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FM湘南ナパサ「健康福祉ふれあい広場」
2002年度
花水地区福祉コミュニティづくりグループからのお知らせ(第3回:華チーム)


○放送日時:平成14年8月20日(火) 9:05〜9:12
○放送場所:FM湘南ナパサ・スタジオ(平塚MNビル10階)
○出 演 者:花水地区福祉コミュニティづくりグループ・華チーム:菊池健志、小川久美子
      ナパサ・パーソナリティ:金子由紀子(以下「PN金子」と表記する)

PN金子:平塚市健康福祉部の協力でお送りする「健康福祉ふれあい広場」の時間です。
 このコーナーでは、聞いて得する、健康福祉に関する情報を関係者の方々に直接、発信していただきます。
 先々週から3回にわたって、平塚市の花水地区で進められている「福祉コミュニティづくり」の活動について、お話を伺っています。
 第3回目の今日は、コミュニティづくりグループの中の「華チーム」から、菊池健志(きくちたけし)さんと小川久美子(おがわくみこ)さんにおいでいただきました。菊池さん、小川さん、おはようございます。

菊池・小川:おはようございます。

PN金子:花水地区福祉コミュニティづくりグループの各チームの皆さんには、昨年12月から今年1月にかけて、この番組でそれぞれのチーム活動についてお話をお伺いしました。
 華チームの皆さんには、1月に来ていただいたのですが、地域の福祉コミュニティづくりには「情報」の流れが不可欠ということで、「情報」をキーワードに活動を進められて来られたのでしたよね。
                  
菊池:はい。私たちは、まず、地域で活動されている方にアンケートを行ったのですが、ボランティア活動などの福祉活動以外に「教育」とか「環境」とか「趣味」のサークルとか、思った以上に、本当にいろんな熱心な活動があることがわかりました。

PN金子:確かに、地域の皆さんはそれぞれにおもしろい活動をなさっていますよね。

小川:はい、しかもアンケートの中から、それらの活動をされている方の多くが、自分たちの活動と地域を結び付けたいと考えられていることがわかりました。だったらもっと深く聴いてみようということで、今度は、地域活動についてのご意見を伺う座談会を企画しました。

PN金子:座談会って、アンケートに協力して下さった方々に集まってもらったんですか。

菊池:そうなんです。個別に伺うより早いかなと思いまして。
 ところが、それが幸いして、この座談会は、こられた方同士も相互に情報交換されるよい機会になったみたいなんです。例えば、その座談会の中で、お母さん方の子育てサークルと自治会の役員の方が同席されました。お母さん方は、地域の中で、子どもを遊ばせたり、お母さん同士情報を交換しあう場が無いと言うことで、自主的に活動を始められたのですが、一方で、自治会では、子供会活動への参加が減少し、問題となっているというお話しが聴かれ、相互に連携したり協力したりできるのではということで、随分話が盛り上がりました。
 私たちはこのような声をきいて、地域の中の別々の活動や、様々な考えや立場の人たちがうまく結びつく機会があったら、それだけで、ずいぶん地域は暮らしやすく、面白くなるのではないかと考えました。

PN金子:なるほど。でも、なかなかそう言う機会ってないですよね。
 異なった活動をされている方々が結びつく機会って、どうしたらできるんでしょう?その後の華チームはどのような活動をなさったのですか。

小川:そうなんです。そういう機会ってあるようでなかったっていうご意見が、座談会に参加された方からもたくさん聴かれたんです。そこで、私たちは、この座談会の経験を生かして、地域の中に自由に情報を交換できる場を作りたいと考え、「サロン」という活動を始めました。

PN金子:「サロン」というのは、どんな活動でしょうか。

小川:簡単に言うと、井戸端会議みたいなものです。「自分たちが暮らす地域を、楽しく暮らしやすく」をモットーに活動しています。

PN金子:地域の井戸端会議ですか、それは面白そうですね。誰でも参加できるのですか。それにどんなことをお話しされているのですか?

小川:はい。いつでも誰でも参加できますし、初めてこられた方でもお話できる、気楽な雰囲気です。井戸端会議ですからテーマは特に決めてません。例えば今までも、自治会活動について、平塚の海について、お祭りについて、など本当に様々な話が出ました。参加が自由なので、毎回違ったメンバーが集まる面白さもありますし、その中の自由な発言から自然とお題が決まっていくことが多いですね。

PN金子:なるほど、一つのテーマに絞らないことで、様々な参加者とお話が期待出来るという訳ですね。
 誰でも参加できて、どんな話でもいいということですが、サロンにはきまりのようなものはないのですか。

菊池:サロンのいいところは、違う立場、違った考えの方が同じ席で情報や意見を交換できることなんです。でも、そのためには何より、そこが参加して楽しい場であることが大切です。ですから、サロンに難しい規則はありません。ただ、お互いが楽しく有意義に過ごせるように、特定の立場や意見を一方的に批判したり、押しつけたりすることはタブーです。

PN金子:まさにサロンという場はそこに参加する人によって成り立っているのですね。今までサロンを開いてみていかがでしたか。

菊池:これまで、5回ほど開いてきていますが、毎回いろいろな方が遊びに来てくださいました。話題は生活に密着した小さなことから、地域全体の問題まで様々ですが、直接話を聞くことで、今まで他人事に感じていたことも、自分にも関係のある事なんだなあ、と身近に思いました。それに、いままで触れることの無かった人や情報と触れあうことで、もっと地域が好きになりました。 

PN金子:小川さんはいかがですか。

小川:サロンは一見、ただの雑談のようでもありますが、異業種交流ならぬ、地域の異興味交流といったところだろうと思います。あそこで、こんなことをしている・・・、そんな情報が結びつくことが、いざという時のたすけあいのきっかけになったり、意外と大きな力となることを実感しつつあります。井戸端会議の力はあなどれないなと思っています。

PN金子:なるほど。とてもおもしろそうですね。さて、サロンを運営している皆さんは7月から新しい仲間も増えて「サロンチーム」ということで再結成されたそうですが、これからの活動はどのように展開していくのですか?

菊池:はい。私たちはこれからも地域の情報交換の場として、誰でも気軽に楽しく参加できるサロンを運営していきたいと思っています。毎月、平日と土曜の2回開く予定です。開催日はこれから、花水福祉コミュニティグループのホームページや広報誌、公民館だよりなどでお知らせしていきますので、皆さんぜひ来てください。

PN金子:平日の昼間、地域にいない人も参加できるように土曜にも開かれるのですね。これで普段はお勤めしている方も参加できるし、ますます多様な方と巡り会えそうですね。ちなみに、今月はいつ開かれるのですか?

小川:8月の第1回はもう終了してしまって、2回目は24日土曜日です。
 9月は、1回目が、10日火曜日、2回目が、28日土曜日で、いずれも、14:00から花水公民館で開催します。

PN金子:突然、花水公民館へ伺ってしまっていいんですか。

小川:どうぞ、どうぞ。

PN金子:みなさん、メモのご用意はよろしいですか?
 8月は24日土曜日、9月は10日火曜日と28日土曜日、いずれも14:00から、花水公民館で行われるそうです。地域のさまざまな情報と出会える場、サロンに皆さんもぜひ参加してみてはいかがですか。
 菊池さん、小川さん、今日はどうもありがとうございました。