HOMEへ戻る

「高畑勲・宮崎駿の世界」第三期講義

創造の世界II(アニメーションの世界)
「高畑勲・宮崎駿作品の源流」

全13回開講のお知らせ

文責/叶 精二


 2004年9月より2005年1月まで再び亜細亜大学で講義を行うこととなりました。聴講は亜細亜大・亜細亜短期大学全学部対象、毎週1回火曜日5時限目(午後4時10分〜5時40分)となります。単位取得対象は02年入学の3年生、03年入学の2年生、04年入学の1年生となります。科目名は「創造の世界II(アニメーションの世界)高畑勲・宮崎駿の世界」となりました。内容的には「高畑勲・宮崎駿作品の源流」を主題として展開します。
 以下は、講義概要の一部抜粋です。

 映画「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」などの発想の根元となった照葉樹林文化論、「紅の豚」と実在したパイロット・飛行艇史、「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」などに通底する里山保全の思想などをテーマとして展開する。思想・学説・現実から文学・映画まで膨大な素材から映画の着想・構想を練り、具体的な制作に至る過程を学ぶ。
 また、アニメーションの基本的原理を学び、日頃テレビメディアで見慣れた省略様式のセルアニメーションを日本独自の文化的優位性とする風潮を批判的に捉え、「動く画」としての魅力を追求する両監督作品の独創性と優位性を技術面から検証する。

 統一した教科書は用いないが、基本的には下記5冊を指定図書とする。
高畑勲著「映画を作りながら考えたこと」(徳間書店/1991)
高畑勲著「映画を作りながら考えたこと2」(徳間書店/1999)
宮崎駿著「出発点 1979〜1996」(徳間書店/1996)
大塚康生著「作画汗まみれ 増補改訂版」(徳間書店/2001)
叶精二著「日本のアニメーションを築いた人々」(若草書房/2004)

・亜細亜大学・亜細亜短期大学トップ


TOPへ戻る