湘南ベルマーレ−アルビレックス新潟 観戦記

何があったかもう忘れた…… もう3ヶ月も前の話だし(苦笑)

nakata.net サンクスデー
"nakata.net TV"から、マスター役の白国秀樹氏とアシスタントの大高佐知子嬢が参加。
このアシスタントがまた、"かつぜつ"が悪い悪い。聞いているだけでも辛くなる。
「ちゃんとしゃべれ!」と野次も飛んでいたが、その気持ちは痛いほどわかるよ、うん。
ASローマのユニフォームなどが当たる抽選会……といっても、例によって例のごとくなので……

湘南ベルマーレの布陣
GKは伊藤裕二。最終ラインは中央に小川雅已、右に川口、左に杉本。
サイドハーフは右に渡辺、左に和波。中盤はボランチがフチカと堀、中央にゾノ。前線は酒井と良香。

──には違いないのだが、サイドハーフのふたりとボランチのフチカは、かなり前がかりになっている。
ゾノよりも前にいたりするあたり、バランスを無視しているとしか思えないのだが。

アルビレックス新潟の布陣
GKは木寺。最終ラインは右から井上公平、セルジオ、高橋直樹、中野。
中盤はボランチが秋葉と寺川、右に本間、左に慎吾。前線はナシメントと鳴尾。

7分
寺川の左CK。ふわっと遠いサイドに上がったボールを、高橋直樹が競りながらヘッドで折り返す。
足の止まったディフェンスを尻目に、走り込んだ慎吾が右足のボレーでゴールに押し込む。
こういった反応の素晴らしさを見るにつけ、慎吾が前線で起用されないことにもどかしさを覚える。
余談だが、「あと9点!」コールや「10−0新潟!」コールは、さすがにどうかと思うぞ。

17分
寺川とのワンツーからナシメントが抜け出し、右足でシュートを放つがゴールの左に外れる。

18分
寺川が左サイド深くに切れ込んで、ゴール前にグラウンダーでマイナスのボールを折り返す。
慎吾がシュートを放つが、ディフェンスにブロックされる。

19分
ナシメントの突破は止められるが、クリアボールを拾った中野が左サイド深くから素早く折り返す。
フリーで待っていたふたりのうち、鳴尾がヘディングで合わせるが、力なく伊藤裕二に押さえられる。

21分
ナシメントがくさびになって、本間がミドルレンジから右足で狙うが、ゴールの左に外れる。

22分
ナシメントのスルーパスから本間が抜け出して、ペナルティエリア内で後方から倒される。
主審のホイッスルは……鳴らない。

27分
本間の右サイド、ペナルティエリアのすぐ外側からのFK。カーブをかけて遠いサイドに上げる。
ヘディングで合わせようとするセルジオの眼前で、川口が腕を出してボールを叩き落とす。
もちろん主審の判定はPK。両手を広げての抗議も虚しく、川口にはイエローカードが出される。
いやぁ、それはもう見事なスパイクでした。八王子実践あたりのブロックであれば、抜けてたかも。

27分
鳴尾のPK。右足で豪快にど真ん中に蹴り込む。
木澤が出場していないため、本日のPKキッカーは鳴尾のやうだ。

31分
酒井のスルーパスに、良香が抜け出して木寺と1対1になる。
グラウンダーのシュートを狙うが、飛び出した木寺が足でしっかりとブロックする。
「ナイスキー!」 ありきたりの言葉になるけど、これがGKに対する最高の賛辞だからね。

32分
中盤でナシメント、慎吾、鳴尾と細かくパスをつないで、鳴尾が左サイドの中野に大きく振る。
中野が中に戻して、寺川がミドルシュートを放つが、ゴールの右に外れる。

38分
寺川の自陣からのフィードに、ナシメントが最終ラインの裏に抜け出すが、判定はオフサイド。
中熊副審さぁ、ナシメントはハーフウェーラインの手前から走り出してたじゃん。
ディフェンスも全員、アルビレックス陣内に入り込んでいたように見えたが?

44分
ゾノの左サイドからのアーリークロスに、ディフェンスの裏に抜け出した酒井がヘッドで合わせる。
木寺がかろうじて弾いたボールはクロスバーに阻まれ、ディフェンスにクリアされる。
オフサイドトラップの掛け損ないなんだろうけど、フリーでシュートを許すかなぁ。

ロスタイム(46分、公式記録では44分)
渡辺が右サイド深くから戻して、堀がミドルレンジからダイレクトに右足でボレーシュートを放つ。
ボールは低い弾道を描いて、ゴール左隅に突き刺さる。
直後に前半終了のホイッスル。余計だよ……

前半の感想
──というか、またもや湘南ベルマーレの感想。
攻撃しようという意思が感じられない。サイド深くまで攻め込んで、堀まで戻す必要がどこにある?
視野が広く、ボールを散らすはずのゾノは中盤で孤立。良香のポストプレーも活用できていない。

小川雅已の役割も不明確。ラインをフラットに保つのか、それともスイーパーとして後方に控えるのか。
寺川のフィードから、両サイドにできた広大なスペースに、前線のふたりに再三走り込まれる。
もちろん最終ラインだけの責任ではなく、相変わらず中盤のプレッシャーが甘いのだが。

子供は正直だねぇ…… 「なにやりたいのかわかんねーぞ!」だってさ。

45分
選手交代:杉本 圭→高田保則
4バックに布陣を変更。最終ラインは右から渡辺、川口、小川雅已、和波。
中盤はボランチがフチカと堀、右に高田保則、左にゾノ。前線は酒井と良香。

60分
主審のホイッスルが吹かれる前に、FKを蹴った慎吾に対してイエローカードが出される。

下村主審さぁ、やり直しは当然としても、その程度のことでカードを出すかぁ?(怒)
ベルマーレサポーターからも、「かわいそう」って声が上がってたよ……
これに限らず、取るべきファウルを取らず、流すべきところを流さない。判定に一貫性がなかったね。

60分
選手交代:前園真聖→樹森大介
血迷ったか、加藤久!

63分
和波が左サイド深くから上げたボールは、クロスバーを直撃して遠いサイドに流れる。

73分
高田保則が右サイドからクロスボールを上げて、良香がヘディングで折り返す。
酒井が走り込んで、右足でスライディングシュートを放つが、木寺が弾いてエンドラインを割る。
良香にファウルがあったため、なんとか事無きを得たが……

79分
慎吾の左サイドからのアーリークロスに、本間が合わせようとするが、寸前で和波にカットされる。
ボールはつながらなかったものの、ボールの描いた曲線は美しかったなぁ。

81分
フチカがフリーで強烈なミドルシュートを放つが、木寺が真正面でしっかり押さえる。

81分 選手交代:本間 勲→深澤仁博

89分 選手交代:秋葉忠宏→堂森勝利

後半の感想
高田保則が右サイドに張って自由にプレーすることで、ベルマーレの攻撃が一気に活性化。
ディフェンスを引き連れて中に切れ込み、サイドバックの渡辺の攻撃参加を促す動きなどはさすが。
それも、ゾノの不可解な途中交代と、渡辺のパフォーマンスが極端に落ちるまでの話だったが。

フチカ
退団したオルティスとレイナルドに代わって、6月にKリーグの蔚山現代から移籍。
U-23クロアチア代表として、昨年まではシドニー五輪予選を戦っていた……はずなのだが、この日はその輝かしい経歴の片鱗すら見せて頂けませんでした。というか、はっきり言って問題外。
クロスボールの精度が低い、ボランチとは思えないほど視野が狭い、足が止まっている場面が多すぎる、味方の足下にしかパスを出さないので恐くない…… と、まぁ数え上げたら枚挙に暇がないほど。

スクリーニャといい、ヨビチェビッチといい、ユーリッチといい、Jリーグのクロアチア人選手は……
なぜかボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表に招集された、ニーノ・ブーレは素晴らしい選手だけどね。

湘南ベルマーレ 評
前後半の感想で充分すぎるほど語ってしまったので、書くことが残ってません。

アルビレックス新潟 評

湘南ベルマーレ

前半アルビレックス新潟

後半
会場:平塚競技場/観衆:4182人
得点:0-1 鈴木慎吾(7分、アシスト=寺川能人、高橋直樹)
   0-2 鳴尾直軌(27分、PK)
   1-2 堀 孝史(44分、渡辺淳一)

湘南ベルマーレアルビレックス新潟
GK伊藤裕二GK木寺浩一
DF川口卓哉DF井上公平
DF小川雅已DFセルジオ
DF杉本 圭DF高橋直樹
FW45高田保則DF中野圭一郎
MF渡辺淳一MF秋葉忠宏
MF堀 孝史MF89堂森勝利
MF前園真聖MF寺川能人
MF60樹森大介MF本間 勲
MFフチカFW81深澤仁博
MF和波智広MF鈴木慎吾
FW酒井 良FWナシメント
FW松原良香FW鳴尾直軌
SUB水谷雄一SUB吉原慎也
SUB高田哲也SUB柴 暢彦
SUB小松原学SUB式田高義

注釈:時間は手元の時計で計っていますので、1分程度の誤差はあります。

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