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亜細亜大学
「創造の世界II アニメーションの世界」
第九期講義

「アニメーションの可能性」

全14回開講の報告

担当講師/叶 精二


 2010年4月13日より7月20日まで、今年も亜細亜大学で講義を行います。聴講対象は亜細亜大全学部対象、毎週1回火曜日5時限目、全14回行います。試験は7月27日に実施します。
 以下、講義概要の一部抜粋です。

  アニメーションの原理を学び、省略様式のセルアニメーションを日本独自の文化とする風潮を批判的に捉え、「動く画」としての魅力を追求する作品の独創性と優位性を検証する。無限の広がりを持つ芸術様式として、アニメーションを捉え返す。
 今年度は「アニメーションの可能性」を主旨として展開する。世界各国の名匠・巨匠の作品と作風をとり上げ、素材ごとのアニメーションの作業工程の違いと独創性、共通する技術思想を学ぶ。また、日本を代表する監督である高畑勲と宮崎駿を擁するスタジオジブリの功績を学ぶ。妥協を許さない創作態度、作品に向かう姿勢などの生き様と思想に触れ、見聞と考察を深める。

【授業計画】
2010年
4月12日(火) 第1回 講義概要/アニメーションの原理
4月19日(火) 第2回 アニメーションの歴史と作業工程/宮崎駿の世界
4月26日(火) 第3回 漫画はアニメーションになるか?/高畑勲の世界
5月11日(火) 第4回 3Dの可能性〜ピクサーのアニメーション(アメリカ)
5月17日(火) 第5回 実写はアニメーションになるか?〜ロトスコープの可能性
5月24日(火) 第6回 格差社会とアニメーション〜「王と鳥」(フランス)※課題「感想文」提出期限。
5月31日(火) 第7回 圧政とアニメーション〜「動物農場」(アメリカ) 「手」(チェコ)
6月8日(火) 第8回 立体造形とアニメーション(1)〜クレイ「ウォレスとグルミット」(イギリス)
6月15日(火) 第9回 立体造形とアニメーション(2)〜人形「道成寺」「おこんじょうるり」(日本)
6月22日(火) 第10回 絵画はアニメーションになるか?(1)〜油彩「老人と海」(ロシア・カナダ・日本)
6月29日(火) 第11回 絵画はアニメーションになるか?(2)〜ピンスクリーン(フランス)と水墨画(中国)
7月6日(火) 第12回 詩はアニメーションになるか?〜「話の話」(ロシア)
7月13日(火)第13回 地球環境とアニメーション〜 「木を植えた男」(カナダ)
7月20日(火)第14回 子供のためのアニメーションとは何か?〜「ミトン」(ロシア)「Hello!オズワルド」(アメリカ)※課題「視覚玩具」提出期限。
7月27日(火)試験(予定)

なお、見学や聴講を御希望の方は下記URL内「大学へのご連絡(メールフォーム)」に「教学課宛」として問い合わせをしてみて下さい。

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