かつて、モンスターと呼ばれる車たちが存在しました。現在のF1を簡単に凌ぐパワーを持ったエンジンと、カーボンモノコックによる強固で軽量なシャシー、空力に優れたフルカウルのボディーをまとい、ルマン24時間レースを始めとした数々の耐久レースを戦った車、それがグループCカーの「モンスター」と呼ばれた理由でした。ルマンなどではF1より遙かに高い最高速度(380〜400Km/h)を維持しつつ24時間で、F1の1回のレースの10倍以上の距離を走り続けるのです。ここでは、そんな「モンスター」カーであるグループCカーのイラストを展示しています。

そもそも、私のモータースポーツ好きのきっかけを作ったのが、トヨタトムスのルマン初挑戦ドキュメント番組をTVで見たのがきっかけでした。当時、完全無欠と言えるほどの圧倒的強さを誇っていたグループCカーポルシェ956に、トヨタのCカーが挑んでいくのを見て、何とも凄い世界があるものだと感動したものです。また、あの空気の流れを計算し尽くしたかのような、流線型のボディーに、屋根付きのキャビンがなんとも未来的に見えた(さすがに、またの名をプロトタイプカーと呼ばれるだけのことはありますね)のです。そんなわけで、私はF1よりCカーの方が好きで、ここのCGもかなり頑張って描いているつもりです。

なお、このギャラリーに展示してある全てのイラストは、取り込みデバイスを一切使用せず、マウスオンリーでの作画となっています。

絵をクリックすると、拡大された絵と共に、ドキュメントが表示されます。




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