黒い鯉 鯉釣り 赤い鯉 by あ〜る・カーギシ
[第6版:2002年5月11日 (初出:2002年5月2日)]
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私は、ごく最近(2002年1月) まで 釣り全般に関してほとんど興味なく、何も知らない全くの初心者・入門者だったのですが何故か 鯉釣りにハマッてしまいました。このページは釣り関して私が成長していく過程をレポートします。釣り(または鯉釣り)に興味が無い方が多少でも鯉釣りに関心を持って頂ければ幸いです。

コイNo.35

鯉のサイズは48〜67cmぐらい、2〜3.5kgぐらいでずっしりと重く、掛かったときの手応え、引きの強さがなんとも言えません。こんな大きな魚が遠くの海や川に行かなくても近場で結構簡単に釣れちゃうのです。

鶴見川(神奈川県横浜市、川崎市)に休日の午後出かけて 2時間〜4時間ぐらいで夕方帰るのですが大体1匹か2匹は釣れます。多いときは5〜6匹釣れます。坊主で帰ることはあまりありません。

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鯉のぼりの画像: 提供 LITEHOUSE LITTLEHOUSE


目次 黒い鯉
1.釣りって面白いの?
2.鯉釣りの動機
3.リベンジの始まり
4.釣りの用語
5.鯉釣り の餌
6.鯉釣りの仕掛け  [ペットボトル浮き]
7.鯉釣りの場所(ポイント)
8.タックル ---- 竿
9.タックル ---- 大きなタモ網
10.タックル ---- リール
11.タックル ----竿立て
12.タックル ----その他、あると便利なもの
13.釣果(ちょうか)一覧
14.釣りの小遣い帳
15.参考書
16.参考リンク
17.改版履歴


Linux アプリと Free Solaris のページ


1.釣りって面白いの? 赤い鯉
小学生のころ数回、川釣りに行ったことはあるけど全く釣れず、面白いと思ったことは一度も無い まま○十年。大体、糸を垂れたままじっと待つなんて性に合わない。なんて退屈な遊びなんだろう、文字通り暇つぶしだな。そんな事をする程、暇を持て余してないぞ、もっと活動的で刺激的で楽しいレジャー、スポーツ、趣味が一杯あるのに・・と思っていました。

1999年5月 釣りは面白いぞと何度も誘われ、仕方なく連いて行き海の堤防で「さびき」釣りというのを体験。道具は全て貸してくれたので全くの手ぶら。15cmぐらいのいわしが10数匹釣れた。生まれて初めて「釣りも面白いかな」と思いました。

2000年3月 暇つぶしに釣りでもするかと思い、川釣りのセット(渓流用の細い2.7mの竿、糸、針、うき仕掛け:1,980円)を買い、予備知識も何もなく近くの川にいくが全く反応無し。くそ〜、 やっぱり釣りなんて全然面白くないぞ、家で Linux と格闘してる方が余程刺激的だと思いました。

2001年6月 仕事の打ち上げで招待されて、初めて船釣りというものを体験。大きなアジを13匹釣って大満足。刺身と焼き魚にして食べたら 、新鮮でこれがアジかと思う程とてもおいしかった。釣り自体ものすごく楽しかったし、帰ってから自慢できたし、美味しかったし、これは結構面白いぞと、この時思いました。

船釣り14 船釣り

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2.鯉釣りの動機 黒い鯉
2000年4月 たまたま通りかかった鶴見川で橋の上から大きな魚がうじゃうじゃいる のを発見。時々、バシャッ!と大きな水しぶきをあげ50cm以上ある魚体が見える。どうも鯉のようだ。鯉と言えば池。これまで池の鯉しか見たことがなかったので、川に鯉がいる?しかも一匹二匹じゃないぞ。あそこに3匹、こっちに5匹。あっ、あんな所にも1、2、3、4、5、6・・てな感じで、ぱっと見渡しただけで何10匹もいる!

うーむ、こんなでかいのが釣れたら面白いだろうな〜と思って、前記の川釣りのセットと、釣り具店で買った餌(団子)で何度か挑戦するが全くだめ。しゃくなことに、目の前に餌があるのに全く無視して餌のすぐそばを、ゆっくりと通り過ぎて行くのが見える。おい、こら、お前、どーして食わないのだ、てめー、この野郎・・・

ある時、何匹も鯉を釣っている親子がいて、親子共に太くて 5mぐらいある長い竿を持っていた。リールが付いている。聞いていてみると食パンを餌に数10mから100m以上も流して釣っているとのこと。鯉は用心深いから人間が近くにいるとだめだとのこと。また鯉が針に掛かった時、力が強いから太い竿が必要だとのこと。へぇ〜、な〜るほど。直径1cmぐらいの竿では折れるかも。しかし、あの太くて長い竿とかリールは高そうだなぁ。やめとこ。

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3.リベンジの始まり 赤い鯉
鯉釣りは当面やめとこ、と思ったものの悔しさは残ったままで、いつか釣ってみたいとは思っていた。

2002年1月 自転車が盗まれたのでダイクマに見に行った時、釣り具セットの大特価品が目に入った。予定外だけど衝動買い。鯉釣り親子が使っていたのと同じ様な 5.4mの竿(磯竿3号)、中型リール、糸(道糸3号150m)、竿ケースの 4点で 5,000円。以前買った安物セットと違って内容的には1万円以上する随分本格的なモノだ。これなら、あの鯉が釣れるかもしれない。

釣り具セット

釣りの入門書を買い、インターネットで鯉釣りについて検索。釣りが上手になるには、探求心が必要とどこかに書いてあった。相手(鯉)の性格を知り、それに合わせた道具と釣り方が必要であると。そーか、これまで何度か失敗したのは何の知識も入れずに、不適切な道具で、ただ漫然と竿を出していたからなのだ。

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4.釣りの用語 黒い鯉
釣り道具を買ってから入門書を買うという、普通とは逆のパターンになってしまいました。釣りの入門書には、よく分からない不可思議な用語が一杯出てきます。釣り道具、釣り方、魚の名前など釣りに関する用語が、英語なのか日本語なのか判別不能なカタカナで書いてあったり、読み方が分からない難しい漢字で書いてあったりします。

「釣り入門」といったタイトルの割には何の説明もせず、いきなり聞いたことも無いような用語のオンパレードという不親切な入門書が結構あります。

釣りの用語や魚の名前は、地方によって呼び方が異なったり、日本古来のものや外国語も入り交じってごちゃごちゃです。カタカナで書かれた用語の語源が知りたい、日本語の場合は漢字でどう書くのか、英語なら正確なスペルも知りたいぞ、と思うのですが簡単な説明があれば良い方で、語源やスペルはまず書いてありません。

釣り入門書の目的は、狙った魚が釣れることが第1だから、そんな事はどーでもいいのかもしれないけど、私はそーゆーことがものすごく気になるぞ〜。

例えば「バス釣り」ってカタカナだけだと、乗合自動車(BUS)や風呂(BATH)を釣るわけではなさそうだ、ということは分かるけど、じゃあバスって何だ?と思うので例えば「バス(Bass)」のように書いて有れば、辞書で

バス(Bass):スズキの類。マス(Trout:トラウト)と共に釣魚の代表。
といった解説を調べることができます。

以下に釣り用語のいくつかについて疑問、感想、勝手に想像した内容をまとめてみました。間違っている可能性が大きいです。正確なことをご存じの方は教えて下さい。

ガン玉 割れ目が入ったおもりの一種。猟銃の散弾サイズを元にしていてサイズはB・2B・3B・4Bと右へ行くほど大きくなる。猟銃の弾=ガン玉、かなぁ?
ハリス 昔、千葉てつやの漫画(アニメ)で「ハリスの風」というのがあったがたぶん全然無関係。
ヨリモドシ 糸が撚(よ)れるのを防ぐ部品だから、よりを戻すもの=ヨリモドシというのでしょう。撚るを「よる」と読めない人も多いだろうから「より戻し」か「ヨリ戻し」って書いて欲しいなぁ。
サルカン なんとなくフランス語っぽい響きだけど「猿鐶」あるいは「猿環」。ヨリモドシの別名。「ヨリが去る」というのが語源で「去る環」→「サルカン」なのだそうです。
決定的文書はこれです! 誰が命名したのか、まで分かりました!あ〜すっきりした。
英語でサルカンの事をスイベル(swivel)と言いますが、驚いた事に手持ちの英和辞典で swivel を調べたら、平仮名で「さるかん」との記述がありました。
ビシ これって日本語? 語源は?う〜む、気になる・・・と思っていたのですが、ビシとは、本来「オモリ」を意味する言葉だが、 一般的にはアンドンビシの略称として使われる。従って、ビシ釣りはアンドンビシを使った仕掛けの釣りとなる、とのこと。
チチワ(チチワ結び)
投げ縄のような糸の結び方。おっぱいに似た輪のような形だから乳輪というのだろうか?(間違っている可能性大)
さびき釣り 「さびく」という動詞らしいのだが、そんなの学校では習わなかったなぁ。国語辞典にも出てないし。 さびかない、さびきたい、さびく人、さびけば、さびこう・・・カ行5段活用だっけ。 さびく→竿を上下させ、仕掛けを躍らせて誘いをかけること。 擬餌ハリをまるでエビや小魚が逃げているように躍らせるために段をつけて糸をたぐること。
ヘチ釣り へちぃ? なんじゃ、それ。どこの方言や? と思っていたのですが・・・ 「黒鯛ヘチ釣り」のページに以下のように出ていました。
防波堤やテトラッポットや磯際のあたりのことを「へち」と呼びます。 「ヘチ釣り」というときの「ヘチ」は、普通、防波堤のヘチを指します。 『縁(ふち)』とほぼ同じ意味です。ここに、ゆらゆらとエサを落として、 あるいは、漂わせて、魚を誘うのです。へちは、貝、かに、イソメなど 魚の餌の宝庫で魚は必ずここに寄ってきます。
ミャク釣り ミャク? なんのこっちゃ?と思って別の入門書見たら「医者が脈をとる」と言うようにおもりで海底を探りながら釣る方法だって。漢字で書いてくれよなぁ
釣果(ちょうか) 釣りの成果。釣という字の音読みが「チョウ」であるということは、漢字検定準2級だけど釣りに興味を持つまで知らなかったぞ。「つりか」じゃ変だし、なんて読むんだろと思っていた。こーゆーのは、ふりがな振ってほしいな。釣行(チョウコウ:釣りにいくこと)
潮時表(しおじひょう) 「しおどきひょう」「ちょうじひょう」ではなく「しおじひょう」。潮汐表(ちょうせきひょう)ともいう。そーいえば、昔、あさしおという相撲取りがいたなぁ。全然関係無いか。英語ではタイドグラフ(Tide Graph) とか、タイドテーブル(Tide Table)という。
夕マズメ たまずめぇ〜??何のこっちゃ?拳銃に弾丸をセットすることとは関係なさそうだしぃ・・・と思っていたら「ゆうまずめ」 夕方の「まずめ」時のことだと。まずめ時というのは太陽が登ったり沈んだりする時刻のことで「この魚は朝まずめ、夕マズメの頃によく釣れる」という風に使われる。「まずめ」とゆー言葉も国語辞典には出てないぞ。結構長く日本人やってるけど、知らなかったなぁ。広辞苑なら出ているかも?
おもり。「重り」って書くのは間違い?この字も読めないなぁ。前後関係からたぶんオモリだろうって分かったけど。
はり。釣りバリの「はり」のことです。 「針」は裁縫などに使う直線のもの、鉤は釣り用の「し」の字のように曲がったものを言うようです。 「鉤」は「かぎ」とも読む。編物で使う先の曲がった針の事を「かぎばり」と言って「鉤針」と書きます。
タックル (tackle) 魚釣りの道具、または道具箱のこと。タックルっていうとレスリングとかラグビーで相手に組み付いていくことだと思っていたので、魚と格闘することから誰か日本人がそーゆー呼び方をして、それが広まったのかな・・と思ったが大間違い。辞書を引くと tackle には「器具」とか「釣り道具」という意味もあることが判明。 タックルボックス =道具箱
ベイル (bail) スピニングリールの糸を巻き上げる部分の太い針金のことですが、bail って「やかんの半円形の取っ手」のことなんですね。確かに似ている、と納得。
1本、2本・・ 鯉釣り関係のホームページをみると、釣れた数は1匹、2匹じゃなくて1本、2本って書いてあります。確かに、大きな魚だからその方がしっくりくるのかも。

釣りには、浮き釣り、投げ釣り、などの生きた餌、食べられる餌を付ける真っ当な(?)釣り方と、ルアー釣り、フライ釣りなど食べられないインチキの餌で魚をだまして釣る卑怯な(?)方法があります。前者の釣りの解説には日本語が多く、後者は南蛮渡来の釣り方のせいか、カタカナの外来語が多用されるという傾向、特徴があります。

例えば投げ釣りの解説では「竿に糸とハリを付けてから投げる」と分かり易いのに対して、同じ事がルアー釣りの入門書だと「ロッドにラインとフックをセットしてからキャストする」のように、ほとんどカタカナばっかりになってしまいます。

長さや重さの単位も前者は、メートル法、グラム、たまに尺貫法(!)も使われるのに対して、後者はヤード、フィート、インチ、オンス、ポンドが使われます。 一尺(30.3cm)は、1ft(フィート、30.48cm)とほぼ同じであることに気が付きました(エライ)。 どちらも約30cmと覚えておけば換算が楽です。なお、1ft は 10インチではなく12インチです。1インチは 2.54cm。

日本古来の長さの単位で尋(ヒロ)というのがあり、釣りではたまに使われます。国語辞典の定義の一つ目は「成人男子が両手を左右に伸ばしたときの両方の指先の長さ」という極めてあいまい、いーかげんな長さです。手を広げた長さは、ほぼ身長に等しいのですが、一口に成人男子って言ってもなぁ、大中小さまざま。140cmかもしれないし2m近いのだっているわけだしぃ、幅がありすぎるぞ・・って思っていたら、2つ目の定義では「6尺、約180cm」と書いてありました。しかし大体1.5mぐらいというのが一般的なようです。

[釣り用語の参考リンク]

海釣り用語の基礎知識について(2)

福の神丸・【仕掛けの結び方.最強編】

魚と遊ぼ!海釣り道場・5分で覚える簡単結び

魚と遊ぼ!海釣り道場・トーナメント結びを覚える

釣り仕掛け用語集

サンスポ/釣り/フィッシュLabo/竿々学々/アジ

ぷらっと釣りある記・釣り用語辞典

黒鯛ヘチ釣り

つりプレス/釣り用語・悪用辞典

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5.鯉釣りの餌 赤い鯉
釣りの入門書で鯉のところを見ると冬は釣れないと書いてあります。でも、せっかく道具を揃えた(1月)のに春までは待てない、今すぐ試してみたい。釣れなくて元々、釣果は期待せず取り敢えず竿を出してみたい。例えばおもちゃとか、秋葉原で部品を買ったら自宅に着くまで待てずに電車の中で箱をあけちゃう、といったような、あーゆー気持ですね。

が、その前に仕掛けを用意しておく必要があります。入門書を何冊か見たのですが大概は「吸い込み仕掛け」で数時間から場合によっては10時間以上も気長に待つなどと書いてあります。

吸い込み仕掛けも面白そうだけど、以前見た鯉釣り親子は食パンで釣っていたし、DUKE さんのホームページで食パンの流し釣りで沢山釣っていることを知り、食パンで試すことにしました。

食パンの良い点(他の餌との比較)

a.手が汚れない
b.変な匂いがしない
c.気持悪くない(釣り餌にはイソメ、ゴカイなど気持悪い虫が多い)
d.入手が容易(いつでもどこでも買える)
e.価格が安い(半日の釣りで食パン1〜2枚)
f.保存できる(冷凍庫で凍らせておくと長く使えます)
最も重要な餌としての「性能」つまり良く釣れるか、餌持ちはするか、という点はどうでしょう?

話が前後しますが、食パン以外にバナナ、うどん、こんにゃくを試したことがありますが、ハリから外れやすい、手が汚れるなどの欠点があり何れも一回試しただけで使ってません。今のところ食パンで満足のいく結果が得られているので、当面はこれ以上他の餌を試すつもりはありません。

食パンは水に浸すとふやけて体積が大きくなります。短時間で流れてしまいそうな気がしたのですが、結構そのままで長持ちします。流速が遅いところだと1時間以上は持ちます。

また意外なことに食パンの白い部分だけを指でこねると、ねっとり、もちもちした団子ができます。このパン団子を水中に沈めると1時間経っても体積は変わらずほとんど同じ形のままです。これは驚きでした。試してませんが多分2時間経っても同じではないかと思います。

食パンの銘柄は DUKE さんによれば、山崎製パンの「新食感宣言」(160円)が良いようです。確かに他のパンと比べ、もちもちとした感触で餌持ちが良いような感じがするのでいつもこれを使ってます。7イレブン等のコンビニで売ってます。無いときは10円高い「超熟」を買ってます。

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6.鯉釣りの仕掛け 黒い鯉
餌は食パンで決まりですが、それをどういう仕掛けにするかが悩みどころでもあり面白いところでもあります。

DUKE さんの食パンの流し釣りを試してみたのですが、糸がからんだりしてなかなか思ったようにいかなかったので下記のようなパーツによる自作の仕掛けを使ってます。今も実験、改良を続けています。

はり 自作の「π型2本バリ」
釣蘭会(つらんかい)のホームページに出ていたもので根掛かりしにくいという特徴があります。π(パイ)型2本バリという名前は私が勝手に付けました。作り方は釣蘭会のホームページを御覧下さい。
おもり (a) 市販の鯉おもりセット(10/15/20/25/30号)
(b) ナツメ型オモリ(10/15号)
浮き (a) 市販の大型の中通し浮き
(b) 自作のPB(ペットボトル)浮き
(c) 自作のPB(ペットボトル)浮き[上層用バージョン]

使用するパーツの組み合わせにより様々な仕掛けができます。主な組み合わせ例は以下の通りです。

(1) π型2本バリ、鯉おもりセット、中通し浮き、
(2) π型2本バリ、鯉おもりセット、PB浮き
(3) π型2本バリ、ナツメ型オモリ、PB浮き(上層用)

最初の2つは食パンを川底に沈めます。3つめは食パンを川面に浮かせる仕掛けです。

中通しウキ ペットボトル浮き仕掛け

[左側の写真] 市販の大型の中通し浮き(発泡スチロール製?)600円ぐらい

[右側の写真] π型2本バリ、鯉おもりセット、ペットボトル浮き、の組み合わせ(底層用)

鯉の捕食(餌を食べる)行動は DUKE さんや、多摩川フライ釣りで有名な藤田さんによると、大きくは2種類あるようです。即ち、川底に沈んでいる藻、その他の餌を泥と一緒に吸い込み餌だけ食べて泥など食べられないものはペッと吐き出すタイプ、もう一つは水面で口をパクパクさせながら流れてくるゴミの中から食べられそうなものを口に入れるタイプです。

そこで、そのときの状況に合わせて底層の鯉を狙う仕掛けと上層を狙う2種類の仕掛けを使い分けます。

ペットボトル浮きの上層用バージョンは、糸がらみが多いという欠点があり改良を検討中です。完成したら公開する予定です。
おもりの大きさは10号か15号を使ってますが、流れが早くて流されてしまう場合は大きいものに交換します。
おもりの1号というのはどれくらいの重さなのか気になったので、号数の異なるもの数個をお菓子用の量りで測定したところ約4gということが分かりました。たぶん 1号は一匁(3.75g)じゃないかと思います。
ペットボトル浮きについて
ペットボトルを浮きにするというのは私のオリジナルですが結構気に入ってます。

動機 市販の中通し浮きを根掛かりなどで何個か紛失し、たんびに600円は痛い。何か安い材料はないかと探しました。
作り方 キャップの下の幅 5mm のリングに3号の道糸を通し、サルカンを縛り付け遊動型の浮きとして使用します。
お勧め POKKAの「火入れ茶(ほうじ茶) 」というのがお勧めです。280ml とペットボトルの中では最も小さく、鯉が好きな赤系(オレンジ色 )であることがその理由です。
350mlで緑色のペットボトル(ASAHIの旨茶)でも鯉は掛かったので、そういう点では何でもよいとも言えます。但し、視認性という面から オレンジ色が最高です。オレンジジュースの「なっちゃん」なども良いかも。
特徴 なんと言っても安価、廃物利用ですからね。
色と大きさで視認性は抜群! かなり遠く(200〜300m)からでもばっちり見えます。
使用感 こんな馬鹿でかい浮きなのに鯉が掛かって走ると完全に沈んで見えなくなります。鯉のパワーは凄いのです。
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7.鯉釣りの場所(ポイント) 赤い鯉
私はこれまで鯉と言えば池にいるものと思っていたのですが東京の荒川、多摩川、神奈川の鶴見川、境川、相模川など都市部の河川には上流から下流まで全域に渡って信じられないくらい本当に沢山の鯉が至る所にいます。DUKEさんのホームページによると、地方自治体などの放流事業のお陰らしいです。川を奇麗にするためなのか大量に放流して、それが繁殖しているためとのことです。これらの川は水温が高いせいか一年中釣れるようです。

「魚がいない所でばどんな名人でも釣れない」って子供に言ったら「そんなの当たり前じゃん」って言われてしまったのですが、その場所を見つけるのが難しい。いわく「ポイントを見る目を養う」ってことですが、ビギナーにはそんな便利な目は付いてません。

ところが鶴見川上流〜中流に限っていえば、そんな経験や勘やら知識は不要です。川幅7〜8m程度と狭く、水深は40〜50cm程度と浅いのが特徴で、初めて行く場所でも少し散歩しながら橋の上とか堤防から川面をよく見ていれば必ず鯉が見つかります。 偏光のサングラスで見るとさらによく見えます。時々、バシャッという音と共に大きく跳ねるのを見ることもあります。あとは、その近くに行って餌の付いた仕掛けを投入して掛かるのを待つだけです。早ければ15分、長くても2時間〜4時間も待てば最低1匹は釣れます。簡単かんたん。実にイージーです。

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8.タックル ---- 竿 黒い鯉
雑誌などでは 1mを越すような「メーター」と呼ばれる大鯉、巨鯉の話題ばかりですがこんなのは滅多に釣れるものではないし、そのためにはそれなりの道具が必要です。そういった特殊なものではなく普通のそこら辺のどこにでもいて誰でも気軽に釣れる鯉をターゲットとした道具を以下に紹介します。

釣り竿は渓流の小さな魚用の細いものを除けば基本的には何でもOKではないでしょうか。私は下記の a 〜 d の4本を使用していますが、どの竿でも50〜65cm、2〜3kg以上の鯉が釣れています。いずれも安価なものばかりです。

どんな竿を使おうと、場所、餌、仕掛けなどの条件が適切であれば魚をハリに引っかけること自体はできます。問題は掛けた魚を手元に寄せる際にどうなのかということです。

a.投げ竿(3.9m、自重:390g、オモリ負荷25号)

鯉が掛かって岸に寄せるのがチョー楽チン。竿が硬調なため重い鯉も思いのまま岸まで誘導できるが、半面、簡単すぎて面白くないです。妙なものです。簡単に釣れるなら一番いいじゃないかと思うのですが、漁師が生活をかけて釣るのではなくて釣るプロセスを楽しむのが趣味の釣りなので、 簡単すぎるとつまらなく感じるのです。この竿は50〜60cmの鯉を2〜3匹釣っただけで、それ以後鯉釣り用としては使っていません。もう少し大きな鯉を狙う場合には良いかもしれません。
b.磯竿3号(5.4m、自重:350g、オモリ負荷:10号)
鯉を釣るには最も面白い。竿が柔らかいので重い鯉が掛かるとギューンと曲がって「おっ〜とっとっ〜」というのが楽しめるからです。
c.チョイ投げの竿[コンパクト・ロッド] (2.16m、自重:165g、オモリ負荷:20号)
小物釣り用にと思って上州屋で980円で買った細い竿。こんな細くて短いので鯉を釣ったら折れるのではと思いながら試しに使ってみたのですが、そんな不安は全く思い過ごしでした。細いけど硬くて丈夫です。60cm、3kgの鯉を適度に楽しみながら釣ることができます。

カレイ(21cm)もこの竿で釣りました。ルアーでナマズ(40cm)も釣れたし、海に川に様々な釣り方ができて万能です。気に入ってます。

d.シーバスロッド (7フィート6インチ[2.3m]、自重:130g、ミディアムライト、ルアーウェイト:5〜21g)
シーバス(スズキ)用のルアーロッドですが、私はアオリイカのエギング用に買いました。鯉も釣れます。4本の中では最も細いけど、見た目よりは硬く丈夫です。 4,980円で、私の持っている中では最も高価な竿です。この竿、おっと、竿じゃなくてロッドだった、も鯉を楽しみながら釣ることができます。
e.渓流用のガイドが無い竿[その1](4.5m、自重:176g)
一番太い所で19mm。鯉は無理かも。リールは取り付けられないし、折れるのが恐いので試してません。
f.渓流用のガイドが無い竿[その2](2.7m、自重:176g)
一番太い所で12mm。これで鯉を釣ったら間違いなく折れるでしょう。
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9.タックル ---- 大きなタモ網 赤い鯉
[タモ網の写真:===後日入れる予定===]

鯉釣りには絶対必要なものです。竿だけで重い鯉を釣り上げようとしたら、たぶん竿が折れるか、糸が切れるか、竿も糸も丈夫なら鯉の口が切れて逃してしまう、のいずれかになると思います。これが無いと折角掛かった鯉を上陸させるのは至難の技でしょう。足元まで寄せたら上州屋で1,880円で買った直径60cmの巨大なタモ網で頭からそっと入れます。

[重要] この時、バシャ、バシャという水音をさせないように静かに取り込むのがコツです。「都会のコイはフライで釣れ」の著者:藤田さんによると、この音を他の鯉が聞くと「やばい。仲間がやられてるぞ」と思ってそこらにいた鯉が一斉に逃げてしまう、とのことです 。

また、鯉を触わる場合、手を水で濡らしてからにしないと鯉が火傷(やけど)します。鯉は水中にいるため体温が低いからです。

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10.タックル ---- リール 黒い鯉
リール

2000 2500 3000 3500 番台の中型のスピニングリールを使用しています(写真:上の4個)。サイズもドラグ方式(フロントドラグ、リアドラグ)も違うし、カタログや説明書にはベアリングを何個使用とか色々書いてあるけどビギナーの私には違いが分かりません。いずれも2,000円〜3,000円の安いものばかりだから、かもしれません。一つだけ分かるのは重量かな、軽いのは楽です。高価なものはドラグ性能が違うという話ですが現在釣っている60cm前後の鯉に限って言えば特に不満はありません。

最初に買ったリールは竿についたまま4〜5回水没させてしまい、少し調子が悪くなったので分解したところ余計調子が悪くなり結局買い替えました (^_^;;

写真:上の4つがスピニングリールです。左下はリアドラグ方式のスピニングリール。
一番下のはベイトリールです。両軸リールともいいます。










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11 .タックル ---- 竿立て 赤い鯉
土が無いコンクリートの護岸では三脚式の竿掛けを使います。三脚の場合、フックにバッグなど重いものを引っかけておくのですが、鯉が逃げる時のパワーは想像以上に強大です。鯉が掛からなくて待っている時によそ見していると突然、三脚がバッタンという音とともに倒れたかと思うとそのまま竿がずるずると川に引っ張られて落ちてしまうという事件を何度か経験しました。持ち場を離れる時は要注意です。

三脚式竿立て アングル

土がある所では520円で買ったアングルを使いますが、これも決して油断はできません。堅い土の所にしっかりと埋め込まないと同じようなことが起きます。実はこれも何度か経験してます。アングルから100m程離れた所にいたら、3号5.4mの磯竿が川の中央部まで流され大慌てで川の中にジャブジャブと入って行き、やっとの思いで竿を回収したという事件もありました。水深が40cmぐらいと浅かったのが不幸中の幸いでした。

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12.タックル ----その他、あると便利なもの 黒い鯉
(1) アウトドア用石けんフォーム(釣具店にあります)
(2) ポリタンクと水
(3) ウェットティッシュ
ポリタン
これらは臭い対策で手を洗うために使います。鯉は独特の変な臭いがします。そのまま車を運転すると、たぶんハンドルに強烈な臭いが染み付くと思います。都市河川の水は綺麗ではないので、気になる人はポリタンクに水道水を入れて持っていくとよいです。アウトドア用石けんフォームは、普通の石けんと違ってそのまま川に流しても自然に優しい、らしいです。

(4) 巻尺 (現場記録写真用)

通常の巻尺は幅1cmぐらいなので写真に撮ると肝心の目盛が小さ過ぎて読めません。工事現場や測量などで使われる幅6cmのものがあると便利です。2m で 2,000円ぐらいです。どこで売っているのか分からなかったのでインターネットで検索し、(有)SMZクラサワ http://www.smzkurasawa.com (測量用品 → ロッド)から通販で買いました。軍手、軍足、作業衣などの工事用品を売っている店にあるかもしれません。
メーカは、KDS(商品名:テープロッド)、タジマツール(商品名:シムロンロッド)、YAMAYO(商品名:リボンロッド)。


タジマツール「シムロンロッド」 SYR-02P

(5)ばね量り
以前、釣り以外の目的で秋葉原の工具店で買いました。釣り具店でも見掛けました。
(6) 双眼鏡
特に必要ではありませんが、鯉がパクパク口を開けている様子とか近くに来た野鳥の観察など、暇つぶしになります。
(7) 偏光サングラス
1万円以上するものもありますが私は上州屋で「冒険王」という1,980円のを買ってみました。レンズは茶色っぽい色にしてみました。水の中の様子(鯉、石ころ、おもり、餌の位置など)が驚くほど良く見えます。
(8) ヘッドランプ、懐中電灯、ランタン
ヘッドランプ

夜釣りに行くわけじゃない、明るい内に帰るつもりなんだけど、もう少し、もう少しと粘っている内にいつの間にか日が暮れて、気が付くと真っ暗ということが時々あります。

(9) スーパー/コンビニでもらうナイロン袋(ごみ入れ用)
(10) 携帯用ポケット灰皿
海でも川でも釣り人のマナーが問題になっているようです。ゴミは捨てずに持ち帰る、吸い殻を捨てない、自然と環境を大切に。切れた釣り糸を放置すると野鳥の命取りになる可能性があるので絶対に捨てないよう、気を付けましょう。
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13.釣果一覧 赤い鯉
鶴見川で釣れた鯉 (当面の目標である100匹までは記録しようと思います)

2002年
1月14日
(BOZU)






1月20日 No.1: 60cm






1月27日 (BOZU)
雨で増水
濁流







2月 2日 No.2: ??cm No.3: 57cm





2月 9日 (BOZU)
寄せる途中で
スッポ抜け







2月10日 No.4: 48cm No.5: 57cm





2月16日 No.6: 57cm






2月17日 No.7: 56cm






2月23日 No.8: 48cm No.9: 49cm
1.25kg






2月24日 No.10: 52cm
1.95kg







3月 2日 No.11: 50cm No.12: 55cm





3月 5日 No.13: 55cm






3月10日 No.14: 56cm
1.9kg
No.15: 56cm No.16: 59cm
2.4kg
No.17: 56cm
1.9kg
No.18: 52cm


3月12日 No.19: 61cm
2.6kg
No.20: 59cm
2.7kg






3月17日 No.21: 50cm No.22: 55cm No.23: 58cm
2.5kg





3月21日 (BOZU)強風






4月 6日 No.24: 48cm No.25: 63cm No.26: 33cm
最小サイズ
No.27: 52cm



4月 7日 No.28: 56cm No.29: 50cm





4月10日 (BOZU)
根掛かり多し
ルアー3個紛失
仕掛け3個紛失






4月13日 (BOZU)
根掛かり
ルアー2個紛失





4月16日 No.30: 53cm No.31: 52cm No.32: 50cm




4月18日 No.33: 67cm
3.3kg
最大サイズ
No.34: 55cm No.35: 64cm
3.4kg
最大重量
No.36: ??cm No.37: ??cm No.38: 59cm

4月21日 No.39: 67cm






4月25日 No.40: 60cm






4月27日 No.41: 60cm






4月29日 No.42: 62cm
2.5kg

























サイズ不明のものは釣り上げたけどサイズを計る直前に飛び跳ねて逃げられたとか、デジカメの電池切れとかのためです。電池の予備は必ず持って行く必要がある、ということを学びました。
鯉は全てパン餌で釣りました。最近ルアーにも挑戦しているのですが、まだルアーで鯉を釣ったことはありません。
「冬は釣れない」と入門書には書いてあるけど、ご覧のように 2002年1月中旬〜 3月 中旬の2ヵ月で23匹釣りました。入門書の記述は間違いというわけではなく全国の平均的な河川ではあてはまるが、鶴見川というのは特殊なのかなと思います。

鯉釣りをはじめた初年度の年間目標は 100匹としました。この調子でいけばたぶん達成できそうな気がします。

人に鯉釣りの(自慢) 話をすると、食べるのかと聞かれることがあります。川魚はイワナ、ヤマメなどの渓流魚は別として一般的に泥臭く、味はやっぱり海の魚の方がよいと思います。それ以前に、鶴見川は汚染度全国ワースト3とのことで、ダイオキシンやらカドミウム、その他危ない重金属、薬品などありそうでとてもじゃないけど食べようという勇気はありません。釣りあげたらサイズを計り、バネ計りで計量し、デジカメで写真を撮ってから逃してやります。

鶴見川で釣れた鯉以外の獲物

(1)ナマズ


ルアーで初めて釣れた魚(約40cm) [2002年4月23日]

スピナーベイト

使用したルアーは特価190円で買ったスピナーベイト。
こんなインチキな餌で本当に釣れるのか半信半疑、いや半分どころかほとんど信用してなかったけど不思議なことに釣れました。鯉じゃなかったけど、とにかくルアーで魚が釣れるということは分かりました。
(2)カメ

カメ

約20cm。食パンの餌に食いついてきました。鶴見川には亀もいたのかとびっくり。[2002年4月25日 ]

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14.釣りの小遣い帳 黒い鯉
新しい趣味を始めようかという時、気になるのは費用がどれくらいかかるのかということです。私が釣りをなかなか始めなかった理由の一つでもあります。ここでは同様の理由で躊躇している方のために経済的側面などについて考えてみます。
なお、そんな心配は一切無用、お金の使い道に困っている、という方は読み飛ばして下さい。そして私に是非メールを下さい。折り返し、鯉釣りと Linux の研究費として有効活用するための募金の送り先をお教えします。
「長い文章読むの、かなわんわ。要は鯉を釣るのにナンボかかるんや。金額だけ言わんかい」という超せっかちな方、即答します。とりあえず 5,000円〜1万円ぐらいです。
(1)釣りは金がかからない?
これは真実でもあり嘘でもあります。

他の趣味、道楽でもそうですが凝れば凝るほど高級、高性能(イコール高価)なものが欲しくなってくるものです。例えばオーディオ。2個1組で 980円の安価なスピーカがあるかと思えば、1本数10万円するものもあります。同様に 1,000円で釣りがくる釣り竿もあれば1本5万とか10万円以上する竿もあります。いずれも私には縁(円?)の無い世界ですが。

釣り具にもブランドがあって、国産なら DAIWA(ダイワ), SHIMANO(シマノ), RYOBI(リョービ)、外国製ではリールの Abu(アブ)といったところでしょうか。安いのは中国製、韓国製が多いです。但し、例えば同じ DAIWA の 2500番のリールでも実売価格 3,000円程度のものから7万円、8万円するものまで、まさにピンからキリまであります。沈滞した日本経済の発展のために是非とも有名国産ブランドの最上級品を買いましょう (^_^)
(2)イニシャルコスト(初期投資)
他の趣味やスポーツに比べて釣りの初期投資はかなり少なくてすみます。

例えばパソコンを始めようとすると最低限必要なPC本体(モニタ含む)は10万円前後します。ノートPCならそれ以上です。仕事で使用するなら別ですが純粋な趣味として買う場合、庶民にとっては高価な部類に入ると思います。

有意義に活用すれば決して高いとは思いませんが、使いこなせず押し入れのこやしになっているパソコンもかなりあるものと思います。全然使わないのに残ったローンを払い続けているという人もいるようです。

スキー、ゴルフ、テニスなどスポーツ系もそれなりの初期投資が必要です。

鯉釣りは、取り敢えず 5,000円〜1万円ほどで始めることができます。これなら気軽に始めることができます。
それでもなお不安材料として「釣りをやってみたけど、ちっとも面白くないじゃん」という事態が想定されるかもしれません。釣れなかった場合に、その可能性が高いです。

私も最初は釣れなかったのですが、何とか元を取りたい、つまり「あー面白かった。釣り道具を買ってよかった」と思いたい為に、悔しさをバネに少し努力しました。

そんな努力はしたくないぞ、と言われる方、ごもっともです。しかし、ルールが単純な遊びはすぐにできる半面、飽きるのも早いです。野球や麻雀はルールが複雑だからこそ面白いのだと言われてます。

私はまだほんの入口に立ったばかりなので偉そうなことは言えませんが、釣りは簡単に始められる一方で奥が深いようです。しかも、かなり深そうです。こーゆーのは面白いです。
(3)ランニングコスト(継続的に必要な費用)
クルマやバイクの場合、車検から車検までの期間の維持費用ということがよく話題になります。

またもやパソコンを引き合いに出しますが、PC本体を買ってしばらくすると周辺機器や市販ソフトも欲しくなります。インターネット接続は当り前のご時世なので毎月のプロバイダ料金も必要です。パソコン買って最初の1年ないし2年のトータル費用はかなりの額になるでしょう。

一方、釣りの場合はどうでしょう。これは他の趣味同様、熱の入れ方で大きく異るので一概には言えません。お金をかけたくない場合、最初に買った道具さえあれば、あとは釣りに行く際の餌代、時々ハリや糸などの消耗品を買い替える数百円程度の出費で済みます。しかし、凝りだすときりはありません。
(4)最初に取り敢えず必要なもの(鯉釣りの場合)
項 目
仕様など
参考価格
(1) 竿

1,000円〜5,000円
(2) スピニングリール
2000〜3000番台
2,000円〜3,000円
(3) 道糸
3号、100m
1,000円
(4) 仕掛け(ハリ、オモリ、浮き)

500円
(5) タモ網
60cm以上
2,000円〜

価格はあくまでも参考です。特価品、ワゴンセールなどで安く買えることもあるし、本物志向な方は本格的なものを購入するのもよいでしょう。どんなタックルが良いのかについて、インターネット上には詳しく解説されたページが一杯あるので検索して下さい。お推めのタックルは、釣り方や場所によって、さらに、その人の考え方によって全然違ったりします。その辺もまた面白いところです。
(5)丸秘:釣りの小遣い帳
釣りに関する買物記録です。釣りは初期投資が少なく、必要に応じて少しずつ買い足していけるのが良いところですね。
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15.参考書 赤い鯉
(1) 川づり入門(まんがでマスター/子ども名人シリーズ)わちさんぺい、集英社
子供と図書館に行ったときに見つけて借りました。子供向けと馬鹿にはできない。分かり易い図、漫画が一杯あって釣りの入門者には非常に分かり易い。漢字は全てフリガナが振ってあり、おやじが電車の中で読むのはちょっとカッコ悪いのが唯一の難点か。同じシリーズの「海づり入門」もお勧め。
(2) 大ゴイ倶楽部 (別冊フィッシング、毎年春と秋の2回発刊)1、700円
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-8124826-9254638
(3) 都会のコイはフライで釣れ! (藤田克昌著、つり人社、1、500円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/glance/-/books/4885364817/250-3910570-2137046

(4) 鯉釣りがわかる本(エイムック317、えい出版社、1、500円)

(5) 鯉釣りMagazine 2002年春(TOEN MOOK No.12、桃園書房、1、500円)

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16.参考リンク 黒い鯉
インターネットで鯉、コイ、釣り、といったキーワードで検索すると沢山の実践的で貴重な情報が得られます。その中から少しだけ紹介します。

(1) 鯉人のホームページ
http://village.infoweb.ne.jp/~onehun/

(2) カープBOX
http://www.ops.dti.ne.jp/~fukunaga/

(3) 釣蘭会(つらんかい)
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/7724

(4) フライで鯉を釣る
http://www.level4.jp/carp_fly/index.html

(5)旬彩のペッポコ釣り日誌
http://www.topworld.ne.jp/tc/syunsaikan/

(6) BO-s
http://bo-s.onlyone.ne.jp/

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17.改版履歴 赤い鯉

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第1版:2002年5月 2日 初版
第2版:2002年5月 3日 アクセスカウンタを追加。釣り用語を更新。

第3版:2002年5月 4日
鯉のぼりの画像を入れました。提供 LITEHOUSE
この画像を使用されるときは http://homepage1.nifty.com/kumamis/をご覧下さい。
第4版:2002年5月 5日 釣り用語の語源などを検索マニアM1さんが調べてくれました。有難うございます。
第5版:2002年5月 9日 「釣りの小使い張」を追加。写真を追加。参考書を追加。
第6版:2002年5月11日 「釣りの小使い張」に文章追加。参考リンクを追加。その他。
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Linux アプリと Free Solaris のページ