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4. このパッケージを使う

ユーザとして、このパッケージ用にあなたの言語がインストールされているなら パッケージ内のプログラムを使う前に適切な ISO 639 `LL' の 2 文字のコードを `LANG' 環境変数にセットするだけです。 例えば、あなたがドイツ語を話すと仮定しましょう。シェルのプロンプトで単に

`setenv LANG de'       (`csh' の場合)
`export LANG; LANG=de' (`sh'  の場合)
`export LANG=de'       (`bash'の場合)
を実行します。 これを、`.login' または `.profile' ファイルに一回書いておけば、あとはシェル のプロンプトで毎回入力しなくてすみます。

オペレーティングシステムは、そのプログラムの多くが既にメッセージの地域化 (ローカライゼーション)をしているのに対して、他のプログラムは GNU `gettext' の全能力でローカルにインストールされています。 `LANG' のために `gettext' の 拡張されたシンタックスを使うことは、既に利用 可能なオペレーティングシステムのプログラムの適切なローカライゼーションを壊 すでしょう。この場合ユーザは、その環境において `LANGUAGE' と `LANG' 変数の 両方をセットするべきです。GNU `gettext' を使うプログラムは `LANGUAGE' を優 先するからです。例えばスウェーデンのユーザは、スウェーデン語が利用出来ない 場合、英語よりもむしろドイツ語の翻訳で読むでしょう。これは `LANG' は `sv' の ままにしておいて `LANGUAGE' を `sv:de' にセットすることで容易に達成できます。


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