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グリーンに染色したカルセドニー。写真上は通常の色。カラーフィルターを通してみると赤色に見える(下)。

上:染色ブルーカルセドニー。

下:カラーフィルターを通してみた同じカルセドニー

染色カルセドニー(せんしょく--)
(dyed chalcedony)

カルセドニーに対する染色処理は一般的であり、アクセサリー店や国内外の観光地にあるギフトショップなどからも多く見ることができる。黒、グレイ、緑、青など様々な色に染色される場合がある。
 
検知法
多くの場合、色自体から染色処理を見破ることができる。例えば、染色による緑のカルセドニーは地色が青みがかった緑(ブルーイッシュグリーン)であるが、クリソプレーズは黄色味がかった緑である。
 
染色グリーンには分光検査も有効。
 
他にカラーフィルターによる検査も手軽にできる検査法のひとつだ。染色グリーン、染色ブルーはカラーフィルターを通してみるとブラウン〜ピンク〜レッドに見えるが、天然の緑(クリソプレーズ)、青(クリソコーラ カルセドニー)は反応せず、無彩色にみえる。
 
→クリソプレーズ


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