SLIP や一部の PPP にダイアルアップ接続する場合には、ダイアルアップスクリプトが必要になりますが、Windows95のFD版にはこれが含まれていません。
CD-ROM版のWindows 95またはMicrosoft Plus!
に含まれている、ダイアルアップスクリプトを別途インストールする必要があります。
[パスワードの保存]項目がグレーになっている
この場合は、[Microsoft ネットワーククライアント]がインストールされていない場合に起こる現象です。[コントロールパネル]→[ネットワーク]→[ネットワークの設定]で<追加>ボタンをクリックして、クライアントの中から「Microsoft
ネットワーククライアント」をインストールしてください。
[パスワードの保存]をチェックしても効かない
[パスワードの保存]をチェックしても、次にダイヤルアップを起動した時にチェックが外れていて、パスワードを保存することができない場合があります。これはパスワードファイルが破損しているために起こる現象で、サービスパック1でバージョンアップした場合などに発生します。対応としては、Windowsディレクトリにある拡張子pwlのファイルを削除して、Windowsを再起動します。再発する場合には、マイクロソフトから配布されている修正プログラムを入手しましょう。
エクスプローラのファイルタイプが英語表記になってしまった[W95]
英語版Internet Explorer (IE)を導入すると、WINDOWS\SYSTEM
ディレクトリにあるファイルのいくつかが英語版のものに置き換わってしまいます。そのため、ファイルタイプなどが英語表記になってしまいます。
以下のファイルを日本語版のファイルに置き換えれば、現象は回復します。
DIALMON.EXE
INETCPL.CPL
INET16.DLL
INETCFG.DLL
URL.DLL
Windows 95 のセットアップファイルの中から、展開してください。もっと簡単な方法としては、英語版よりも新しい日本語版IE
をインストールすれば、日本語表示が可能となります。
ダイヤルアップネットワークで、インターネットに接続している時に、タスクバーのトレイにモデムのアイコンが表示されない場合には、[ダイヤルアップネットワーク]→[プロバティ]→[設定]→[オプション設定]にある[モデムの状態をウィンドウ表示(S)]にチェックが入っているかを確認しましょう。
時折「Cokkieを受ける設定にしてください」というようなメッセージを目にします。Cookieとは、簡単にいったらアクセスの記録。たとえば、あるサーバーにアクセスしたとします。サーバー側はCookieファイルを探して、あなたが以前このサーバーにアクセスしたかどうかをチェックします。なければ、Cookieを送ってきます。Cookieファイルは、Windows\Cookiesフォルダにテキスト形式で保存されているので、メモ帳などで内容をみることも可能です。
Cookieファイルがあれば、そのページで入力した文字列の情報などが次回自動的に入力された形で表示されるなど便利です。どうしてもファイルを送られてくるのがいやだという場合には、Cookieの受信を拒否することもできます。
IE 4.x
コントロールパネルの[インターネット]→[詳細設定]の[Cookie]の項目を変更します。
IE5.x
コントロールパネルの[インターネット]→[セキュリティ]で<レベルのカスタマイズ>ボタンをクリックし、[設定]の中の[Cookie]項目を変更します。
Internet Explorer 5.0でラジオツールバーを表示させていても、再起動してしまうと非表示になってしまいますが、これはIE5の仕様です。起動するたびにメニューから[表示]→[ツールバー]→[ラジオ]を選択して、ラジオツールバーを表示させましょう。
Windows Updateとは、マイクロソフトが提供するサービスのひとつで、インターネットを経由してWindowsの最新モジュールをパソコンにダウンロード/インストールできる機能です。Windows
98/2000あるいは Windows 98/NT4+IE5という環境で利用できます。
インターネットに接続できる環境であれば、スタートメニューから
Windows Update を選択すると、そのパソコンの内容に沿った最新モジュールの選択ページが表示されます。ユーザーはその中から必要だと思われるものを選択し、ダウンロードを指定するだけで自動的にファイルがダウンロードされてインストールが開始されます。インストール後はWindowsの再起動が必要です。
再セットアップしたらWindows Updateもやり直し?
再セットアップということは、元々のファイルに置き換えられてしまうということなので、Windows Update を利用して更新されたファイルもまた元に戻ってしまいます。再セットアップ後には、再度 Windows Update の操作が必要になります。