掛けボックスシートを設置

奥多摩方1両:多摩川渓谷側に向けた12人分のペアシートを設置

車両の塗装を1両づつ塗り分け
奥多摩方 クハ200-134+モハ200-263+モハ201-263+クハ201-134 立川方
         緑色        水色       黄色        紫色


201系展望電車(二俣尾駅にて)










展望電車の各車両(御嶽駅にて)


私は立川から先頭車両に乗ったのですが、多摩川渓谷側の窓は209系のような1枚ガラスの窓となっており、ペアシート側のつり革は削除、網棚も小さいものに交換されていました。さらに、渓谷側の窓の下にはテーブルも設置されています。

これらの改造の印象としては、元の通勤電車車内の色合いを活かしつつ、デザイン的にアンバランスにならないようにシートとテーブルを追加したという感じで、落ち着いた雰囲気になっていると思います。


展望電車の車内




さて、立川からしばらくは立ち客でいっぱいになるほどの混雑でしたが、小作(おざく)で大半の人が下車したので、展望席?に座ることができました。
確かに窓と平行に座って外を見てみると、普段とは違う大きさで景色を楽しめます。欲を言えば、窓をあと5センチ下まで大きくできればさらに眺望が良くなると思います。

さらに電車は青梅,宮ノ原,日向和田(ひなたわだ),二俣尾,御嶽(みたけ)など各駅に停車していきますが、日向和田あたりから緑が多くなり展望電車にふさわしい景色になってきます。二俣尾と御嶽では列車交換のための時間があったため、写真を撮りました。


青梅線の風景


青梅線内はカーブが多いためのんびりと走りますが、奥多摩の手前ではトンネルの中をまっすぐな線形になっているのでやや速度を上げて走ります。
この長めのトンネルを抜けると、終点の奥多摩駅に到着です。奥多摩駅は写真のように木造?の駅舎となっています。


奥多摩駅


奥多摩駅で下車してまわりを歩いてみましたが、奥多摩湖や日原鍾乳洞ゆきのバスもあり、駅前は団体客などでにぎわっていました。この奥多摩では登山や釣りなどさまざまなレジャーが楽しめます。

帰りは一度オレンジ色の103系電車に乗りましたが、川井駅で立派な奥多摩大橋が見えたのでここでも下車してみました。川井駅は奥多摩とは一転して人気のない静かな駅で、非常にのんびりと過ごすことができました。
また電車の本数が少なく、時間があったため奥多摩大橋まで歩いて写真を撮っていました。すると展望電車が奥多摩へ走っていくのが見えたため、適当に時間を過ごして再び青梅ゆきの展望電車に乗りました。




奥多摩大橋と展望電車(川井駅にて)




今回の感想としては、青梅線自体のんびりと走る路線であるので、このような展望電車を走らせることで日常とは違った過ごし方を楽しめるのが良いと思います。

また、車両にも相応の改造がなされており、苦労が感じられます。これからも、乗る人の楽しみやゆとりを提供していただきたいと思います。

この展望電車は土曜休日の運転で、乗車券のみで乗車可能となっています。


 展望電車の運転時刻(土曜,休日運転)

 立川         青梅          奥多摩
9:21発  −>  9:53発  −>  10:46着
          11:33発  −>  12:08着
          13:06発  −>  13:40着
          14:35発  −>  15:20着

          11:28着  <−  10:52発
          13:01着  <−  12:22発
          14:30着  <−  13:46発
16:48着 <− 16:19着  <−  15:37発



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