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チェコ国立博物館
当サイト発行のメールマガジン、[宝石学の世界]の読者、中村様より頂いたご投稿記事を紹介する。チェコ国立博物館の様子を伝えている。 以下、Vol.67より抜粋(写真も中村様のご厚意による)。 |
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▼ご投稿ここから
先日行って来た、チェコの国立博物館の様子をお伝えします。 10:00。開館と共に入館。 今日は学生の社会見学と一緒になってしまってなぜか入館料はタダ。 どうしても写真が撮りたいため、カメラ用のお金を払う事にした(ここではお金を払ってシールをもらわないと写真を撮ってはいけない)。 入り口を入ると、広い踊り場。ここはトムクルーズ主演の映画、ミッション・インポッシブルの冒頭シーン(パーティーシーン)が撮影された場所です(写真上から2枚目)。 入るなり、夫はものに憑かれたように写真を撮り続けてる。胸にはまるで特派員のようなシール(さっきお金を払った撮影許可証)が張られている。本人はこれがいたくお気に入り。50コルナでこの喜びなら安いものだなとちょっと笑ってしまった私である。 2階に上がっていくと、膨大な数の鉱物数千単位の変わった形の石、いしの数々である。「宝石学の世界」への投稿を意識してくまなく見ていくが、あまりの数の多さに疲れた。全部同じに見えてくるし。それでも一生懸命みながら、この大きさだと幾らかな?とお金の計算をしたりして楽しんだ。小さな頃、綺麗な石や貝殻を小瓶に入れて宝物にした事を思い出す。 鉱物展示を見始めてから30分ほど経ったろうか。私はひとつの展示ケースの前で立ち止まってしまった(写真上から4枚目)。 「なんて大きなダイヤ。親指2つ分は有るダイヤモンドとルビー。綺麗。感動。欲しい!!」 特派員気取りの夫は写真を撮る撮る。普段とは人が変わったようで、ちょっと意外な面を発見。そこから先はエメラルド、トパーズ、アメシスト、サファイア、宝石の数々。さっき見た鉱物はただの石ころになっていた(鉱物ファンの方ごめんなさい)。 専門知識は皆無なので、「大きな宝石。すごーい。」としか書けませんでしたがご愛敬。 ★よだん 博物館を出てから家に向かってドライブしました(今ドイツに住んでいます)。快調に車を走らせる事1時間。突如、前を走るドイツナンバーの車がポリスに止められたと思ったら、なんと私たちも止められてしまいました。なにごと?もしかしてスピードオーバー? チェコからドイツに入る道は高速道路 → 一般道 → 高速道路という風になっていて(見た限りでは一般道も高速道路と区別つかないのに)どうやら私たちは一般道に入った途端つかまったらしい。 全く、英語の話せない警官からドイツ語で説明を受ける。罰金7000コルナ。車の中で今回の旅行は本当に安くついたねと話していた矢先の出来事である。 チョコの高速道路を走るには600コルナでステッカーを買わなければいけないらしくステッカーがついてない罰金が5000コルナ、スピードオーバーの罰金が2000コルナということが分かった。私たちの手元には150コルナしかない。もう1台の車のカップルもお金がないらしく、両替してと頼まれる。交渉のすえドイツマルクで払う事にする。スピードオーバーだけの罰金でなんとか許してもらった。結構いいかげんなチェコ警官。 チェコの出国係官にヤポンスカ、さむらい?ときかれ、笑いながらチェコ出国。 今度はドイツ入国係官に元気良く挨拶して無事ドイツ入国。 なんだかドイツ国内に入った途端ホッとする。あと5時間。気をつけて帰りましょう。 「スピードオーバーには気をつけようね」 と言いながら走っていたら突然、赤色の光が走った。なんと無人速度計のカメラに写された。そう、アウトバーンでもスピードオーバーをした私たち。後日、高額な請求書が送られてくる事、間違い無し。 22:30家に到着。早速買ってきたボヘミアングラスを飾り、「良いもの買ったねぇ」と満面の笑みの私たち。 楽しかった2泊3日のチェコ旅行は幕をとじた。 ▲ご投稿ここまで |
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映画、ミッションインポッシブルの撮影にも使用されたというホール | ||||||||
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膨大な数の鉱物標本は見れども見れどもつきることが無いようだ。 | ||||||||
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親指2つ分は有りそうなダイアモンド | ||||||||
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