ゼビウス懐ビュー4

カンストロード2


えー前回の続きです。 ゼビウスというのはそれまでは私のとってグラフィックの綺麗なゲーム。 新しい感覚を持つゲーム・・・これでも十分に革命的なゲームであったのですが・・・ ここからが実はもっと重要なんです。 それはカンスト、これはいわゆるゲームを極めるということ・・・ つまり、私個人のゼビウスカンストロードがスタートしてしまうのです。 ゲーマーとしての基礎が出来あがる時期なんですね。 ゲームは単に遊ぶだけのものではなくなってしまうのですな。

カンストを始めて見た時

えー思い起こせば・・・ 私も晴れて高校生という義務教育から外れた世界に来た時のことであります。 この頃からですね、私が大学周りのゲーセンに出没するようになるのは。 理由が幾つかあります。 ・私服を着ていれば補導されることは絶対ない。(隠れた天国)   ここまで補導員は来なかったっす、穴場。(わからないからだろーね) ・上手いプレイヤーがいっぱいいて参考になる   これは大いに活用すべき、お金をかけずに上手くなれ! ・ゲームの入荷が非常に多い   当時の(今もか?)のメインのお客様といったらこの世代。 ・なんといってもプレイ料金が安い!   学生=貧乏。だからゲーム料金も安くしないとやってくれない! これでここを中心に活動するのを考えないってことはないでしょ? 自転車で40分かかりましたけど、それだけの価値はありましたよ。 そんなある日、ちょっとした人だかりがあります。 なんだろ・・・と思ったらゼビウスです。 何が凄いってやもう800万超えてます、残機も下にズラリ。 はー凄いねー その頃の私は16面超えて1周するのがやっと。 何周も回るなんて、ちょっと当時の私には無理。 理由は簡単、苦手キャラが多かったのだ。 16面どころか13面のブラグザカートでさえ苦戦してるもんな。 1周クリアというおnはよほど調子の良いときじゃないと出来なかった。 ・・・それでも上手い方だったんだけどね。私の世代では。 でも、このお兄さんは違います、やっぱ大学生だよねー ちょっと尊敬。 <おいおい なんとなくゼビウスで1000万で終わるという話は聞いたことがありました。 ・・・ただ、実際に見たことが無かったので・・・あまり興味はなかった。 自分は地元でトップを取ってるし、いいかなーって感じです。 でも、目の前に繰り広げられているのはその1000万点への道・・・ しばらく見とれてました、1時間以上見てたよね。 そのうち噂でしか聞いたことがなかった無限増えなるものが始まります。 ・・・うわーこれが無限増えか・・・ 始めてみるその光景(っつーか画面だな)、なんかわくわくしてきましたよね。 自分の見たことのない世界です。 そしてカンスト、スコアが上がらなくなった状態です。 これも始めてみた、ハイスコアとスコアが9でいっぱい!(笑) そこでギャラリーはぼとぼちと減っていきました。 その遊んでいた人はもうそのゲームに興味無くなったのか 「やる?」と聞いてきました。 ちょっと言葉に甘えて遊んでしまいましたね・・・あー情けない。(^^; その人はそこらへんのガキにでも遊ばせてどこかに退散しようと思ってたの でしょうね・・・もらったゲームといえ私自信は真剣そのものです。 ・・・・しばらくプレイしていて・・・ 「・・・ゼビウスは何点くらいいくの?」 「うーん、最高60万くらいですか?」 「君の年齢にしては上手だよねー」 この出会いがカンストロードへの第一歩なんて・・・(^^;

修行の始まり

私もちょくちょくそのゲーセンに出入りしていましたので ・・・直接面識は無かったのですが大学生の方も私を知っていたようです。 ・・・私は意識してなかったのですがね・・・ というのはそこは大学生の学生街のゲーセンですので高校生なんかは 人数的に少ないものだったんです、実際まだ補導は酷かったし 中高生が頻繁に出入りするなんてことはそんなに無かったものですから。 だから・・・目立っていたのかな・・・ 私から見れば大学生は皆同じに見えたものなんですがね・・・(笑) ともかくもゼビウスをきっかけにして大学生の方と知り合えました。 「ゼビウス上手いですよねー」 「君も上手いじゃない」 「でもそこまで(カンスト)出来ないですー」 「頑張れば出来るよ、そこまで出来ればもうちょいだって!」 「だってあまりお金ないしー、そこまで頑張れないです」 その通り、私には満足に練習するだけのお金がなかったのだ。 食費とか交通費とか削ってゲーム代に当てていた時代だからしょうがないね。 そこでその大学生のお兄さんは「見てな!」と言ってゼビウスをやり始めました。 ・・・上手いです、死なないもん。残機どんどん増えていく。 そしてある程度残機が増えたところで突然席を立ちました。 「やりな!」 ・・・え? 「いいんですか?」 なんか12面くらいで私にゲームを譲ってくれました。 でも・・・まだ不慣れな私はどんどん残機を消費していきます。 あと2、3機になってしまったところで・・・ 「まだ甘いな・・・ちょっとまた代わりな」 代わるとまたまた残機が増えていきます・・・あー凄いな・・・ 「ちゃんと見てろよ、自分のと何が違うかわかるだろ」 ・・・私が死ぬパターンというのはけっこう単純なんです。 空中物のパターンに対応しきれないのです。 特にジアラとかが苦手、テラジももちろん、テラジが出たらほぼ死んでた。 「前に出ないから駄目なんだよ」 「敵の出てくる順番にもパターンがあるのだよ」 「ここにソルがあるよ。出してね」 ・・・実はこれは英才教育だったのだ、ゲームの、ゼビウスの。 残機を増やしては交替してプレイさせてもらっていろいろアドバイスしてもらう。 残機を増やしてる間は空中物のパターンとかソルの位置を把握させられる。 そんな日々を2、3日過ごしまして・・・ 「だいぶ上手くなったのじゃないの?最初からやってみな」 これまで散々タダで遊ばしてもらったのだから金払ってやるの久しぶりでしたね。 ・・・・・・なんか3週まわれたんです、スコアも100万点超。 あ、・・・上手くなってるじゃない! 「やれば出来るじゃん」 私は当然今まで出来なかったことが出来たから嬉しかったけど、 なんか大学生の人もうれしそう。・・・もしかして、この人教え魔だったのか? 散々難しい面をやらされてきたので敵(特に空中)に対する対処法が理解できて いたのですね、これだけでゼビウスのプレイか変わりました。 何よりもソルの位置を殆ど把握できたこと、これがエクステンドを早まることになり プレイを楽にさせていました。 なんかとてもゲームが楽しくなってきましたね! ゼビウスの面白さもその時に完全にわかりました。 空中物と地上物の関係で何度やっても飽きない。 そして完全なる乱数ではなく、きちっとした攻略の要素もあるという事も その修行を通じて理解しました。 ・・・なんて奥の深いゲームなんだろうね、ゼビウスは・・・

コンビでカンスト・・・(^^;

そんなこんなで、いろいろゼビウスで教えてもらった私。 大学生の方がちょっとお誘いしてくださいました。 「カンストまでやるか?一人だと疲れるから時々代わってよ」 これまでは修行にために時々交代してもらってたのですが、今回は一緒に カンストまで頑張ろう、という申し出、私も快く承諾。ちょっと嬉しい。 なんか未知の世界に挑戦するという感覚が凄い嬉しかったのだ。 ゼビウスは謎だらけのゲームでありましたが、最終的には私を未知の世界へと 導いていったゲームであるのだ、だからこのゲームの上に立つゲームなんて 私にとって絶対あり得ない。ドルアーガでもそれは例外ではないです。 面白い!という感情を完全に超越してしまってるのですから・・・ だいぶ私もこれまでの修行の成果が発揮されてまして・・・残機を使いつぶす ということも少なくなりまして、ちょっとアブナイ時は代わってもらいましたが ・・・エリア16でぼこぼこにやられた時にはヘルプーってな感じ。(笑) そんなこんなで午前中から始めて、確かもう暗くなってたよね。 わーい、お助けはかなりあったような気もしますけどカンスト達成。 その中に自分の力も入ってますから気分は最高でしたよね。 でもね・・・そこで思った。 ・・・なんか一人でも出来るのじゃないかな・・・ここまで来れば・・・ なんかね、その時私も欲が出てきた。

ひとりでできるもん(なんか違う)

最初ゼビウスのカンストを見た時には、やっぱ思ったんですよ。 「こんな事絶対自分にはできない!」って・・・ 「こんなに絶対上手くなれない!」って・・・ ゲームが上手くなりたい気持ちはあったのだけど・・・人の上手いプレイを見たら 気持ちで負けてるっていうか・・・やはりそういう気持ちがどこかにあったのよね。 でも、親しくなった大学生の方とゲームをやるようになって・・・ といってもゼビウスしかやってないのですが・・・ この気持ちが変わってきたのは間違いない。 「・・・出来るんじゃないかな・・・」 この気持ちが芽生えただけでもこの経験には意味があります。 そう、何をやるのいも「出来る!」って気持ちを持たなければいけないのだよ。 これはゲームに限らず共通するとこなんだよ。 ・・・とは言うもののゲームでしか発揮されてないよーな気もしますけど。(^-^; 実際昔、ゼビウス以前の私はそこのゲーセンでトップをとれれば満足でした。 ・・・だけどゼビウスで明らかに変わったんです、もっと上の目標があるってこと。 その目標を求めて、やっていくことがゲームなんだってことをね。 だからゼビウスは私にゲーマーの心を与えたきっかけなんですよ。 ともかくも、一人の力でゼビウスをカンストさせようと思った私。 ゲーセンをちょっと別の場所にしてトライすることにしました。 ・・・実は何度か失敗したんです、なんか500万超したあたりに壁がある。 疲れるというか・・・なんか気がふっと抜けることが起こるの。 やった人ならわかるのじゃないかな・・・連続6時間を過ぎたくらいの時。 とにかくこの壁を突破してやるしかない! ・・・それから暇あるたびにゼビウス状態が続きます。 この頃はまだ風営法が無かったのよね、だから夜中にも・・・(笑) でも、なかなか出来そうで出来ないことだったんだよね。 一人で頑張っててそれは嫌という程、思い知りました。 そんな日々が続いて・・・ そうやってるうちに残機を増やしまくって、気が抜けた時になんとか耐えて、 ・・・出来ました、カンスト。実は10時間くらいかかったんです。 996万点の無限増えが始まったら来たるべきカンストの瞬間を目指して もう最高の気分。そして、スコアはカウントされなくなりました。 なんとか・・・一人で出来ましたよ!(^-^) なんか・・・嬉しいというか・・・なんだろ。 カンスト自体は共同作業ながらやったことあるので、なんか別の嬉しさ。 その時とはなんか違うもの・・・単に嬉しい!万歳!ってなもんではないです。 なんか充実感なのよ、単なる嬉しいとかいう感情じゃなくて。 これで俺も一人前だ!ってな感じか? <大きな間違いだよ(^^; ちなみにさらにここで分かったこと。 ゲームで生理現象さえも抑えることが出きるのだ、これが。 11時間もゲームをやり続けた間、何も食べない、トイレにも行かない。 ただひたすらゼビウスをやり込む、他は何も見えないというか・・・ だから腹も減らないし、完全にゲームに集中してしまうのですね。 うん、確か時間というものを感じなかったな、これで新しい境地に達しましたよ。 やれば出きるんだよ、ここまで来ればもう怖いもんはないぞ!(^o^; 完全にここでゲーマーというものに覚醒しましたね。 これ、今のプレイヤーには信じられないでしょうね、うん。 今一度この力を出せといわれても多分ちょっと無理ですが・・・ 悟りの境地に入らなきゃいかんのでね・・・ ある意味、今のゲームでハイスコアをとるのとはまた違った別の世界なんです。

多分、私の最初の師匠です

ゼビウスは私にゲームに求める到達点というものを教えていただきました。 ハイスコアで名前を書ける〜というところで満足していた私に与えた新しい境地。 ・・・っつーか、「俺にでもゲームを極めることが出来る」 これが今後の自信となっていくきっかけなんです。 だから、諦めるな!という事なんですよ。ゲームというものは・・・ でもゼビウスは実際にはカンストするまでの時間で競われていました。 ・・・4時間半という記録が残ってるのかな・・・ これはジェミニ誘導残機潰しをやって初めて達成できます。 私は・・・そういう事を狙ってやった事がないのでわかりません。 でもかなり難しいことですよ、どんな局面でも死なないようにしておかないと 出てこないタイムです。今から誰か挑戦しますか? そういうプレイヤー募集中。 <かなり嘘 でも今、そんな昔の事を考えてみたら・・・ ある意味、この大学生のお兄さんが私の最初の師匠と呼べる人だわな。 −そういう訳で師匠に御礼− えー見ているかどうかはわかりませんがあの節は大変お世話になりました。 まだMCPという名前を使ってない頃の話ですから・・・わからんでしょうね。 私がMCPという名前を使い始めるのは、ここから約半年後の事であります。 ・・・うーん、その頃から出会わなくなったところを見ると社会に出られましたか? おかげさまで、ここまで立派に・・・道を踏み外しました。(笑) あの特訓の成果はいまだに活きておりまして、このHPでも活かされております。 逆に言えば、あの経験がなかったらこのHPも無かったでしょう。 この場を借りまして厚く御礼を申し上げます。 1999,9/22 MCP ・・・でもやっぱ本心はお礼よりは文句を言いたいかも。(爆笑) ・・・えーとゼビウスし関してはまだ語ってないことが残ってたりする・・・ それはまたの機会にでも・・・ネタ切れ防止策。(笑) まーでもとにかく、このHPもおかげさまで3周年です。 ゼビウスエピソード懐ビューでひとつの区切りにしたいと思っております。 このHPを支えていただいた、そして私をゲーマーとして支えてくれた皆様へ、 どうも、ありがとうございました。\(^o^)/