水戸ホーリーホック戦 観戦記

前日はホームパーティーで徹夜。しかも風邪気味という最悪のコンディションで望んだ愛川。
#ちなみにメニューは、バングラデシュ・カレー、ライスとナン、春雨と海草の中華風サラダ、
#フルーツとヨーグルトのデザート、ブルーベリーチーズケーキ、それとアルコール各種。
#朝食はロールキャベツでした。

雨風が強く天候は最悪で、スタンドにはポンチョの花が咲き乱れていた。
おかげでメモを取るにも一苦労。今度からは油性ペンを用意しないと。
本日は、ふりえのお父さんに運転していただきました。帰りには自宅まで送ってもらって、ほんと感謝です。

1st Stageに続いて、本日もホーム側とアウェイ側が入れ替わっている。
グラウンドコンディションが悪いため、予定されていたOver40サッカー大会は中止。
試合前には、選挙で選ばれたソシオ・フリエスタ役員が挨拶を行った。
また、Budweiser Japanと看板スポンサー契約に合意したため、今日からはビールもBudweiser。
ところでBud Girlはどこ?(爆)

横浜FCの布陣
出場停止の稲垣に代わって高田が最終ラインに入り、ボランチには3試合ぶりに高木が復帰。
前節動きのよかった高尾と重田はそのままで、復帰した後藤はトップ下に入る。
パベルは藪田とともに前線に位置し、前節負傷した有馬はベンチからのスタートとなる。

水戸ホーリーホックの布陣
雨風が強くて、それどころでは……

3分
ゴール正面から磯野のFK。壁の横を通して狙うが、ゴールの右へ外れる。

11分
左CK。遠いサイドで折り返し、渡辺卓が正面からヘディングシュートを放つ。
大石……ではなく高尾が手でかき出してしまい、レッドカードが出される。もちろんPK。
高尾敬治、退場。
思わず手が出てしまったことは責められないが、せっかく前節の活躍が認められてチャンスをもらったのに。
失点は返すことができるが、失った選手を補充することはできないからね。

12分
堀田のPK。落ち着いて、グラウンダーでゴール左隅に沈める。

横浜FCの布陣 そのに
後藤がやや左に寄り、藪田が少し下がり目になることで、高尾の抜けたスペースをカバーする。

15分
磯野の右CK。低いボールはスライディングでブロックされるが、跳ね返りを拾って、角度のないところから左足一閃。ボールはクロスバーの下に当たり、ゴールに吸い込まれる。
シュートを狙ったのか、クロスを上げたつもりが強風に流されたのかは定かではないが、痛い追加点。
頭上を越された大石のポジションも悪かったが、磯野に誰も詰めなかったことの方が問題にされるべき。

23分
公文の左CK。ミスキックか風に流されたか、遠いサイドのペナルティエリアの外に上がってしまう。
高木が戻りながら、落ち際を左足でシュート。ゴール前の藪田が右足で角度を変え、ゴール左下に決める。
難しいボールに合わせた高木をまずは誉めたい。藪田はその次。

37分
左サイドからのFK。ゴール前に放り込んだボールを、ディフェンスがヘッドでクリアし損なう。
裏に流れたボールを木山がシュートするが、大石が体を沈めてブロックする。

38分
右サイドのスペースに長いフィードが入り、中村が縦に抜け出す。
左サイドから上がってきた尾上の前方にパスを出し、尾上がシュートを放つ。
大石と戻ってきた高木がブロックし、クリアされる。
(ホーリーホックから見て)左サイドに残っていた高田の位置と比較すると、明らかにオフサイド。
#公式サイトの速報によれば中村のシュートとなっているので、間違っているかもしれない。
#しかも、メモには28という謎の背番号が記されているので。23と間違えたか18と間違えたか。

40分
重田の右CK。跳ね返りを後藤が右足でミドルシュート。ゴール左に外れる。

41分
重田の右CK。高木が右サイド深くで競り合い、ルーズボールを重田が拾って中に切れ込む。
ペナルティエリアぎりぎりで倒されるが、PKもFKも笛すらもなし。

ロスタイム(公式記録では44分)
ボールをトラップしようとした重田に、小原が後方から腰のあたりをめがけて体当たりする。
明らかに故意のファウルに、本日2枚目のイエローカードが出される。
小原光城、退場。

前半の感想
雨足は強くなったり弱くなったり、加えて強風が吹きすさぶ最悪の天候。
風下に位置した横浜FCは劣勢を強いられ、立て続け失点してしまう。
主導権を完全に握られていたので、2−1で折り返せればよしとしたほうがいいだろう。

前半だけでイエロー5枚、レッド2枚(うち1枚はイエロー2枚)が飛び交い、天候同様試合も大荒れ。
引き上げてくる主審に、メインスタンドからは罵声が浴びせられる。
「頭冷やしてこい!」
ホーリーホックからは、ファウルを誘って横浜FCにイエローを出させるという意図が見て取れた。
警告、退場の多さを考えれば、これは当然の作戦であろう。激高しやすい選手もいることだし。

本日のTIFOSI
バックとアウェイゴール裏の間あたり、グラウンドを見下ろす遊歩道に陣取る。
今日は進入禁止では? と思っていたら、あっさり追い出された。結局、バックのコーナー付近に。

45分
選手交代:真中幹夫→有馬賢二
選手交代:磯野修久→山本 潮
10人対10人になったことで、ホーリーホックがディフェンスの選手を投入して守備的になると予想し、
センターバックをひとり外して有馬を投入した。パベルがトップ下に下がり、3−4−2になる。

48分
左サイドで中村が幸田からボールを奪い、尾上が受けてフリーでシュート。
ディフェンスがブロックして、なんとかコーナーに逃げる。

64分 選手交代:重田征紀→増田功作

66分 選手交代:尾上恵生→井本喬士

横浜FCの布陣 そのさん
パベルがリティに打診して、ボランチの位置に下がる。動きのよかった高木が代わってトップ下に。
後藤と公文の運動量が落ちてきたため、高木と増田が右サイドから積極的に攻め上がる。
藪田が左サイドに開くかたちにはなっているが、攻撃は事実上右からの一本槍になる。

74分
右サイドで高木が戻して、フリーの増田が左足でシュート。
ディフェンスが足に当てて、本間がしっかり押さえる。

76分
高木が右サイドからクロスを上げて、遠いサイドの藪田がヘッドで折り返す。
有馬と競った木山が蹴り込んで、OWN GOALになる。
木山はその場で倒れ込み、しばらく動けなかった。
耐えれば勝てると思っただろうなぁ。それだけに、脱力感は計り知れないものがあるだろう。

81分
左サイドから公文のロングスロー。水を吸ったボールは重く、強風にもあおられるため、ペナルティエリアに届くか届かないかという程度で、本来の飛距離が出ない。
近いサイドで藪田が流し、高木がヘディングで押し込む。
TIFOSIのいる方のコーナーに走り、両膝を地につけて上半身を仰け反らせながらすべる。
今季初めてゴールパフォーマンスを見た気がする。いや、メモしているから。
おかげで公式記録(藪田のゴール)と異なってしまった。現在調査中です(汗)

横浜FCの布陣 そのよん
リードしてからは、高木がボランチに、パベルがトップ下に戻る。

85分 選手交代:堀田利明→苫米地健一

86分 選手交代:パベル→小野信義

81分以降
直後に、判断を誤って飛び出した大石が頭上を抜かれ、無人のゴールを幸田がカバーなんて場面もあったが、試合はすでに横浜FCのものになっていた。
苫米地が自慢の足で公文と高田の裏を狙うが、ボールがまわってくることはなかった。
ホーリーホックは完全に足が止まっており、交代出場の増田が再三右サイドを強引に突破する。
終了間際、有馬が1対1の場面で本間に止められるが、勝敗に影響はなかった。

後半の感想
45分間、攻め続けた横浜FCと、耐えて守ろうとしたホーリーホック。
大雨の影響でピッチには水がたまり、芝生がはがれる。いわゆる田んぼ状態である。
横浜FCは風上に位置していたが、安易にロングボールを多用することはしなかった。
追いつけば横浜FC、逃げ切ればホーリーホックという試合展開で、OWN GOALで追いつかれたのでは、ホーリーホックにはもう突き放す力は残っていなかったのだろう。

それでも観戦した試合の中では、最も負けを覚悟した試合であった。

水戸ホーリーホック 評
雨風が強くて、それどころでは……

選手個々の評価
GK大石尚哉  5.5 ………決定機を防いだり、ゴールをがら空きにしたりと、出来にばらつきがあった。
DF幸田将和  6 ………高尾が退場し、後半からは真中が交代したため、守備に忙殺された。
DF真中幹夫  5.5 ………守勢に立たされていた割には、あまり目立たなかった気がする。
DF高田昌明  6.5 ………足下も安定していたし、後半はよく最終ラインをコントロールしていた。
DF公文裕明  5.5 ………結構消えていたような気が。苫米地に狙われたときにはひやひやした。
MF高木成太  7.5 ………豊富な運動量と絶妙なパス出しで、全得点に絡む。トップ下でも機能。
MF重田征紀  6.5 ………やはり中盤の方が向いている。なにより2枚目が怖かった。
MF高尾敬治    ………ちょっと保留。
MF後藤義一  6 ………左サイドの守備で貢献。もう少しトップ下でのプレーが見たかったが。
FWパベル   6.5 ………ゴールには絡まなかったが、守備で貢献。ポジションチェンジの進言で+0.5。
FW藪田光教  6.5 ………今日ばかりは誉めてもいいだろう。ゴールの嗅覚が戻ってきたか。

FW有馬賢二  6 ………身体が重そうだった。それでもそれなりに動けていたと思う。
MF増田功作  6.5 ………足が止まっている相手を尻目に右サイドを蹂躪。時間稼ぎに貢献。
MF小野信義  ---

監督
リトバルスキー 6.5 ………劣勢な試合ほど監督の力量が問われる。実際にはパベルの進言なのだが。

横浜FC
前半水戸ホーリーホック
後半
会場:愛川町三増公園陸上競技場/観衆:1494人
得点:0-1 堀田利明(12分、PK)
   0-2 磯野修久(15分)
   1-2 藪田光教(23分、アシスト=公文裕明、高木成太)
   2-2 OWN GOAL(76分)
   3-2 藪田光教(81分)

横浜FC水戸ホーリーホック
GK大石尚哉GK本間幸司
DF幸田将和DF小原光城
DF真中幹夫DF木山隆之
FW45有馬賢二DF渡辺 卓
DF高田昌明DF鳥羽俊正
DF公文裕明MF堀田利明
MF高木成太FW85苫米地健一
MF重田征紀MF水野 淳
MF64増田功作MF磯野修久
MF高尾敬治DF45山本 潮
MF後藤義一MF横濱 誠
FWパベルFW中村洋仁
MF86小野信義FW尾上恵生
FW藪田光教MF66井本喬士
SUB吉田明博SUB山本 優
SUB橋本研一SUB浦島光雄

注釈:時間は手元の時計で計っていますので、1分程度の誤差はあります。

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