味方のディフェンスにボールと一緒に脇腹をクリアされて、肋骨を折った経験が私にはある(苦笑)
30分
我那覇の右サイドでのキープから、茂原がドリブルで中央を突破し、左へと展開する。
中村がグラウンダーのシュートを放つが、惜しくも左のポストを叩く。
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茂原が左へ展開した理由は単純明解。そちらにはディフェンスがひとりもいなかったから。
43分
ベンチーニョのペナルティアークのすぐ右からのFK。
右足でカーブをかけて直接ゴールを狙うが、吉原が拳を揃えてのパンチングで弾き出す。
全力で蹴ったというよりは、コースを狙った感じのシュート。
ベンチーニョはまれに素晴らしいゴールを決めるので……って、フロンターレはよく知っているか。
前半終了
48分
ジュニーニョがドリブルでセルジオ、千代反田をあっさりかわすと、ゴール正面で水谷と1対1に。
余裕を持って右足で放ったグラウンダーのシュートは、わずかにポストの左に外れる。
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もしかして、アビスパのセンターバックはただ立っているだけで勤まるのか?
55分
アウグストのペナルティエリアの左からのFK。
遠いサイドから、箕輪がディフェンスに引っ張られながらヘッドで合わせるが、水谷が正面で弾き返す。
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63分
ベンチーニョの右サイドからのFK。右足でカーブをかけたボールを、吉原がパンチングでクリア。
ミドルレンジから、宮原がこれを左足でノートラップボレー。惜しくも左のポストに嫌われる。
66分
米田が左サイドの宮本にいったん預け、折り返しを受けると見せかけてスルー。
ベンチーニョが振り向きざまに右足でミドルシュートを放つが、ゴールの左に外れる。
70分
選手交代:林 祐征→太田恵介
前線で何もしていなかった187cmの電柱を引き抜いて、代わりに195cmの電柱を立てる。
おかげで"ヘディングで競り負ける箕輪"という貴重なものが見られたが、それだけだったな。
72分
昨年5月に出場したのを最後に、1年以上も戦列を離れていた伊藤優津樹。前節からようやく復帰。
73分
左サイドで山根が立石のパスをカット。すかさず中央にはたいて、我那覇が左前方にパスを通す。
これを下がって受けようとしたジュニーニョが絶妙なスルー、その先に走り込んでいたのはアウグスト。
セルジオと立石の間にあっさり割って入ると、左足で水谷の股間を抜いてゴールネットを揺らす。
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……アウグストかよ。
山根の横を駆け上がる姿を見たときから、ジュニーニョには青写真が描けていたのだろう。
千代反田は間に合わない我那覇のチェックに飛び出し、セルジオはジュニーニョに翻弄されていた。
ジュニーニョがボールを受けていても、同様にセルジオと宮本の間はがら空きだったわけだ。
75分
選手交代:宮原裕司→アレックス
ベンチーニョとセットで獲得したはずが、あっさりポジションを失っているアレックス。
そもそも、ベンチーニョとの相性で考えれば、獲得すべきはマーロンの方だったと思うのだが。
77分
自陣右サイドからのロングフィード。立石と千代反田の間に空いたスペースに、我那覇が走り込む。
ボールを落ち着かせると、ペナルティアークから左足でシュート。水谷がかろうじて弾き出す。
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なぜあんなロングパスがいとも簡単に通るのか、不思議でならない。
79分
選手交代:立石飛鳥→川島眞也
前線に188cmの電柱がもう一本。宮崎が最終ラインに下がったようにも見えたが、3バックかな。
結論から言ってしまうと、いくらヘッドでボールを落としても、拾う選手がいなければ意味がない。
最終ラインは中央に千代反田、右にセルジオ、左に宮本。
中盤は右から宮崎、篠田、米田、アレックス。前線は右に川島、左に太田、中央にベンチーニョ。
84分
塩川がこの時間帯に投入されるのは、恒例になりつつあるな。
ロスタイム(公式記録では89分)
いわゆる時間稼ぎ。
後半終了
試合の感想
アビスパのディフェンスが酷すぎる。
その筆頭は篠田。前半だけで危険な位置でボールを失うこと三度、完全に足下が留守になっている。
ボランチでありながら、サイドバックの上がったスペースをカバーしないのでは話にならない。
前線や中盤の選手が守備をしようともしないのは、言わずもがな。
そもそも、ジュニーニョやアウグストにボールを持たれると、当たりにすら行かない。
一定の距離を保ちながらずるずると下がるだけの、いわゆる"アリバイ・ディフェンス"に終始。
唯一アウグストに当たりに行っていたのが、FWのベンチーニョという状態では……
中でも処置なしなのはDF、とりわけ中央のふたりには思わず匙(さじ)を投げたくなる。
門が開きっぱなしだから、人もボールも簡単に通してしまうのは当然。カバーリングの意識も皆無。
#千代反田は第二の鶴見になるかと期待したが、単にアビスパにしか行けなかったわけだ(笑)
思わず目を疑ったのは 72分の場面。
ジュニーニョが中央でボールを持ち、左に伊藤優津樹、右に我那覇がそれぞれ開いたのだが、あろうことか、DFはラインを揃えて下がり出したのだ。しかも、中央に収束するように。
……普通、左右のサイドバックは開いた選手をケアするよな?
……普通、ひとりはボールを持った選手にプレッシャーをかけるよな?
当たり前のことが当たり前のようにできないんだ、このチームは。そりゃ勝てないわ。
結論。水谷が不憫で仕方がない。
ペナルティエリアでボールをトラップして、前を向いて次のプレーを考え、それからシュートする。
ディフェンスが当たりに来ないので、フロンターレの選手にはこれくらいの余裕があった。
あまりに余裕がありすぎて、勝ち越すのに随分と時間がかかったのはどうかと思うが(苦笑)
それにしても、改めて驚かされるのはフロンターレの選手層の厚さ。
レギュラークラスに負傷者が相次いでいるというのに、戦力が落ちたとはまるで感じさせない。
もっとも、DFなどは本当にぎりぎりの人数しかいないようだが(神崎は員数外らしい)。
川崎フロンターレ 2
| 1 | 前半 | 1
| アビスパ福岡 1
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1 | 後半 | 0
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会場:等々力陸上競技場/観衆:4269人
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得点:1-0 我那覇和樹(12分)
1-1 OWN GOAL(17分)
2-1 アウグスト(73分、アシスト=我那覇和樹)
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川崎フロンターレ | アビスパ福岡
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GK | 吉原慎也 | GK | 水谷雄一
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DF | 岡山一成 | DF | 立石飛鳥
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DF | 渡辺 匠 | DF | 79川島眞也
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DF | 箕輪義信 | DF | セルジオ
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MF | アウグスト | DF | 千代反田充
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MF | 山根 巌 | DF | 宮本 亨
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MF | 茂原岳人■ | MF | 宮崎光平
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MF | 長橋康弘 | MF | 篠田善之
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MF | 84塩川岳人 | MF | 米田兼一郎
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MF | 中村憲剛 | MF | 宮原裕司
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MF | 72伊藤優津樹 | MF | 75アレックス
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FW | ジュニーニョ | FW | 林 祐征
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FW | 我那覇和樹 | FW | 70太田恵介
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FW | 89黄川田賢司 | FW | ベンチーニョ■
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SUB | 浦上壮史 | SUB | 塚本秀樹
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SUB | 久野智昭 | SUB | 原田武男
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