AIBOシステム階層構造



電波新聞 1999.12.21
記事より


AIBOでは、図にあるメモリースティック(身振りや感情変化)から持ち込まれる新しいプログラムを
  • 整理する
  • 置き換える
  • 蓄える
などの動作や、センサー(CCDやマイク)などからの入力情報をもとに
CPUとOSの「アペリオス」で効率よく処理する。処理された信号を
CPUがAIBOアプリケーションやAIBOミドルウエアのいろいろな動作に指示を出す。





「アペリオス」
「アペリオス」の、OSとしての特徴はオブジェクト指向(実態指向)のOSであるということと、リアルタイム性を重視していること。OSは、C言語で書かれた機能・関数志向のものがほとんどであるが、オブジェクト指向の「アペリオス」(言語はC++)は具体的な実態(モノ)を中心に設計しているため部品化が容易であり、構成する部品を容易に取り換えることもできるという。つまり、「アペリオス」を構成する部品をネットワークから容易にダウンロードし、最新のOSにアップデートすることが可能ということ。ユーザーが知らないうちに製品のOSがバージョンアップされている、という夢のような話も実現できるというのだ。
また、パソコンなどのOSはリアルタイム性にあまりこだわっていないが、AV機器ではリアルタイム処理が不可欠であるため、「アペリオス」はリアルタイム性を最優先にしているという。

関連情報



"AIBO"、"Memory Stick"、"メモリースティック"、 "OPEN-R"、
"APERIOS"および"アペリオス"は、もちろん、ソニー(株)の商標です。
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