佐川急便東京SC戦 観戦記

フットサルの練習をちょっと早めに切り上げて、くぼさんを伴って小田急永山駅へ。
もちろん、これから繰り広げられる惨劇を知る由もなく──

横河電機の布陣
GKは山岸。最終ラインは右から矢口、波立、立花、金載東。
中盤はボランチが依田と田上、右に石本、左に池上。前線は登内と村山。

佐川急便東京SCの布陣
GKは加藤竜二。最終ラインは中央に鈴木俊、右に伊藤、左に川村。
中盤は右から井上公平、熊谷、米山、川瀬。前線は右に小幡、左に山本正男、中央(最前線)に笠木。

16分
山本正男のパスを受けて、ゴール前から米山が右足でシュート。
いったんは山岸にブロックされるが、こぼれ球を笠木が左足で冷静に押し込んで、先制点をあげる。

33分
熊谷がゴール前にふわっと浮かせたボールを上げ、小幡が右へ流れながら右足でボレーシュート。
ボールは山岸の肩口あたりを抜けて、ゴールネットを大きく揺らす。

35分
中央やや左からの米山のFK。右足から放たれたボールは、低い弾道で前線の笠木の足下へ。
ゴールに背を向けながらすぐ横に流すと、フリーの山本正男があっさり左足でゴールへ蹴り込む。

41分
選手交代:井上公平→梶山洋一

前半終了

45分 選手交代:池上寿之→上田英生

46分
米山の右CK。伊藤の頭を経由したボールを、ゴール前の小幡が左足でシュート。
ディフェンスに当たって浮いたところを、山本正男が落ち着かせると、左足でゴールに押し込む。

50分
選手交代:小幡 正→馬目茂樹

53分
山本正男が左サイドをドリブル突破。フェイントでディフェンス(おそらく矢口と波立)を翻弄すると、ペナルティエリアの外から右足でシュート。飛び出しかけた山岸は完全に逆をつかれ、反応できず。

65分 選手交代:田上和彦→野杁生麿

66分
選手交代:笠木 新→竹谷英之

71分 選手交代:石本 慎→江川耕二

77分
自陣左サイドからの梶山のFK。一気にゴール前に上げたボールを、ディフェンスが目測を誤る。
竹谷がトラップして体勢を整えると、落ち着き払って左足でシュートを決める。

78分
竹谷が左サイドから折り返し、馬目がドリブルでペナルティエリアに切れ込む。
右へ流れながら右足でシュート。ボールは芝生の上を滑るようにして、ゴール左隅に転がり込む。

84分
自陣中央からの加藤竜二のロングフィード。ディフェンスがクリアミスし、ボールが右サイドに流れる。
飛び出した山岸を嘲笑うかのように、山本正男の右足のループシュートがゴールに吸い込まれる。

ロスタイム(公式記録では89分)
馬目のパスを受けると、米山がセンターサークルから右足でロングシュートを放つ。
前に出ていた山岸は、戻りながら手で触れるのが精一杯。ボールはそのままゴールに吸い込まれる。

後半終了

80分過ぎに、観客席で起こった出来事について
思い返すのも馬鹿馬鹿しいので、ここで多くを語る気はない。
しかし、相当に気分を害したのは事実である。あえて一言、当事者たちに言うならば──

公衆の面前で喧嘩を売る奴も買う奴も、馬鹿以外の何者でもない。

以上。

佐川急便東京SC 評
前線のスピードとポストプレーを軸にした、典型的なカウンターサッカー。
面白みには欠けるが、天皇杯でグランパスに4−0で勝利するなど、結果を残しているのも事実。
「虚仮の一念」とはよくいったものである(誉め言葉には適さないか?)。

佐川急便東京SC

前半横河電機

後半
会場:多摩市立陸上競技場/観衆:389人
得点:1-0 笠木 新(16分)
   2-0 小幡 正(33分、アシスト=熊谷雅彦)
   3-0 山本正男(35分、米山 智、笠木 新)
   4-0 山本正男(46分)
   5-0 山本正男(53分)
   6-0 竹谷英之(77分、梶山洋一)
   7-0 馬目茂樹(78分、竹谷英之)
   8-0 山本正男(84分)
   9-0 米山 智(89分)

佐川急便東京SC横河電機
GK加藤竜二GK山岸範之
DF川村亮介DF矢口 敬
DF鈴木 俊DF波立紀夫
DF伊藤琢矢DF立花由貴
MF井上公平DF金 載東
DF41梶山洋一MF依田博樹
MF川瀬信一MF田上和彦
MF熊谷雅彦MF65野杁生麿
MF米山 智MF池上寿之
FW小幡 正FW45上田英生
FW50馬目茂樹MF石本 慎
FW山本正男MF71江川耕二
FW笠木 新FW村山浩史
FW66竹谷英之FW登内将志
SUB佐野智之SUB高祖景一
SUB津村典明SUB渡辺英寛

Back