=========================================================================== X Window system 用 『Tk 付箋』 version 1.4 説明書 ファイル名: tkfusen_readme.euc 作 成 日: 2000年3月11日 作 者: R.川岸 =========================================================================== 目次: 1.はじめに    5.デスクトップの設定  9.履歴 2.機能      6.カスタマイズ     10.その他 3.インストール  7.FAQ 4.操作方法    8.バグ、問題点 1.はじめに 『Tk 付箋』は、ちょっとしたメモを付箋紙に書いて貼るようなことを X の画面 (デスクトップ)上で実現するユーティリティ、いわゆる「付箋紙ソフト」です。 MS-Windows 用では『付箋紙95』など沢山あります。X Window system 用としては XPostIt, XPostitPlus, XNotesPlus, tkPostit, xfusen がありました。 『Tk 付箋』は、現時点で以下の環境で動作することが確認されています。 ■ Plamo Linux 1.3 + Tcl7.6jp/Tk4.2jp ■ Plamo Linux 1.4.4 + Tcl7.6jp/Tk4.2jp ■ RedHat Linux 5.2 + Tcl/Tk 8.0.3jp ■ Turbo Linux 3.0 + Tcl/Tk 8.0.3jp1.1 ■ Turbo Linux 4.5 + Tcl/Tk 8.0.5jp ■ LASER5 Linux 6.0 + Tcl/Tk 8.0.5jp ■ Kondara MNU/Linux 1.0 + Tcl/Tk 8.0.5jp ■ Linux Mandrake 6.1 JP + Tcl/Tk 8.0.5jp ■ FreeBSD 2.2.8-RELEASE + Tcl7.6jp/Tk4.2jp ■ FreeBSD 2.2.8-RELEASE + Tcl/Tk 8.0.3jp ■ Solaris 2.5.1(SunOS 5.5.1) + Tcl/Tk 8.0p2 ■ HP-UX 10.20 + Tcl/Tk 8.0.4jp1.3 動作報告を頂いた以下の方々に感謝します。 梅野さん 松本@法政大さん 匿名希望の方 西原さん 『Tk 付箋』の最新版は、下記から入手できます。 http://www.yk.rim.or.jp/~kawagisi/ 2.機能 付箋は、たぶん最大 999枚まで作成してデスクトップに貼り付ることができます。 「たぶん」というのは試してないからです。100数十枚までは試してみました。 各々の付箋は、マウス右ボタンをクリックすると現れるポップアップメニュー から機能を選択したり設定を変更できます。例えば、以下のようなものです。 ■ 新しい付箋を作成する ■ 現在の付箋の複製を作る ■ 背景色、文字色の変更 ■ スクロールバーの有無 ■ タイトルバーの文字を変更 ■ 今日の日付、現在時刻を付箋に挿入 ■ カレンダ(先月/今月/来月、昨年/今年/来年1年間)を付箋に挿入 ■ 指定したファイルの内容を付箋に読み込む ■ 付箋の内容を指定したファイルにセーブする ・・・など version 1.2 から「タグ」機能、画像挿入機能を追加しました。 ■ タグ機能 指定した文字列に対して、背景色/文字色を変更したり、網掛、下線、 取消線を表示する ■ 画像挿入 付箋のカーソル位置に、指定した画像ファイルの内容を挿入する 画像挿入は Tcl/Tk 8.0 以上が必要です。Tk のバージョンを自動判別し 8.0 より低い場合(Tcl7.6/Tk4.2)は何もしません。 [参考] タグ機能の活用例 「Tk付箋」は、元もとちょっとしたメモ書き用の簡易エディタという位置付 けですが、タグ機能で以下のような使い方もできます。 普通の本や雑誌を読んでいるとき、これは重要と思ったところに赤鉛筆とか ラインマーカでマーキングしたいことがあります。パソコン上でオンライン ドキュメントを読む場合は、これが出来なくてイライラしたことはありませ んか? 「Tk付箋」のタグ機能を使えば自由自在にマーキングできます。 赤鉛筆などと違ってマーキングの取り消し、やり直しも簡単です。 『Tk 付箋』をインストール後、初めて起動すると ~/.tkfusen というディレク トリを作ります。付箋毎に1つずつ fusen1.txt, fusen2.txt, fusen3.txt ... というテキストファイルを作り、このディレクトリに格納します。 同様に fusen1.tag, fusen2.tag, fusen3.tag ... というファイルも作ります。 これには各付箋のタグ設定と画像に関する情報が格納されます。 また、fusen_conf, fusen_status というファイルも、ここに作られます。 fusen_conf は各付箋の属性 (タイトルバーの文字、ウィンドウの位置とサイズ、 背景色、文字色、スクロールバーの有無) を定義したファイルです。 fusen_status は各付箋の状態、即ち「表示」「タイトルのみ表示」「アイコン」 「隠した状態」を示すものです。 『Tk 付箋』を再起動すると、これらのファイルを読み込んでデスクトップ上に 各付箋を前回終了時の状態で復元します。 3.インストール バージョンアップの場合、それ以前に作成された ~/.tkfusen 以下のファイル は、そのまま継続して使用できます。 3.1 rpm (RedHat Package Manager) 形式のパッケージの場合 RedHat 系の Linux (RedHat, LASER5, Turbo, Vine, Kondara, Caldera, Mnadrake, etc.) など RPM パッケージを扱える環境の場合は rpm コマンドで 以下のようにインストールして下さい。 # rpm -Uvh tkfusen-x.xx-x.i386.rpm もちろん rpm コマンドではなく glint や GNOME の GnoRPM, KDE の kpackage など GUI 化したユーティリティでもインストールできます。 rpm でインストールされるファイルと、その格納先は次項の 「tgz 形式のパッケージの場合」と同じです。 3.2 tar.gz 形式のパッケージの場合 新規インストールでも、バージョンアップでも以下の手順は同じです。 3.2.1 tkfusen パッケージの展開 tkfusen-x.x.tar.gz (x.x はバージョン番号)を以下のようにして作業用の 適当なディレクトリ(例えば /tmp)に展開します。 $ cd /tmp $ tar zxvf tkfusen-x.x.tar.gz このパッケージには、 tkfusen (『Tk 付箋』の本体。EUCコード) tkfusen_readme.euc (このドキュメントです。EUCコード) tkfusen.xpm (アイコン) の3つのファイルが入っています。 3.2.2 ファイルのコピー (1) tkfusen は、Tcl/Tk で記述されたスクリプトなので、MAKE 等の作業は不要 です。root 権限でパスが通った適当なディレクトリ(例えば /usr/X11R6/bin などが良いでしょう)にコピーします。 % su # cp tkfusen /usr/X11R6/bin (2) tkfusen_readme.euc は、ヘルプファイルとして使っています。 どこか適当なディレクトリに格納します。下記は /usr/doc/tkfusen-1.4 というディレクトリを作り、そこにコピーする例です。 # mkdir /usr/doc/tkfusen-1.4 # cp tkfusen_readme.euc /usr/doc/tkfusen-1.4 tkfusen バージョン 1.4 は、ヘルプファイルを参照する際、デフォルトでは /usr/doc/tkfusen-1.4 に tkfusen_readme.euc が存在するものとして処理 するようになっています。このファイルを /usr/doc/tkfusen-1.4 以外に置 いた場合は /usr/X11R6/bin/tkfusen の7行目: set helpdir /usr/doc/tkfusen-1.4 の "/usr/doc/tkfusen-1.4" を、そのディレクトリ名に変更してください。 3.2.3 tkfusen.xpm は、デスクトップに「Tk付箋」の起動用ボタンを登録する 場合のアイコンです。 必要に応じてコピーして下さい。ボタンを登録しないなら不要です。 アイコン用のファイル(*.xpm)の格納場所は OS によって様々です。 Linux の場合は以下のような場所に格納されています。 /usr/X11R6/include/X11/pixmaps (Plamo Linux 1.4.4) /usr/share/pixmaps (RedHat 系 Linux) /usr/lib/????/pixmaps (???? はアプリケーション名) /usr/X11R6/lib/X11/????/pixmaps こういった既存のディレクトリに例えば # cp tkfusen.xpm /usr/X11R6/include/X11/pixmaps のようにするか # mkdir /usr/local/tkfusen # cp tkfusen.xpm /usr/local/tkfusen のように専用のディレクトリを作って格納して下さい。 3.4 Tcl/Tk tkfusen を実行するには日本語に対応した Tcl/Tk (Tcl7.6jp/Tk4.2jp 以上) がインストールされている必要があります。 まず whereis コマンドで wish (WIndow SHell の略。Tcl インタプリタに Tk ライブラリを組み込んだもの)がどこにあるかを確認します。 # whereis wish wish: /usr/bin/wish4.2jp /usr/bin/wish4.2 /usr/bin/wish 次に wish の詳細をみてみます。 # ls -l /usr/bin/wish* /usr/bin/wish -> wish4.2 /usr/bin/wish4.2 -> wish4.2jp /usr/bin/wish4.2jp この例のように wish が 日本語の wish にリンクされていれば OK です。 そうでない場合、次のようにしてリンクを張ります。 # cd /usr/bin # ln -s wish8.0jp wish このようにリンクを張るのではなく、tkfusen の3行目 exec wish "$0" "$@" を、 exec wish8.0jp "$0" "$@" に書き換えるという方法もあります。 4.操作方法 4.1 起動 kterm (または xterm, rxvt) から、 $ tkfusen & と入力すると「付箋状態」というボタンが1個だけの小さな TkFusen という 名前のウィンドウが表示されます。これはTk付箋のメインのウィンドウで 「付箋コントロールウィンドウ」と呼びます。 Tk付箋を初めて起動したときは、これとは別に「Fusen1」という名前のウィンド ウが1つだけ表示されます。この付箋ウィンドウでメモなどのテキストを入力で きます。付箋ウィンドウでマウス右ボタンをクリックするとポップアップメニュ ーが現れます。 デスクトップに「Tk付箋」のアイコンを登録して、これをダブルクリックするだ けで起動させるようにする場合は、「3.3 ウィンドウマネージャの設定」の項を ご覧下さい。 4.2 終了 『Tk 付箋』を終了させるには、付箋コントロールウィンドウを閉じて下さい。 各々の付箋を閉じると、その付箋は「隠す」状態になるので注意して下さい。 4.3 日本語入力 kinput2 の場合、日本語を入力するには、Ctrl キーと \ (バックスラッシュ)を 同時に押して日本語モード ON にします。 日本語モードの解除(OFF)は Ctrl + o です。 VJE Delta の場合は、Ctrl キー + スペース で日本語入力を ON/OFF します。 マウス右ボタンのメニューで「漢字変換スタイル」の中から好みのスタイルを 選択できます。 "Over the Spot" は、いわゆる「その場変換」でカーソル位置で入力します。 "Off the Spot" は、付箋ウィンドウの下部、"root ウィンドウ" はデスクトッ プの下部にそれぞれ日本語入力用のウィンドウが現れます。 漢字変換スタイルの選択は、VJE Delta など XIM プロトコル対応の漢字変換を 起動している場合のみ有効です。そうでない場合は、エラーになります。 4.4 ポップアップメニュー (マウス右ボタンで表示される) ------------------- * "コピー " 範囲指定した文字列をクリックボードにコピー * "カット " 範囲指定した文字列を削除し、クリックボードにコピー * "ペースト " クリックボードの内容をカーソル位置に張り付ける ------------------- "タグ ▲" 文字列の背景色/文字色変更、網掛/下線/取消線の表示 "タグのアンドゥー " 設定したタグを新しいものから順に取り消す ------------------- "新しい付箋 " 付箋を新規に作成する "付箋を複写 " 現在の付箋と全く同じものを、もう一つ作成する ------------------- "タイトルのみ表示 " 付箋のテキスト部を隠してタイトルバーのみ表示する "アイコン化 " 付箋をアイコン化 "付箋を隠す " 付箋を表示しない。削除するわけではない "付箋を削除 " 付箋を削除するが、Tk付箋を終了する前なら復活可能 "全付箋の状態表示 " 全ての付箋の状態を表示したり、変更する ------------------- "画像挿入(Tk8.0) " カーソル位置に画像ファイルの内容を挿入する (Tcl/Tk 8.0 以上が必要) "画像削除(Tk8.0) " カーソルの左にある画像を削除 "ファイルを読込む " カーソル位置にテキストファイルの内容を挿入する "ファイルに保存 " 付箋の内容を指定したファイルにセーブする ------------------- "今日の日付を挿入 " 現在のカーソル位置に今日の日付を挿入する "現在時刻を挿入 " 現在のカーソル位置に現在時刻を挿入する "カレンダを挿入 ▲" 現在のカーソル位置にカレンダ(先月/今月/来月/ 去年1年間/今年1年間/来年1年間)を挿入する ------------------- "スクロールバー有 " 付箋の左側にスクロールバーを表示する "スクロールバー無 " スクロールバーを表示しない ------------------- "タイトル変更 " 付箋のタイトルバーの文字を変更する * "フォント変更 " 付箋のテキストのフォントを変更する "背景&文字色 変更▲" 付箋の背景色(7種類+自由設定)および 文字の色(4種類+自由設定)を変更する * "印刷 " 付箋の内容をプリンタに印刷する "漢字変換スタイル▲" VJE Delta 等 XIM プロトコルの漢字変換スタイルを選択 ------------------- "バージョン表示 " 新しい付箋を作り、Tk付箋、OS、Tcl/Tk の各バージョン と付箋の数、日付、現在時刻を表示する "ヘルプ " 新しい付箋を作り、このファイルの内容を表示する "終了 " 全ての付箋のテキスト、属性、状態をファイルにセーブ して終了する ------------------- * が付いているものは計画中です。現バージョンではサポートしていません。 4.5 テキスト編集のキーバインド ← , Ctrl b カーソル左移動 → , Ctrl f カーソル右移動 ↑ , Ctrl p カーソル上移動 ↓ , Ctrl n カーソル下移動 Shift ← 選択範囲左移動 Shift → 選択範囲右移動 Shift ↑ 選択範囲上移動 Shift ↓ 選択範囲下移動 Ctrl ← , Meta b 単語単位でカーソル移動 Ctrl → , Meta f Ctrl ↑ 段落単位で移動 Ctrl ↓ Ctrl Shift ← 単語単位で選択範囲移動 Ctrl Shift → Ctrl Shift ↑ 段落単位で選択範囲移動 Ctrl Shift ↓ Home, Ctrl a カーソルを行頭に移動、選択範囲クリア End, Ctrl e カーソルを行末に移動、選択範囲クリア Shift Home 選択範囲を行頭まで拡張 Ctrl Home, Meta < カーソルを文頭に移動、選択範囲クリア Ctrl End, Meta > カーソルを文末に移動、選択範囲クリア Ctrl Shift Home 選択範囲をカーソル位置から文頭まで拡張 Ctrl Shift End 選択範囲をカーソル位置から文末まで拡張 Ctrl / 文全体を選択 Ctrl \ 日本語モードON Meta w 選択範囲をクリップボードにコピー Ctrl w 選択範囲をクリップボードにコピーし、選択範囲をカット Ctrl y クリップボードの内容をペースト Del, BS, Ctrl h 選択範囲を削除。選択範囲がない場合場はカーソル左の 1文字削除 Ctrl v カーソルは動かさず、テキスト画面を下にスクロール Ctrl d カーソル右の1文字削除 Meta d カーソルの右側を単語の終りまで削除 Ctrl k カーソル位置から行末まで削除 Ctrl o 日本語モードOFF。英語モードのときは改行 Meta BS, Meta Del カーソルの左側を単語の先頭まで削除 Ctrl x 選択されているものを全て削除 Ctrl t カーソルの左右の文字を交換 4.6 付箋状態の表示と変更 付箋コントロールウィンドウの「付箋状態」ボタンを押すと、全ての付箋の状態 が表示されます。各ボタンの機能は以下の通りです。 "表示 " タイトルのみ/アイコン化/隠す/削除/の状態の付箋を表示する "タイトル" 付箋のテキスト部を隠してタイトルバーのみ表示する "アイコン" 付箋をアイコン化する "隠す " 付箋を表示しない。削除するわけではない "削除 " 付箋を削除するが、Tk付箋を終了する前なら他のボタンで復活可能 "UP " 付箋数が多い場合、上にスクロールします。 "DOWN " 付箋数が多い場合、下にスクロールします。 4.7 タグ機能 マウスで文字列の範囲を指定してから、ポップアップメニューの「タグ」で 背景色/文字色を変更したり、網掛、下線、取消線を指定します。 同じ文字列に複数のタグを重複して指定する(例えば下線と取消線の両方を引く) こともできます。 ■ タグのアンドゥー これを実行する毎に、設定済のタグを新しいものから古い方の順に、設定を 取り消します。 ■ 下線、取消線の消しかた 下線、取消線を表示するように設定したけど、やっぱりや〜めたという場合 取消したい部分を範囲指定してから、ポップアップメニューの「下線消去」 または「取消線消去」をクリックして下さい。 ■ 網掛けの消しかた まず取り消したい部分をマウスで範囲指定してから、ポップアップメニュー の「タグ」で背景色として「他の色」を選択します。 するとカラー選択のダイアログが現れ、地の色が表示されるので、そのまま OK ボタンを押して下さい。 4.8 画像挿入/画像削除 付箋のカーソル位置に、指定した画像ファイルの内容を挿入します。 対応しているフォーマットは、GIF/PPM/PGM/PBM 形式です。 画像挿入/画像削除機能は、 Tcl/Tk 8.0 以上が必要です。Tk のバージョンを 自動判別し 8.0 より低い場合(Tcl7.6/Tk4.2)は何もしません。 ■ 画像削除のしかた 画像の右側にカーソルを持っていき Backspace または Delete キーで削除 することもできますが、これだと次回「Tk付箋」を起動したときに消した 筈の画像が再度表示されてしまいます。 (詳しく言うと、画像挿入位置に設定した mark が残っているためです) 完全に削除するには、画像の右側にカーソルを持っていき、ポップアップメ ニューの「画像削除」をクリックして下さい。 4.9 参考: fusen??.tag, fusen_conf, fusen_status ファイルの内容 何れも単純なテキストファイルなので less コマンド等で内容を確認できます。 ■ fusen??.tag ファイル 各付箋のタグと画像の位置や属性等に関する情報が記述されています。 1つのタグは、 タグ番号 {始点 終点} {属性} という3つの要素から構成されます。例えば 2 {4.0 4.11} {-background yellow1} の場合、2つめのタグは4行目の最初の文字から4行目の11番目までの間の 文字列の背景が黄色に設定されていることを意味します。 画像の場合は、 画像番号 {挿入位置} {画像ファイル名} という3つの要素から構成されます。例えば gr2 7.15 /usr/X11R6/lib/X11/xfig/html/images/3dhouse-small.gif の場合、2つめの画像は7行目の15文字目のところに挿入されます。 ■ fusen_conf ファイル 一つの付箋につき下記の5つの属性を格納します。 タイトルバーの文字 (例:Fusen) ウィンドウのジオメトリ (例:158x128+391+8 幅、高さ、x座標、y座標) 背景色 (例:pink) 文字色 (例:Black) スクロールバーの有無 (S:有り、N:無し) ■ fusen_status ファイル 各付箋の状態を示す。先頭にダミーで "0" が付加されます。 1:「表示」 2:「タイトルのみ表示」 3:「アイコン」 4:「隠した状態」 0:「削除」 (例) "0 1 1 2 1 4" の場合、全部で5つの付箋があり3番目の付箋は 「タイトルのみ表示」5番目の付箋は「隠した状態」それ以外は 「表示」状態であることを意味しています。 5.デスクトップの設定 「Tk付箋」を簡単に起動できるようにするために GNOME や KDE のデスクトッ プに専用のアイコンを置いたり、メニューに設定する方法を説明します。 以下の設定は「4.操作方法」のコマンドラインから Tk付箋を起動して正しく 動作することを確認してから行って下さい。 5.1 GNOME のデスクトップにアイコンを追加 デスクトップの何も無いところでマウス右ボタンをクリックし、「新規」の 「ランチャ...」を選び、以下のように入力します。 名前: TK付箋 説明: デスクトップに付箋紙(メモ)を貼り付ける 命令: tkfusen 種類: Application アイコンのボタンをクリックするとアイコン選択画面が表示されます。 ここで TK付箋 のインストール時に格納したディレクトリ(デフォルトでは /usr/local/tkfusen) の tkfusen.xpm を設定します。 これでデスクトップ上に TK付箋のアイコンが表示されます。このアイコンを マウス右ボタンのメニューで「プロパティ」を指定し、「オプション」タブの 「ファイル処理」「開く」のところで「標準で用意されたオープン処理を行う」 のチェックを外し tkfusen と入力します。 5.2 GNOME のメニューに追加 画面左下の足跡のアイコンで「デスクトップ設定」の「メニューエディタ」 を起動します。 左側のツリーのどこか挿入する場所、 例えば「ユーティリティー」という カテゴリの下あたりを選びます。 次に「ファイル」「新規項目...」を選び、以下のように入力します。 名前: TK付箋 説明: デスクトップに付箋紙(メモ)を貼り付ける 命令: tkfusen 種類: Application 前項と全く同じですね。アイコンの設定方法も同じです。 5.3 KDE のデスクトップにアイコンを追加 デスクトップの何も無いところでマウス右ボタンをクリックし「新規作成」    の「アプリケーション」選び「確認」をクリックします。 アイコンがデスクトップに作成され、設定用のダイアログが表示されるので    以下のように入力します。    「一般」タブ ファイル名: Tk付箋.kdelnk    「実行」タブ 実行: tkfusen    「アプリケーション」タブ   コメント: デスクトップに付箋紙(メモ)を貼り付ける     名前: アプリケーション 5.4 KDE のメニューに追加 画面左下の歯車+K のアイコンで「パネル」「メニューの編集」を選択して メニューエディタを起動すると現在のメニューが表示されます。 「ユーティリティー」というカテゴリを選択するとサブメニューが現れるの で挿入したいところでマウス右ボタンをクリックします。 「新規作成」をクリックして各項目に以下のように入力します。   タイプ: アプリケーション ファイル名:    名前: TK付箋  アイコン: /usr/local/tkfusen/tkfusen.xpm 小アイコン:  コメント: デスクトップに付箋紙(メモ)を貼り付ける    実行: tkfusen 5.5 fvwm95 の FvwmButtons に登録する場合: #------------------ FvwmButtons というセクションの、 # Define the buttons to use..... というところで、 *FvwmButtons TkFusen tkfusen.xpm Exec "tkfusen" tkfusen & という1行を追加します。 5.6 AfterStep で Wharf のアプリケーションランチャに登録する場合: *Wharf tkfusen tkfusen.xpm Exec "-" tkfusen & 5.7 qvwm のデスクトップにショートカット設定する場合: [Shortcuts] というセクションに、 "Tk付箋" "tkfusen.xpm" "tkfusen" という1行を追加します。 参考:「7.FAQ (よくある質問と回答)」 の「(Q5) 付箋のタイトルバー を表示しないようにしたい」もご覧下さい。 6.カスタマイズ デフォルトの背景色、文字色を好みに合わせて変更、追加したい場合は以下の ようにプログラムを変更して下さい。以下のようにするだけなら特に Tcl/Tk のプログラミングの知識はなくても大丈夫だと思います。 Tcl/Tk のスクリプトなのでコンパイルとかビルドをする必要は無く、単にエデ ィタで編集するだけで即実行&確認できるので気軽に試してみて下さい。 (1) 念のためオリジナルのバックアップをとっておく $ cp -p tkfusen tkfusen.org (2) 背景色を変更する 下記のような箇所を捜してください。 #------------------------------------------------------------------- # 背景色選択 #------------------------------------------------------------------- set w(popcol) $w(pop).color menu $w(popcol) -tearoff no $w(popcol) add radiobutton -label " " -background lavender \ -variable color$wname -value 1 \ -command { set def_bg lavender ChangeConfig "-bg lavender" } このように一つの radiobutton に 色の指定 (lavender) が3箇所ずつありま すが、これを3つとも同じ名前で好みの色の名前に変更します。 色の名前の一覧は showrgb コマンドで下記のようにして表示できます。 $ showrgb | more $ showrgb | less この名前は rgb.txt というファイルに定義されています。 例えば以下のようなディレクトリにあります。 /usr/X11R6/lib/X11/rgb.txt /var/X11R6/lib/rgb.txt /usr/local/share/emacs/19.34/etc/rgb.txt このファイルの中身は、 255 250 250 snow 248 248 255 ghost white 248 248 255 GhostWhite ・ ・ ・ ・・・ のように RGB の値と色の名前が 750個ほど書かれたテキストファイルなので less とか more コマンド等で見ることができます。 色の名前が実際にはどんな色なのかは、私が作った「Tkカラーブラウザ」を 使うと簡単に確認できます。「Tkカラーブラウザ」は下記から入手できます。 http://www.yk.rim.or.jp/~kawagisi/ (3) 背景色を追加する 例えば、PowderBlue という背景色を追加する場合は、上記の場所に $w(popcol) add radiobutton -label " " -background PowderBlue \ -variable color$wname -value 9 \ -command { set def_bg PowderBlue ChangeConfig "-bg PowderBlue" } の3行を追加します。 (4) 文字色の変更、追加も同様です。 #------------------------------------------------------------------- # 文字色選択 #------------------------------------------------------------------- set w(popcol) $w(pop).color menu $w(popcol) -tearoff no $w(popcol) add radiobutton -label "黒い字 " -foreground black \ -variable fcolor$wname \ -command { set def_fg black ChangeConfig "-fg black" } の -label "黒い字 " -foreground black set def_fg black "-fg black" という所を変更、追加します。 (5) 日付、時刻挿入機能のフォーマット変更 proc InsertDate {} という関数の $wBR3 insert $idx [ clock format $current -format "%Y年%m月%d日($youbi)" ] という行の "%Y年%m月%d日($youbi)" の部分を例えば "%Y/%m/%d ($youbi)" に変更すると 1998年12月31日 だったのが 1998/12/31 のように変わります。 7.FAQ (よくある質問と回答) ------------------------------------------------------------------------ (Q1) 『Tk 付箋』を起動しようとすると以下のようなメッセージが出る。 Tkfusen is already excuted, otherwise remove the .lock file as follows. rm ~/.tkfusen/.lock (A1) 二重起動を防止 (既に『Tk 付箋』を実行中の場合は2つめは起動できな いように) するために『Tk 付箋』を実行中は ~/.tkfusen ディレクトリ に .lock というサイズが 0バイトのファイルを作成し、このファイルの 有無で実行中かどうかを判断しています。 終了時はこのファイルを削除しています。 全ての付箋ウィンドウを"アイコン化"、"隠す"、"削除"などにしたあと、 しばらく時間が経って『Tk 付箋』を実行していたことを忘れて二重起動 する・・・といったミスを防ぐためです。 上記メッセージが表示されたら先ず『Tk 付箋』が既に起動中でないかを チェックして下さい。 『Tk 付箋』が起動中でないのに何らかの理由で .lock ファイルが残って いてこのメッセージが表示される場合は、 $ rm ~/.tkfusen/.lock と入力してこのファイルを削除して下さい。 (注) バージョン0.92 ではロックファイルによる二重起動防止処理を、や めました。理由は『Tk 付箋』を開いたまま Window Manager を終了 させたとき、次回起動時にエラーが出ないようにするためです。 ------------------------------------------------------------------------ (Q2) VJE Delta で漢字入力できない (A2) Tcl 7.6jp/Tk 4.2jp の場合、日本語入力は kinput2 プロトコルにのみ 対応していて XIM(X Input Method) プロトコルに対応していないため、 しかたありません。 Tcl/Tk 8.03jp1.1 では「漢字変換プロトコルとして、kinput2 プロトコル の他に XIM プロトコルを限定的にサポートした」とのことで tkfusen は そのままで VJE-Delta による漢字入力ができた、との報告を頂いています。 使用したソースは下記の通り。 tcl8.0.3.tar.gz tcl8.0.3jp1.1.patch.gz tk8.0.3.tar.gz tk8.0.3jp1.1-1.1fix1.patch.gz tk8.0.3jp1.1.patch.gz 但し「VJE-OFF」の表示が付箋内に残留してしまい「ちょっとダサい」との ことです。 (東さん、レポート有難うございます) このダサい件は、Tk付箋 バージョン 1.4 で対策をしました。Q8参照。 ------------------------------------------------------------------------ (Q3) 「タイトル変更」で付箋のタイトルバーの文字を変更する際、新しいタイ トルの文字列に空白(スペース)を入れているのに、変更ボタンを押すと空 白が削除される。 (A3) 処理の都合でタイトルの文字列に空白を入れることはできないので削除 しています。仕様です。 ------------------------------------------------------------------------ (Q4) 「タイトルのみ」の状態を元に戻したい (A4) 付箋コントロールウィンドウで「表示」にしても、元通りにならない場合は その付箋のウィンドウの境界をドラッグして下さい。 ------------------------------------------------------------------------ (Q5) 付箋のタイトルバーを表示しないようにしたい (A5) Window Manager が afterstep の場合、 Style "Fusen*" NoTitle, WindowListSkip, NoHandles と設定することにより付箋のタイトルを表示しなくなります。 但し「NoTitle, NoHandles」としているので、ウィンドウの端をつまんで 「移動、サイズ調整」といったことが出来なくなります。 これは、ルートウィンドウでマウス右ボタンをクリックして出るメニュー の Move, Resize で解消できます。または、 Style "Fusen*" NoTitle, WindowListSkip と設定すると、メニューを出さなくてもサイズ調整はできます。 (東さん、レポート有難うございます) どんな Window Manager であろうとタイトルを表示しないようにしたいの ですが結構面倒な処理になりそう(wm overrideredirect というのを使う) なので取り敢えずこのままです。 ------------------------------------------------------------------------ (Q6) 『Tk 付箋』を開いたまま Window Manager を終了させると、次回起動時に エラーが出る。 (A6) (Q1) をご覧下さい。 ------------------------------------------------------------------------ (Q7) 『Tk 付箋』を開いたまま Window Manager を終了させると、前回新たに作 成した付箋が無い、または表示されない、或は変更内容が残らない。 (A7) 私の環境では以下のように Window Manager により違いがありました。 ■ fvwm95 の場合 前回新しく作成した付箋はアイコン化された状態でセーブされます。 付箋コントロールウィンドウで「表示」にすれば表示されます。 ■ AfterStep, qvwm の場合 前回作成した付箋は、何故か?セーブされません。 付箋に挿入した日付とか設定は、セーブするように対策をしましたがキー ボードから入力したテキストはセーブできません。従って Window Manager を終了させる前に必ず先に『Tk 付箋』を終了するようにして下さい。 ------------------------------------------------------------------------ (Q8) VJE Delta で付箋の中に「VJE-OFF」という表示が残留してしまいダサい。 (A8) Tk付箋 バージョン 1.4 でこの対策をしました。 マウス右ボタンのメニューで「漢字変換スタイル」の中から好みのものを 選んで下さい。 ------------------------------------------------------------------------ (Q9) 起動してもすぐに終了します。 何度も削除/インストールをしてみたのですが同じでした。 (A9) 再インストールしても設定が残っているので現象は変わりません。 以下のように設定ファイルをセーブしてから、以前の付箋を復元して下さい。 1. 今までに作成した付箋の内容は、~/.tkfusen というディレクトリに 入っています。これを以下のように別の名前に変えて下さい。 $ cd ~ $ ls -a (.tkfusen というディレクトリがあることを確認) $ mv .tkfusen old.tkfusen (.tkfusen を old.tkfusen にリネームする) 2. Tk付箋を起動します。 $ tkfusen & これで起動できるはずです。 起動時に .tkfusen というディレクトリが無いので新たに作成されます。 適当に付箋を2〜3個、色や大きさなどの異なるものを作ってから終了し ます。 $ ls -a (.tkfusen というディレクトリがあることを確認) 3. 以前に作った付箋の内容を復元します。 セーブしておいた ~/old.tkfusen ディレクトリ、および新たに出来た ~/.tkfusen ディレクトリには以下のようなファイルがある筈です。 (1) fusen1.txt, fusen2.txt, fusen3.txt ...というテキストファイル。 (2) fusen1.tag, fusen2.tag, fusen3.tag ... というファイル。 これには各付箋のタグ設定と画像に関する情報が格納されます。 (3) fusen_conf 各付箋の属性 (タイトルバーの文字、ウィンドウの位置とサイズ、 背景色、文字色、スクロールバーの有無)を定義 (4) fusen_status (各付箋の状態) これら2つのディレクトリのファイルの内容を見比べてみると、何が 悪いか分かると思います。このドキュメントに *.tag と fusen_conf と fusen_status の説明があるのでご参照下さい。 たぶん {}{}{} とか {{}{}{}} のように中身の無い括弧が余計に付いて いるのではないかと思います。 もしそうであれば余分な括弧を削除してから、以下のようにすれば元通 りに復元できる筈です。 $ mv .tkfusen new.tkfusen (.tkfusen を new.tkfusen にリネームする) $ mv old.tkfusen .tkfusen (old.tkfusen を .tkfusen に戻す) これで正常に起動できれば new.tkfusen というディレクトリは不要です。 $ rmdir -r new.tkfusen (new.tkfusen ディレクトリを配下のファイルも含め削除) 括弧が余計に付いて起動できなくなる現象は、ずっ〜と以前にデバッグ 中に経験したことがありますが、どーゆー時に起きるか、なぜかという 点については今のところ分かってません (^_^;;; ------------------------------------------------------------------------ 8.バグ、問題点、今後の予定など ■ 現在、分かっている問題点 (1) 付箋を隠した状態で終了し、次回立ち上げて付箋状態を表示すると付箋の タイトルが Fusenxx ではなく Fusen とだけ表示され番号が表示されない。 (付箋を表示させてから再度、付箋状態を表示すると正しく表示される) ---> 原因は分かっているが対策が面倒なので、当面このまま。 (2) 「Tk付箋」を起動した時、前回終了時の付箋の位置から少しずれる。 ---> う〜む・・。取り敢えずこのまま。その内なんとか・・。 (3) 1年分のカレンダを挿入する場合、付箋のサイズを自動的に調整するよう にした(version 1.0) が、その前に付箋のサイズを変更した場合、あるい は今回「Tk付箋」を起動する前の既存の付箋の場合はサイズが変わらない。 ---> 原因、対策の何れも分かりません。手動でサイズを調整して下さい。 ■ 現在のところ未対応だが、将来もしかしたら追加するかもしれない機能 (1) タイトルバーを表示しないようにする。即ち、テキスト部のみにしたい。 (2) "コピー " 範囲指定した文字列をクリップボードにコピー (3) "カット " 範囲指定した文字列を削除し、クリップボードにコピー (4) "ペースト " クリップボードの内容をカーソル位置に張り付ける (5) "フォント変更" 付箋のテキストのフォントを変更する (6) "印刷 " 付箋の内容をプリンタに印刷する (7) "HTMLビューア" HTMLファイルを表示する 但し、これらは約束できません。付箋紙ソフトとしての最低限必要な基本機能は 現状で入っていると思います。上記のような機能は特に追加する必要は無いかな ぁとも思うし忙しいとか、コンピュータ以外も含め他に面白そーなものが現れた とか、単に飽きちゃった・・(^_^; などの理由で優先度がガクーンと落ちるとゆ ーよーな無責任なことが起こらないとは限らないとは言えないこともないからで す。但し、要望があれば優先度が若干上がるかもしれません。 「Tk付箋」をより良いものにするために、私以外の方にも色々な改良にチャレン ジして頂けるとEなぁと思います。また、変更や追加など改良されたらその内容 を公開、あるいは私に教えて頂ければさらに256倍嬉しいなぁと思います。 基本的には、質問や教えて頂いたことは全て公開し、またその人の名前やメール アドレスも明記するようにしたいと思っていますが、匿名希望であればそのよう にも対応します。 9.履歴 version 0.1 1998年10月23日 簡単な機能のテスト。詳細は忘れた version 0.2 1998年10月26日 同上。詳細は忘れた version 0.3 1998年11月11日 少し、付箋ソフトらしくなってきた version 0.4 1998年11月23日 ファイルの読み込み、セーブ機能を追加 version 0.5 1998年12月 6日 付箋状態の表示、変更機能を追加 version 0.6 1998年12月12日 カレンダ挿入、付箋の複写/削除の各機能を追加 version 0.7 1999年 1月 9日 各種バグ修正 version 0.8 1999年 1月15日 なんとか使えるレベルになったので初公開 version 0.9 1999年 2月 7日 (1) ヘルプが表示できない問題に対応 (2) 付箋状態表示ウィンドウに全付箋数を表示 (3) この説明書のインストール方法、Q&A などを補強 version 1.0 1999年 2月21日 (1) 「Tk付箋」を開いたまま Window Manager を終了させると 「Tk付箋」が異常終了し、新しく作った付箋が保存されないと いう問題を修正。但し、完全ではない (2) 背景色/文字色の変更で「他の色」を選択して表示されるカラ ー選択のダイアログボックスの "OK" "Cancel" ボタン上で、 マウスの右と左の2つのボタンを素早く押すと "Error: invalid command name ".__tk__color.bot.cancel" というエラーが表示される問題を修正 (3) 背景色/文字色を変更したら、それ以後新しく作られる付箋も その色になるようにした (4) 背景色/文字色を「他の色」に変更する際に表示される色が現 在の設定と異なっていたのを修正 (5) 背景色に応じてカーソルの色を白/黒に自動切替。 (6) 「Tk付箋」のアイコンを添付 (7) 1年分のカレンダを挿入する場合、付箋のサイズを自動的に 調整するようにした version 1.1 1999年 4月25日 (1) このヘルプファイル(tkfusen_readme.euc)のデフォルトの格納 場所を /usr/local/src から /usr/doc/tkfusen-1.1 に変更 (2) 動作確認機種に HP-UX を追加 version 1.2 1999年 5月 5日 (1) 「タグ機能」即ち、範囲指定した文字列に対して背景色/文字 色の変更、網掛、下線、取消線を表示する機能を追加 (2) 画像挿入機能を追加 (3) 背景色に cornsilk と white を追加 (4) 右ボタンクリックで表示されるメニュー構成を少し変更 (5) バグ修正 (メイン処理でfusen_statusファイルをopenする際の条件) (6) ChangeEJCal 関数にデバッグ文が残っていたのを削除 version 1.2a 1999年 5月 6日 デバッグ文が残っていたので削除 version 1.2b 1999年10月 4日 RPM RPM パッケージ作成に伴いドキュメントのみ若干変更 (プログラム本体は version 1.2a のまま) version 1.3 1999年5月 (実験用のバージョンのため非公開) version 1.4 2000年3月11日 (1) VJE DELTA など XIM の漢字変換スタイルの選択機能を追加 (2) インストールするディレクトリを変更。 (3) このドキュメントに「デスクトップの設定」の章を追加。 FAQ に (Q8)(Q9) を追加。その他、若干修正。 10.その他 ■ 版権、保証、配布など このプログラムは、オープンソースソフトウェアです。 配布等に関しては GPL2 (GNU General Public License 2) に準拠します。 GPL2 の内容と重複しますが、念のため少し触れておきます。 このプログラムは保証が無く、これを使ったことによって生じる如何なる 不利益に対しても私は責任を持ちません。「そんなのありかよ〜」と思う 方は、インストールせずに今すぐ捨てて下さい。 このプログラムの使用、改造、コピー等は、自由に行って構いません。 配布も自由に行って構いませんが、プログラムだけでなく必ずこのドキュメ ントも添付して下さい。改造したものを配布する場合オリジナルの作者は、 R.川岸 である旨の表示をして下さい。 雑誌、書籍などで紹介、またはフロッピーディスクや CD-ROM 等で配布する 場合 (そんなことあるかなぁ?)は、事前または事後に私宛にその旨をメール で通知して頂ければ幸いです。(できれば見本をお送り頂ければ一層嬉しい) バグを発見、または修正された方は、是非ともお知らせ下さい。 また、御意見、御感想、提案、要望などもありましたらお聞かせ下さい。 ■ 参考文献 (1) 「入門 Tcl/Tk」 巣栗 歩人著 秀和システム刊 ISBN4-87966-795-1 2,800円 (2) 「Tcl/Tk 入門」播口 陽一/中込 知之/棚橋 直美著 プレンティスホール/トッパン刊 ISBN4-8101-8597-4 5,400円 (第2版は ISBN4-89471-085-4 7,600円) (3) 「はじめてのTcl/Tk」 浅野 理森著 技術評論社刊 ISBN4-7741-0148-6 2,800円 (4) 「入門 tcl/tk」 久野 靖著 アスキー出版局刊 ISBN4-7561-1293-5 2,000円 ■ 連絡先 R.川岸 電子メール : kawagisi@yk.rim.or.jp ホームページ: http://www.yk.rim.or.jp/~kawagisi/