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■ MkLinux


perl 5.005_03 のインストール

[MkLinux] [use Perl;] MkLinux DR3 にバンドルされているperlのバージョンは 5.00401 なのですが、 mod_perl をインストールしようとしたときに、

	I see you're building with Perl 5.00401
	It is strongly recommended that you upgrade to 5.004_04 or higher,
	as there are memory leaks present in lower versions or Perl.
といわれたので、バージョンアップを試みました。 うまくいかなければ、rpmから復旧すればいいだけだし...

MkLinux DR3 は libc5 で構成されているので、glibc に移行している PPC用のRPMは使えません。ソースからメイクしましょう。

  1. ソースファイルの入手
  2. メイクのコンフィグレーション
  3. メイク & テスト
  4. 現在インストールされている perl を削除
  5. インストール
  6. 削除した perl ライブラリの再インストール

1. ソースファイルの入手

CPAN から以下を入手しました。

また、perl のメイクの際には 以下のパッケージがインストールされている必要があります。 もしインストールされていなければ、CD-ROMにあるはずなので インストールしておきましょう。 メイクは一般ユーザで行います。ソース展開用のディレクトリを作成し、 メイクするユーザが書き込めるようにしておきます。
	$ su
	# mkdir /usr/local/src/perl5.005_03
	# chown koba.koba /usr/local/src/perl5.005_03
	# exit
メイクするユーザでソースファイルを展開します。
	$ tar xvfz perl5.005_03.tar.gz -C /usr/local/src

2. メイクのコンフィグレーション

まず、メイクのコンフィグレーションを行います。

	$ cd /usr/local/src/perl5.005_03
	$ ./Configure
システムを調査しながらいろいろきいてきます。 基本的にはデフォルト値を使用すればOK(質問にリターンで答える)。 デフォルト値と変えたのは以下です。

3. メイク & テスト

	$ make
	$ make test
すべてのテストをパスすればOK。

4. 現在インストールされている perl を削除

現在インストールされている perl を削除します。

	$ su
	# rpm -e perl
perlに依存しているパッケージがあるので、削除できないはず。 ほんとに削除していいか確認し、以下のコマンドで強制削除します。
	# rpm -e --nodeps perl
追加インストールした perl ライブラリがある場合、 /usr/lib/perl5 に残っています。 これらは perl のインストール後、別途インストールし直す必要があります。 とりあえず以下のコマンドで強制削除しましょう。
	# rm -r /usr/lib/perl5

5. インストール

インストールは root で行います。

	$ su
	# make install

6. 削除した perl ライブラリの再インストール

4 で削除したライブラリは今回インストールした perl で再度インストールし直します。


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Satoshi Kobayashi (koba@yk.rim.or.jp)