CAE ソフトの購入を検討する場合には以下の様な解析を実行し(あるいは解析を依頼し)、その結果と理論解とを比較してみてください。解析ソフト自体の機能や計算精度、それを扱う販売店やそのサポート体制の実力を確認するためにも利用できると思います。理論解との差が小さい(一般的にはその差が10%以内、できれば5%以内)場合のみ、解析ソフトの機能が優れていてなおかつそれを扱う技術者の能力も優れていることがわかります。それ以外の場合は、少なくとも解析ソフトの性能か技術者のスキルのどちらか一方のレベルが低いということを表しています。ただし、解の精度は要素分割方法にも大きく依存しますので、その影響を考慮すべきであることは当然です。

理論解を求めるための具体的な計算式や、導入を検討しているソフトでの以下の問題での実際の計算結果の評価方法についてご質問のある方はこちらまで

今後も理論解のある問題や、文献から実験値などの得られる問題等を追加して、皆様方の CAE ソフト購入時や外部への解析業務の発注時にの機能比較の役に立つようなページにしていきたいと思っています。参考になる文献等に関する情報をお持ちの方はご連絡ください。結果として、オフィス・イイダでの ABAQUS 利用の実力確認にもなると思います。

  1. 線形静解析
    1. 片持ち梁の曲げ
    2. 中空丸棒のねじり
    3. 円孔のある板の応力集中
  2. 線形動解析
    1. ランダム振動
  3. 非線形静解析
    1. 大変形
    2. 弾性接触問題 1(Hertz 接触)
    3. 弾性接触問題 2
  4. 線形固有値解析
    1. 四辺単純支持長方形板の固有値
  5. 線形座屈解析
    1. オイラー座屈
  6. 定常熱伝導解析
    1. 三層無限平板の温度分布
  7. 非定常熱伝導解析
    1. 無限平板の温度分布変化

・ 線形静解析


・ 線形動解析


・ 非線形静解析


・ 線形固有値解析


・ 線形座屈解析


・ 定常熱伝導解析


・ 非定常熱伝導解析



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