2000年、SAKO社がTikka社を吸収合併。2002年から販売開始。 2006年にモデルチェンジし、T3となる。
Tikka T3の特徴
[ Magazine 弾倉 ]
[ Action 機関部 ]
コストダウンのため、機関部は1種類で全ての口径に対応。機関部頭部がつながれているので、ローコストで軽くても強度を保っている。 スコープマウント用のレールが削り出しで付いているので、専用マウントを直結できる。ワンピースレールの形なので、マウントの前後位置は自由度が高い。マウントレールのネジ穴により、オプションのピカティニーレールを取り付けることができ、ウィーバー/ピカティニータイプの多くのマウントが使用できる。
[ Safety 安全器 ]
安全器はコッキングされた発射可能な状態の時にかけることができ、引金を止めると同時にボルトハンドルを上がらなくする。コッキングしている状態は、ボルト後端に赤い印が出るので確認できる。
引金は、M85とほとんど同じもの。工場出荷時は1.6kgだが、銃床を外さなくても六角レンチで1〜2kgの範囲で調整できる。 オプションのセットトリガーを注文時に選択できる。 後からの交換は当店で行なうことが可能だが割高。 引金を前方に押してセットすると約300gとなる。
[ Trigger 引金 ]
[ Extractor エキストラクター、Ejector エジェクター ]
薬莢を薬室から引き出すエキストラクターは、定評ある従来からのSAKOタイプ。薬莢を排出するエジェクターは最もローコストなレミントンタイプで、ボルトフェイスに出ているプランジャーによる方式。機関部の排出口に薬莢の頭が出るや否や、自動的に飛び出す。
ボルト先端のロッキングラグは2つであるが、上げ角度は70度に設定され、M85と同じで次弾の装?が早くできる。
[ Bolt ボルト ]
銃床はフランスクルミ材使用の木製の他、左のシンセティック、ラミネートもある。どれもグリップは左右対称。
[ Barrel 銃身 ]
SAKO社で、M85と同じラインで、コールドハンマーの鍛造方式で製作されている。 先台との間はタッチしていないフリーフローティングにより、先台が銃身の振動に影響を与えないので命中精度が良い。4条、ツイストもM85と同じ、各口径最適値。右図のように銃口は11度クラウン。
[ Stock 銃床 ]