Turbo Linux 2.0 用 VJE-Delta ver. 2.5 for Linux/FreeBSD の設定例 1998年9月14日 R.川岸 ---------------------------------------------------------------------------- 私はインストールしたばかりの Turbo Linux 2.0 日本語版に VJE-Delta ver. 2.5 をインストールしました。その設定をまとめてみましたので報告します。 KTerm, mule, jvim, jed, Applixware で日本語入力ができることを確認しました。 なお、7. の ~/.emacs は EMACS(Mule)用であり、 8. の ~/.xinitrc と 9. の/etc/rc.d/rc.local は、それぞれ vje と vjed を 自動的に起動するためのものなので必要に応じて設定して下さい。 参考文献: Linux/FreeBSD 日本語環境の構築と活用(ソフトバンク)40,41,96頁 ---------------------------------------------------------------------------- 1. VJE-Delta をインストールする。 2. オプション辞書4つをインストールし、 ~/.vjeenv ファイルに下記を追加する。 OptDic1=/usr/local/vje/optdic/vje95ye.dic OptDic2=/usr/local/vje/optdic/vje95yw.dic OptDic3=/usr/local/vje/optdic/vje95j.dic OptDic4=/usr/local/vje/optdic/vje95n.dic 3. ~/.bashrc ファイル (1) LANG="ja_JP.ujis" export LANG これらは Turbo Linux をインストールした時点で、既に設定されている。 (2) export XMODIFIERS="@im=vje" を追加する。 4. ~/.Xdefaults ファイル VJE-Delta の README には KTerm で日本語入力するための設定例として ~/.Xdefaults を編集するように書いてありますが、私は その内容を .Xresources に書きました。 但し、オリジナル(インストールしたまま)の.Xdefaults は KTerm*VT100*Translations: #override \ Shiftspce: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION) のように spce: となっていますが間違いなので space: に修正しました。 5. ~/.Xresources ファイルを新たに作成し下記のように記述します。 KTerm*openIm: True KTerm*KanjiMode: euc KTerm*VT100*Translations: #override \ Shiftspace: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION) KTerm*allowSendEvents: true 6. ~/.inputrc ファイルを新たに作成し下記のように記述します。 set convert-meta off set meta-flag on set output-meta on 7. ~/.emacs ファイルを新たに作成し下記のように記述します。 ;;; set character-code (set-display-coding-system *euc-japan*unix) (set-keyboard-coding-system *euc-japan*unix) (set-default-file-coding-system *euc-japan*unix) (set-default-process-coding-system *euc-japan*unix *euc-japan*unix) 8. ~/.xinitrc ファイルに下記の1行を追加します。挿入する場所は、 #START_WINDOWMANAGER /usr/X11R6/bin/afterstep の前(export LOCALE=ja_JP.ujis の次)あたりがよいでしょう。 vje & 9. /etc/rc.d/rc.local ファイルに下記を追加します。 挿入する場所は、先頭の方がよいでしょう。 というのはp最後の方に入れたらシステムのブート時、ログインのところで TurboLinux release 2.0J(Okinawa) kernel 2.0.33 on an i586 xxxxx login: VJE-Delta ver.2.5 for Linux/BSD _ のように login: とカーソルの間に VJE-Delta の起動メッセージが割り込んで 表示されたからです。 # ------ CALL VJE-Delta server if [ -x /usr/X11R6/bin/vjed ] ; then /usr/X11R6/bin/vjed & fi