川崎フロンターレ−アルビレックス新潟 観戦記
──今村亮一主審の審判人生の終焉を願って──

 

途中で寄ったラーメン屋にはなぜか人気がなく、カツサンドはといえば相変わらず高嶺の花。
キッチンカーのホットドッグも不味くはないんだけどなぁ……あ、マスタードこぼした(鬱)

 

川崎フロンターレの布陣
GKは吉原。最終ラインは中央に渡辺匠、右に箕輪、左に岡山。サイドハーフは右に長橋、左にアウグスト。
中盤はボランチが茂原と山根、右にジュニーニョ、左に今野。最前線は我那覇。

アルビレックス新潟の布陣
GKは野澤。最終ラインは右から尾崎、安英学、丸山、三田。
中盤はボランチが山口と秋葉、右に深澤、左にファビーニョ。前線はマルクスと上野。

17分
マルクス、警告。「異議」

19分
アウグスト、警告。「ラフプレイ」

26分
秋葉忠宏、警告。「反スポーツ的行為」

43分
渡辺 匠、警告。「反スポーツ的行為」

43分
マルクスの左45°からのFK。軽く蹴ったボールを山口が止め、すかさずシュートを放つ。
右足から放たれたボールはわずかに弧を描き、ゴール右上へ突き刺さるようにしてネットを揺らす。
JFLに続いてJ2でも得点王になっただけに、プレスキックの精度の高さはさすが。

前半の感想
15分までは、明らかなフロンターレペース。
アンデルソンを出場停止で欠くアルビレックスに対し、セットプレーから次々にゴールを脅かす。
我那覇のヘッドがポストに嫌われたのを皮切りに、箕輪、茂原と惜しいシュートを放つが、先制点を奪うまでは至らず、しだいに今村主審のペースに巻き込まれていく。
再三ファウルを取られたアウグストなどは、苛立ちを隠そうともしなかったからなぁ。

46分
渡辺 匠、警告。「異議」
2枚目とは知らずにカードを出したようで、マルクスに指摘されて初めてその事実に気づいた様子。
渡辺 匠、退場。
……阿呆だ。誤審とまでは言わないが、退場に値するだけの言動でなかったことは明らか。
これで試合は壊れた。

50分
選手交代:今野 章→久野智昭
久野はぽっかり空いたスイーパーの位置に入る。交代させるなら長橋だと思うのだが……

52分
マルクスのゴール正面からのFK。
助走もなしに右足から放たれたボールは、ふわっとゴール右隅に吸い込まれる。
吉原は完全にタイミングを外され、まったく反応できなかった。技ありのゴール。

55分
選手交代:我那覇和樹→バルデス
まるで積極性の感じられない我那覇から、前線でただ歩いているだけのバルデスへ。

57分
岡山一成、警告。「異議」

58分
安 英学、警告。「反スポーツ的行為」

65分
茂原岳人、警告。「異議」

69分
選手交代:長橋康弘→伊藤優津樹
茂原が右サイドに出て、伊藤優津樹は左サイドに投入される。アウグストは攻撃に専念。

最終ラインは中央に久野、右に箕輪、左に岡山。サイドハーフは右に茂原、左に伊藤優津樹。
中盤はボランチが山根、右にジュニーニョ、左にアウグスト。最前線はバルデス。

71分
ファビーニョ、警告。「遅延行為」

79分
選手交代:マルクス→船越優蔵
帳尻を合わせる2枚目の警告を危惧しての交代か。反町監督の判断は冷静かつ的確。

81分
深澤仁博、警告。「異議」

82分
ファビーニョのロングレンジからのFK。
左足から一直線に放たれたボールは、吉原の手を弾いてゴールネットの天井に突き刺さる。
ファビーニョはゴールを決めると、サポーターの下に走り寄ってユニフォームをまくり──
「ファビ戻れ!」
「2枚目だろうが、お前!」
ファビーニョ、警告。「反スポーツ的行為」
Jリーグが看板を飛び越えるパフォーマンスを認めてない以上、こればかりは妥当なカードだな。
ファビーニョ、退場。
ゴールラインの後方を、肩を落として帰って行く姿には同情を禁じ得ないが。
とりあえず、これで帳尻は合ったわけだが……さすがにもう遅いか(笑)

F・てーとく氏曰く「きれいな奴、誰か審判けずっとけ! どっちでもいいから」

86分
選手交代:深澤仁博→末岡龍二
深澤も言葉尻を捉えられて、警告を受けている。これ以上退場者を出すのは避けたいところ。

87分
選手交代:上野優作→宮沢克行
中盤に下がって、ファビーニョの穴を埋めていた上野をここで下げる。

ロスタイム(公式記録では89分)
末岡がドリブルで中央突破、ディフェンスを充分に引きつけて右の宮沢にはたく。
宮沢が左足で放ったシュートは、力なく転がって、体を倒した吉原の脇の下を抜けて……ん?(笑)
昨年、サンドニで楢アが犯したミスを思い起こさせるような失点。
アルビレックスのカウンターに、ディフェンスがついていけてなかったのは確かだが。

ロスタイム(公式記録では89分)
フロンターレのFK。茂原の素早いリスタートが、前方に立っていた??に当たる。
今村主審は何を血迷ったか、これを??の「距離不足」ではなく、茂原の意図的なものと判断。
茂原岳人、退場。「乱暴な行為」
……はぁ?(呆然)
確かに、茂原はそれ以前からずっとキレかかっていたけどさぁ。

これには、さすがのフロンターレサポーターも我慢の限界を超えたようで、ありとあらゆる物が投げ込まれ、相当な人数がピッチレベルに飛び降りて警備員と揉合いになる。
まぁ、投げ込んだトラメガをすごすごと取りに行く様は、あまり見られたものではなかったが。
この行為を是か否かと問われれば否だとは思うが、その気持ちは十二分に理解できる。

ロスタイム
アウグストのFK。左足でアウトにかけて直接ゴールを狙う。(←後日修正)
ボールは伸びて確実にゴール左上隅を捉えていたが、野澤が飛びついて寸前で弾き出す。
アルビレックスとは対照的に、アウグストが直接狙える位置からのFKは、これが最初で最後。
どうにか一矢報いたかったフロンターレだが、野澤のスーパーセーブに阻まれる。

後半の感想
15分までだったな、サッカーの試合だったのは。
後半は完全に今村主審の独擅場。
こんなものを見るために、ある人は会社を早退し、ある人は新潟から遠征してきたのか。
まぁ、勝てばそれでいいって連中も、サポーターの中には多いんだろうけどさ(嘲笑)
……ガラ悪かったね。歴史が浅いとあんなものなのかもしれないが。

主審 今村亮一
押しも押されもせぬ、この日の主役。
イエローカードが11枚、レッドカードも3枚、ファウルで試合を止めること48度(たび)。

まず、ファウルを流すことを知らない。
ボールがきちんと静止していなかったり、リスタートの位置がずれていると、すぐに笛を吹く。
何度となくやり直しをさせるから、試合の流れが断ち切られる。ポジショニングも最悪。
フットサルのレフェリングを、サッカーにそのまま持ち込んだ悪例。

渡辺匠を退場させた判定に至っては愚の骨頂。結果として、これが判断基準になってしまった。
主審に向かって口を開いただけで、「異議」と見なされたのではたまったものではない。

試合後、引き上げていく際に、メインスタンドからペットボトルを投げつけられていたな。
残念ながら、警備員に防がれていたようだが。まぁ、自業自得だ(笑)

反町監督も語っているが、頼むから昇格争いを審判育成の場にしないでくれ。
J1の中断期間で優秀な審判は手空きだろうし、育成したいのであれば平塚でや(略)

 

次節 出場停止選手
川崎フロンターレ  : 黄川田賢司、茂原岳人、渡辺匠
アルビレックス新潟 : 深澤仁博、マルクス、ファビーニョ、安英学

川崎フロンターレ 評
糞審判を味方にできなかった。野良犬に噛まれたと思って諦めるしかないだろうな。

アルビレックス新潟 評
糞主審を味方にした。山口やマルクスなどは、狡猾にファウルをもらっていたからな。

川崎フロンターレ

前半アルビレックス新潟

後半
会場:等々力陸上競技場/観衆:6079人
得点:0-1 マルクス(44分、アシスト=山口素弘)
   0-2 マルクス(52分、FK)
   0-3 ファビーニョ(82分、FK)
   0-4 宮沢克行(89分、末岡龍二)

川崎フロンターレアルビレックス新潟
GK吉原慎也GK野澤洋輔
DF岡山一成DF尾崎瑛一郎
DF渡辺 匠DF安 英学
DF箕輪義信DF丸山良明
MFアウグストDF三田 光
MF山根 巌MF山口素弘
MF茂原岳人MF秋葉忠宏
MF長橋康弘MF深澤仁博
FW69伊藤優津樹MF86末岡龍二
MF今野 章MFファビーニョ
MF50久野智昭FWマルクス
FWジュニーニョFW79船越優蔵
FW我那覇和樹FW上野優作
FW55バルデスMF87宮沢克行
SUB浦上壮史SUB木寺浩一
SUB中村憲剛SUB神田勝夫

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