プロフェソール宮崎戦 観戦記

十条駅で埼京線を下りて、早めの昼食を取るべく駅前にある"手打らーめん てんげん"へ。
あれ、しばらく来ない間にメニューが変わってる? 実質的な値上げじゃないか(怒)

開場してグッズショップを覗く。一昨年のユニフォームが値下げされているけど、XLぢゃなぁ……
ガイドブックの横にあるはずの"2001年 JFL公式記録集"は、すでに売り切れているし(怒)
割当てが7部しかないのもどうかと思うけどね。とりあえず、夢の島で確実に購入すべく予約。

横河FC 2001シーズン写真展
試みとしては面白いと思ふ。琴線に触れるような写真があったかどうかはさて置き(何様のつもりだ)。
欲を言うと、もう少し引き伸ばしてあればなお良かったんだろうけど。

選手入場
あれ、以前のFIFA ANTHEMって使用禁止になったはずでは?(週刊サッカーマガジン 2002 3/20参照)
──と思ったら、録画したデンソーカップでも選手入場の際に流されていた。記事が間違っていたのか?

横河電機の布陣
GKは山岸。最終ラインは右から渡辺英寛、波立、立花、金載東。
中盤はボランチが依田と田上、右に池上、左に野杁。前線は藤掛と登内。

プロフェソール宮崎の布陣
GKは植田。最終ラインは右から長谷川太一(大分)、山下、前田隆、白川。
中盤はボランチが大石と南、右に橋満、左に牧野。前線は庄司と長木。

控えのGKが登録されていないが、不測の事態に陥った場合はどうするのだろう。

長谷川太一(大分)
昨年J2にふたりいた長谷川太一のうち、大分トリニータから戦力外通告を受けた方。
ちなみに、長谷川太一(新潟)の方は国士舘大学に進学。よりにもよって、また同じリーグに……

前田 隆
道路交通法違反(信号無視、無免許運転、酒気帯び運転)で現行犯逮捕されたのは、確か昨年の12月。
リーグが異なるとはいえ、開幕戦から出場して問題はないのか?(反則金は納付したにしても)

0分
横河電機のキックオフで始まった試合。自陣でFKをもらうと、あっという間に横河電機ゴール前へ。
最後は中央の庄司が右へ流したところを、走り込んだ長木が豪快に蹴り込んで、プロフェソールが先制。
JFL開幕を告げる石沢主審の笛が鳴り響いてから、わずか30秒足らずの出来事である。
まさに"電光石火"。決して短くはないサッカー観戦歴の中でも、文句なしの最速ゴールであろう。

3分
金載東の右CK。遠いサイドで頭ひとつ抜け出した渡辺が、ヘディングシュートを叩き込んで同点に。
こちらはセットプレーから。今季からサイドバックに転向した渡辺だが、空中戦の強さは健在。
おそらく、同点ゴールも最速だと思われる(笑)

19分
フィードボールをペナルティエリア内で受けた藤掛が、飛び込んでくる植田をジャンプしてかわす。
戻っているディフェンスはふたり。振り向きざまに右足でシュートするが、わずかに右に外れる。

25分
左サイドに流れた南が、前を行く牧野にスルーパスを通す。
牧野が切り返して(足を滑らせて立ち上がって)右足でシュートを放つが、クロスバーを大きく越える。

36分
金載東の右CK。遠いサイドの渡辺がダイビングヘッドで合わせるが、ディフェンスにブロックされる。

40分
南のパスを受けた牧野が左サイドを突破、遠いサイドめがけてアーリークロスを上げる。
山岸が足下に飛び込んでシュートをブロック、こぼれ球に長木(?)が詰めるがゴールの右に外れる。

ロスタイム
プロフェソール陣内中央、距離のあるFK。池上が右足で直接狙うが、惜しくもクロスバーを直撃。
落ちてきたところを、立花がヘディングで合わせるが、植田の懸命のブロックに阻まれる。
さらに放ったシュートはクロスバーの上に消え、直後に前半終了。ここでしっかり決めておけば……

前半の感想
前線から程よいプレッシャーがかかっているのだが、いかんせん最終ラインが不安定すぎる。
オフサイドこそ取れてはいるが、不用意なパスミスからピンチを招く場面もしばしば。
とはいえ、前日にテレビ観戦したヴェルディ(1−5でサンガに敗戦)に比べれば、はるかにまし。

55分
右サイドからの波立のFK。遠いサイドの渡辺がヘディングで合わせるが、植田にキャッチされる。

61分
藤掛とのワンツーから、田上がスルーパスを狙う。
抜け出した登内はわずかに届かず、植田のスライディングキャッチに阻まれる。

62分
左サイドから流し込まれたボールを、中央やや右に走り込んだ橋満が受けて、山岸と1対1に。
股間を狙ったシュートは、体勢を低くした山岸の体に止められる。

64分
選手交代:野杁生麿→小泉輝行
小泉が中盤の右に入り、池上が右から左にまわる。

65分
選手交代:橋満士郎→中島雄太
中島雄太の経歴にある"横浜サッカーカルチャークラブ"。"YSCC"と略さないと、どうにも落ち着きが悪い。

69分 選手交代:登内将志→村山浩史

73分
最終ラインの裏に出たボールを、抜け出した村山が懸命に左足を伸ばして方向を変える。
さらに方向を変えようと藤掛が飛び込むが、わずかにゴールの右に外れる。

75分
中盤の混戦から南がループシュートを狙うが、ゴールネットの上に引っかかる。

86分
右サイド、ペナルティエリアのすぐ外からのFK。金載東が左足でゴール左上を狙うが、わずかに外れる。

89分
ペナルティエリア内で、ボールを受けた村山(藤掛?)が植田と対峙。その横には池上が控える。
スイッチプレーから、池上が右足でシュートを放つが、無情にもゴールの右へと外れる。
"GKと2対1"という圧倒的に有利な状況にも関わらず、なぜ自分でシュートを撃たない?
パスを出すのであれば、なぜもっとGKを引きつけてから出さない?

89分
選手交代:庄司 孝→小林 覚
小林が中盤の右に入り、橋満が右から左にまわる。中盤にいた牧野は前線に上がる。

ロスタイム
小泉とのワンツーから、池上が右サイドを突破。切り返してマイナス方向に折り返す。
走り込んだ藤掛にはぴたりとは合わず、苦し紛れに放ったシュートはディフェンスに弾かれる。
問題は池上のパスの精度ではなく、ペナルティエリアの外側にいた藤掛の上がりの遅さか。

後半の感想
後半も半ばを過ぎて、ラインが不揃いになってくると、前半あれだけ取れたオフサイドが取れなくなる。
一発のロングボールで裏を取られるようになり、結果的に危ない場面もそれだけ多くなる。
それでも、シュート数はプロフェソールの倍以上。どちらが優勢だったかは一目瞭然なんだが……

横河電機 評(新加入選手編)
≪立花由貴、田上和彦≫
結果を残せなかった世代(それでも高校総体ベスト4)とはいえ、ポテンシャルの高さはさすがに国見出身。
ディフェンスもさることながら、セットプレーでの得点にも期待がかかる(マークも分散するしね)。
≪金 載東≫
サイドバックとしての評価は次節以降に持ち越すが、左足から放たれるプレスキックだけでも魅力充分。
≪村山浩史≫
ディフェンスの裏を取れるスピードがある。とはいえ、現時点での評価は岡元や上田の方が上か。

プロフェソール宮崎 評
スタメンにはJリーグ経験者が10人も並んでいるが、実績を残したといえるのは庄司とベンチの笛くらいか。
長谷川太一(大分)のスピードに乗った突破など、見るべきものも確かになくはないが、所詮は昇格組。
──とはいうものの、勝ちきれなかっただけに説得力はまったくない(苦笑)

余談
今季JFLに昇格した2チーム、プロフェソール宮崎も佐川急便大阪SCもチームカラーは青。
もう、どうにでもしてくれ……(嘆息)

本日のふなっちさん
前半7分過ぎに到着したふなっちさん。ということは……そういうことです(苦笑)

横河電機

前半プロフェソール宮崎

後半
会場:国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場/観衆:597人
得点:0-1 長木通憲(0分、アシスト=庄司 孝)
   1-1 渡辺英寛(3分、金 載東)

横河電機プロフェソール宮崎
GK山岸範之GK植田元輝
DF渡辺英寛DF長谷川太一
DF波立紀夫DF山下一弥
DF立花由貴DF前田 隆
DF金 載東DF白川伸也
MF田上和彦MF南 光太
MF依田博樹MF大石 玲
MF池上寿之MF橋満士郎
MF野杁生麿MF65中島雄太
MF64小泉輝行MF牧野安正
FW登内将志FW長木通憲
FW69村山浩史FW庄司 孝
FW藤掛大輔DF89小林 覚
SUB高祖景一SUB笛 真人
SUB矢口 敬SUB戸高研太
SUB岡元勇人SUB 

注釈:時間は手元の時計で計っていますので、1分程度の誤差はあります。

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