海老名の野草


海老名耕地
勝瀬方面
神奈川県海老名市勝瀬 市役所付近


          撮影日 2002.03.17

           撮影場所 太い赤い線の中



1,タネツケバナ (アブラナ科)

[種漬け花]
苗代に巻く種籾を水につける頃に咲く。
海老名耕地の田圃のどこでも見られる2年草。
仲間にクレソンがあり、葉をもむと同じ臭いがする。
花期は3〜6月。多。





2,コオニタビラコ (キク科)


[小鬼田平子]
別名 ホトケノザで春の七草の一種。
根生葉はロゼット型で冬を越す。
海老名耕地の田圃の中に良く生えている2年草。
花期は3〜5月。普通。





3,ノミノフスマ (ナデシコ科)

[蚤の衾]
田圃の畦によく見られる1〜2年草。
花弁が10個のように見えるがハート形のものが5個。
花期は4〜10月と長い。



 

4,キュウリグサ (ムラサキ科)

[胡瓜草]
葉をもんで臭いをかぐとキュウリのにおいがする。
田圃や畑の土手に生える2年草。
花期は3〜5月。





5,ミミナグサ (ナデシコ科)

[耳菜草]
庭や畑に良く生える多年草。
暖かい日だまりでは2月頃に花を付ける。
仲間「オランダミミナグサ」がある。これは萼片より花柄が短い。
最近オランダミミナグサに圧倒され数が少なくなっている。
花期は3〜6月。希。





6,ヒメオドリコソウ (シソ科)

[姫踊り子草]
畑の土手や道ばたに良く生えるヨーロッパ原産の2年草。
暖かい日だまりでは3月頃に花を付ける。
花期は3〜6月。市内全域で見られる。多。





7,オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)

[大犬の陰嚢]
畑の土手や道ばたに良く生えるアフリカ原産の2年草。
刮ハが犬のふぐり(陰嚢)に似ているのでこの名が付く。
暖かい日だまりでは3月頃に瑠璃色の花を付ける。
花期は3〜6月。市内全域で見られる。多。





8,ナズナ (アブラナ科)

[薺] 別名「ペンペングサ」
春の七草の一種で、室町時代から七草粥に入れて食べたと言われている。
田圃や畑などに良く生える2年草。
根生葉はロゼット状となって冬を越す。
花期は3〜6月。市内全域で見られる。多。





9,カラスノエンドウ (マメ科)

[烏の豌豆] 別名「ヤハズエンドウ」
畑の土手や道ばたに良く生える2年草。
熟した豆果が黒いことからこの名が付く。
若い鞘の豆を取り除き笛を作ることビービーとなる。
花期は3〜6月。市内全域で見られる。多。





10,ムラサキサギゴケ (ゴマノハグサ科)

[紫鷺苔]
田圃の畦など湿り気の多いところに生える多年草。
花は鷺が羽を広げたように見える。
花期は4〜6月。市内全域で見られる。普通。





11,ノジスミレ (スミレ科)


[野路菫]
田圃や畑の土手や道ばたに良く生える。
全体に白い短毛が生えている。
花期は3〜4月。横須賀水道路で見られる。希。





12,ハコベ (ナデシコ科)

[繁縷] 別名「ミドリハコベ」
春の七草の一種。
畑の土手や道ばたに良く生える1〜2年草。
暖かい日だまりでは3月頃に花を付ける。
花期は3〜9月と長い。市内全域で見られる。多。





13,カキドウシ (シソ科)

[垣通し] 別名「カントリソウ」
畑の土手や垣根に蔓を出して生える多年草。
葉をもむと特有の香りがする。
垣根を通して伸びていくことからこの名が付く。
花期は4〜5月。
市内全域で見られるが年々少なくなってきている。普通。





14,スギナ (トクサ科)
ツクシ(胞子茎)

[杉菜]
畑の土手や道ばたに良く生える多年草。
地下茎をのばして増える。
ツクシは胞子茎で佃煮にして食べるとおいしい。。
ツクシは3〜4月。市内全域で見られる。多。
「土筆誰の子 杉菜の子」





15,セイヨウタンポポ (キク科)

[西洋蒲公英]
畑の土手や道ばたに良く生えるヨーロッパ原産の多年草。
受粉しなくても単為生殖によって種子ができる。
総苞外片は外に反り返る。
花期は3〜9月と長い。市内全域で見られる。多。





参考資料「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」