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亜細亜大学
「創造の世界II アニメーションの世界」
第八期講義

「世界の短編アニメーション」

全13回開講の報告

担当講師/叶 精二


 2009年4月14日より7月21日まで、今年も亜細亜大学で講義を行います。聴講対象は亜細亜大全学部対象、毎週1回火曜日5時限目、全14回行います。試験は7月28日に実施します。
 以下、講義概要の一部抜粋です。

 アニメーションの原理を学び、省略様式のセルアニメーションを日本独自の文化とする風潮を批判的に捉え、「動く画」としての魅力を追求する作品の独創性と優位性を検証する。無限の広がりを持つ芸術様式として、アニメーションを捉え返す。
 今年度は「世界の短編アニメーション」を主旨として展開する。世界各国の名匠・巨匠の作品と作風をとり上げ、長編アニメーションの作業工程の違いと独創性、共通する技術思想を学ぶ。また、日本を代表する監督である高畑勲と宮崎駿を擁するスタジオジブリの功績を学ぶ。
 妥協を許さない創作態度、作品に向かう姿勢などの生き様と思想に触れ、見聞と考察を深める。

【授業計画】
2009年
4月14日(火) 第1回 講義概要/アニメーションの原理
4月21日(火) 第2回 アニメーションの歴史と作業工程
4月28日(火) 第3回 宮崎駿の世界/高畑勲の世界
5月12日(火) 第4回 ニック・パーク(イギリス)「ウォレスとグルミット」
5月19日(火) 第5回 ジョン・ラセターとピクサー社(アメリカ)
5月26日(火) 第6回 コ・ホードマン(カナダ)「シュッシュ」 ※課題「感想文」提出期限。
6月2日(火) 第7回 様々な技法の短編〜ピンスクリーン・シネカリ・水墨画ほか 
6月9日(火) 第8回 イジィ・トルンカとブジェチスラフ・ポヤル(チェコ)
6月16日(火) 第9回 日本の短編作家達〜川本喜八郎・岡本忠成ほか
6月23日(火) 第10回 女性監督による短編集〜ダイアン・ジャクソン(イギリス)ほか
6月30日(火) 第11回 アレクサンドル・ペトロフ(ロシア)「老人と海」「春のめざめ」
7月7日(火) 第12回 ロマン・カチャーノフ(ロシア)「ミトン」「チェブラーシカ」
7月14日(火) 第13回 ユーリー・ノルシュテイン(ロシア)「霧につつまれたハリネズミ」
7月21日(火) 第14回 フリデリック・バック(カナダ)「木を植えた男」 ※課題「視覚玩具」提出期限。
7月28日(火) 試験(予定)

なお、見学や聴講を御希望の方は下記URL内「大学へのご連絡(メールフォーム)」に「教学課宛」として問い合わせをしてみて下さい。

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