最近の偽らざる心境。

技術的なブレークスルーは当分起こりそうにないので、とりあえず技術的な防御策についてはもういいや。
あまり「これは！」というテクニックもそうそう出てこなくなったので、とりあえず技術的な攻撃手法についてはもういいや。
場末でほえても社会が変わるわけじゃなし、とりあえず技術的分野の啓蒙についてはもういいや。

というわけで、年末年始は（今度こそ）使っているノートやメインデスクトップ、メインサーバのHDD掃除を行うことにしました（関係ないじゃん

ネタはさておき。

下の「とある方から」エントリにも書いてますが、結局の所みんながみんなセキュリティを対岸の火事と見ている状態を少しでも緩和しないと徒労に終わるっつー話はあるわけです。
無論、「自分は守っているからOKとする」と宣言してしまえばいいわけですが、（ご想像の通り）それもまたなかなか難しいものがあって。

前にも書いたけど、一般の人たちの中には「脆弱性ネタ、うぜぇ」という感想を持っている人が出始めているというのもまた悩ましきところなんですが、それもこれも発信する側の戦略ミス、的な部分も多いに関係しているんじゃないかと。

やっぱり現状の攻め方では何も変わらぬなぁ、と業界人でもないのにため息をつくわけで。これで飯食っていれば「もう一息がんばるべ」とも言えるんだが、いかんせんこれで飯食ってないし。ボランティアだし。手弁当だし。夫婦仲悪くしてまでやらなくてもいいんじゃね？（爆

そう考えると、これ系で飯食っている人間がもう少しがんばってはくれないものか、と嫌みの一つも言いたくなるんだよな。

まぁ、そーいうわけで人のことはほっといてクラックしにくいPPCアーキテクチャ（エンディアンの問題とシェルコード作る技術者の少なさから想像）とちょっとひねくれてNetBSDとの組み合わせあたりでサーバつくって、こつこつパッチを当てて終了しようかな、と思いなやむ今日この頃なのよ。