10月12日に、苦瓜の棚を取り除き、17本の茎と枝葉を処分して、私にとっては夏の風物詩である苦瓜栽培は幕を閉じた。今年は天候にも恵まれ、例年に比べてよい成績だったと思う。 去った7月(1996年)に、娘婿の栗原君が、インターネットに私の苦瓜作りのWebページを開いたため、少し張り切り過ぎて結果的には、肥料(特に窒素質)を多く与えたようだ。
− あばしゴーヤーと中長ゴーヤー・・・・・・・・414本
− アメリカゴーヤー・・・・・・・・・・・・・・ 9本
収穫総数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・423本
茎1本あたりの平均収穫数 ・・・・・・・・・・・ 14本
重さ:770g、 胴張り:31cm、 長さ:36cm
直径・・・4.5cm
栽培期間全体を通じて施肥量が多かったと思う。特に、窒素質肥料が多く、そのため枝葉が生い茂り菜園の周辺が薄暗くなるほどであった。一部の果実は日光不足で色彩に欠けていた。栽培期間の後半に入って、燐酸質の肥料(骨粉)を与えたが遅かった。骨粉はほかの有機質肥料とともに、元肥としても与えるべきであった。
4坪程の菜園に17本も植え付けたのは、植え付け密度が濃かったと思う。来年は、植え付け本数を13本ほどにしぼって、本芯の摘芯、枝芽摘みを今までより多くして日当たりをよくし、また、収穫本数にこだわらず、不良品をださず、平均的に良質な苦瓜つくりをめざしたい。
良質な苦瓜とは、必ずしも大きいサイズの果実ではなく、身のしまった、色彩豊かな果実であると思う。
植え付けた17本のほとんどの茎が割れていた(ツル割れ病?)連作障害の表れだと思うが、限られた菜園では仕方ないのか、石灰を散布し、腐葉土などの有機質肥料をすき込み、土地の天地返しをする以外の対策は?
苦瓜を取り払った菜園には、少々時期が遅れたがラッキョウ(沖縄品種)とニンニクを植え付けた。