
一見するとラピスラズリを思わせる色が特徴的。斑状の緑色部はマラカイトと推定される。 |
シャタカイト(シャッツク石)
(shattuckite)
- 結晶系::斜方晶系
- 化学組成:Cu5(SiO3)4(OH)2
- 屈折率:1.752-1.815
通常の測定値は1.75前後であるが、クオーツ不純物により、1.54のスポット値も可能性がある。
- モース硬度:3.5-4
- 比重:3.80
不純物により、2.53までの報告がある。
- 着用時の注意:硬度が低いので、手荒な扱いはできない。マラカイトが混入している場合があるので、酸を避ける。
- 語源:Shattuck(アリゾナ州にある鉱山名。この鉱物が発見された)。
- 誕生石:なし
- 類似石・鑑別時留意すべき石:
プランシェアイト、ラピスラズリ、アズライト
- 商業生産される合成石:なし
- 主要な産地:アリゾナ州(Bisbee、シャタック鉱山)、コンゴ(旧ザイールのShaba)
- その他:類似鉱物に、アフリカにて発見された鉱物、プランシェアイト(plancheite)がある。
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