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亜細亜大学
「創造の世界II アニメーションの世界」
第十期講義

「世界のアニメーション作家」

全14回開講の報告

担当講師/叶 精二


 2011年4月27日より8月2日まで、今年も亜細亜大学で講義を行います。聴講対象は亜細亜大全学部対象、毎週1回火曜日5時限目、全14回行います。試験は8月2日(最終日)に実施します。
 以下、講義概要の一部抜粋です。

  アニメーションの原理を学び、省略様式のセルアニメーションを日本独自の文化とする風潮を批判的に捉え、「動く画」としての魅力を追求する作品の独創性と優位性を検証する。無限の広がりを持つ芸術様式として、アニメーションを捉え返す。
 今年度は「世界のアニメーション作家」を主旨として展開する。世界各国の名匠・巨匠の作品と作風をとり上げ、素材ごとのアニメーションの作業工程の違いと独創性、共通する技術思想を学ぶ。また、日本を代表する監督である高畑勲と宮崎駿を擁するスタジオジブリの功績を学ぶ。妥協を許さない創作態度、作品に向かう姿勢などの生き様と思想に触れ、見聞と考察を深める。

【授業計画】
2011年
4月26日(火) 第1回 講義概要/アニメーションの原理
5月10日(火) 第2回 宮崎駿の世界(1)「千と千尋の神隠し」
5月17日(火) 第3回 宮崎駿の世界(2)「天空の城ラピュタ」
5月24日(火) 第4回 高畑勲の世界「ホーホケキョ となりの山田くん」
5月31日(火) 第5回 フレデリック・バック(カナダ)「木を植えた男」
6月7日(火) 第6回 コ・ホードマン(カナダ)「砂の城」  ※課題「感想文」提出期限。
6月14日(火) 第7回 ポール・グリモー(フランス)「王と鳥」 
6月21日(火) 第8回 ミッシェル・オスロ(フランス)「アズールとアスマール」
6月28日(火) 第9回 アレクサンドル・ペトロフ(ロシア)「老人と海」
7月5日(火) 第10回 ユーリ・ノルシュテイン(ロシア)「話の話」
7月12日(火) 第11回 ジョン・ラセターとピクサー社(アメリカ)
7月19日(火) 第12回 ニック・パーク(イギリス)「ウォレスとグルミット」
7月26日(火) 第13回 川本喜八郎「道成寺」と岡本忠成「おこんじょうるり」(日本)※課題「視覚玩具」提出期限。
8月2日(火) 第14回 試験(予定)

なお、見学や聴講を御希望の方は下記URL内「大学へのご連絡(メールフォーム)」に「教学課宛」として問い合わせをしてみて下さい。

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