肥料の種類を、有機質肥料、化学肥料、その他に分類してみた。 施肥量を決める場合は、栽培用土の事も考慮する必要がある。よく肥えた菜園の場合には、控え目に、砂土や火山灰など地力のない場合には、基準より多めに施肥しないと育ちが悪くなる。また、肥料要求度は生育の次期によって異なる。植え付けにあたっては、その要求度や与え方をよく考える必要がある。
瓜類の普通の施肥基準は以下の通りで、元肥・追肥、半々に施す。
土の性質、前年の野菜栽培に、どのような肥料を使ったか、多くやりすぎたり少なかったり、いろいろな条件があるので一様に表わすことは無理である。
燐酸質肥料は全量を元肥賭するのが常識のようだが、しかし、植物の生育期間の長いものは、その限りではない。
養分を補給するだけでなく、土をやわらかくして空気の通りをよくするので、土壌を改良するのに、大いに役立つ最良の肥料である。 使用に際しての注意は、完全に腐熟したものを使用すること。不完全醗酵の堆肥を使用すると、土の中で化学変化をおこし、他の肥料の成分を無にすることがある。また、醗酵熱によって根を痛めることにもなる。
施肥してから・・・・・60日間
堆肥の代わりに市販されているのが腐葉土である。腐葉土を作る場合は、使用する落ち葉は、クリ、ナラ、サクラなどの広葉樹がよい。広葉樹は葉に石灰分を含んでおり、葉が腐れやすく酸性でないので、よい腐葉土ができる。
松、杉などの針葉樹は良くない。針葉樹は石灰分がなく粗腐蝕酸でできていて、腐葉土が酸性になってしまう。
庭先に穴を掘って、簡単に作れる台所屑堆肥は、庭先菜園にとって、もってこいのものである。
完全醗酵されているので、肥あたりせず、根の発育をよくする。 醗酵菌の作用により、土壌の団粒化を促進し、通気性、保水性のある土にする。三要素の他にカルシューム、鉄、亜鉛、胴、その他の微量要素も含む。
施肥してから・・・・・・14日間
蔬菜、果樹、草花 等に効果がある。
用土6に対して醗酵鶏糞1の割合で、よく混ぜ合わせる。1坪当たり 1.5〜2.0kgが目安
植物の根に直接触れないように、茎から少し離れたところに施す。
窒素、燐酸、加里の三種類の他に微量成分も含んでいる。また、天然有機質肥料であるので、土壌改良と地力の保持改善に役立ち、安心して使える。
施肥してから・・・・・・25日間
1坪当たり 900g
1坪当たり 450g
動物性燐酸質肥料で、効果が長く続き、肥やけの心配が殆どないため使いやすく、果実つくりに特別の効果を表わす。
施肥してから・・・・・・25日間
開花生理を活発にするため、果樹類および野菜類の甘みを一段と増す。花つくり、特に、サツキ、バラ、ラン、などにも素晴らしい効果がある。
油粕、化成肥料、配合肥料、または堆肥などに20〜30%混用して使用する。
施肥してから・・・・・・25日間
施肥してから・・・・・・14日間
化学的に合成された肥料で、成分含有量が多く効果がはやく速効性である。化学肥料だけを続けて施すと、土壌が悪くなるので、できるだけ有機質肥料と併用する。
有効期間は、施肥してから7〜14日くらいで追肥としての効果がいかされる。
アメリカで開発された肥料で、植物に必要な14種類の栄養素とビタミンを含み、安全であらゆる植物に、素晴らしい効果を発揮する。
施肥してから・・・・5日間
野菜、果樹
原液2ccを、1リットルの水に薄めて使用する(500倍に薄める) 1週間に1回与える量は、鉢底から流れ出る程度が目安。
1坪当たり 100〜200g
窒素、燐酸、加里 の有機質肥料と化学肥料とを理想的に混合し、早くから効を始め、また、ゆっくり長時間にわたり効力を発揮し、三要素のほかに微量要素も豊富に含み、便利な使いやすい有機入り配合肥料である。
1坪当たり 約400〜600g 土によく混ぜこむ
1坪当たり 約300〜400g (植物によって、多少に違いがある)
酸性土壌の中和および改良を目的とする。植物の体内に過剰にある有機酸を中和し、ペクチンと結合して病気に強くし、植物の分裂組織、特に、根の先端の正常な発育を促してよくするのに欠かせない成分。
一般に、石灰(消石灰、苦土石灰)の場合には、1坪当たり約600gを施す。施す時期は、種蒔き、あるいは苗の植え付けの約2〜3週間前にまんべんなく散布し、土の中に混ぜ込む。
約6ヶ月