FM湘南ナパサ「健康福祉ふれあい広場」
花水地区福祉コミュニティづくりグループからのお知らせ(第3回:らぶチーム)
○日時
1月15日(火) 9:05〜9:12
○出演者
花水地区福祉コミュニティづくりグループ「らぶチーム」
鈴木憲子(すずき・のりこ)さん 木村道子(きむら・みちこ)さん
花原恵子(はなばら・けいこ)さん
金子由紀子さん(ナパサ・パーソナリティ)
平塚市健康福祉部の協力でおおくりする「健康福祉ふれあい広場」の時間です。
このコーナーでは、聞いて得する、健康福祉に関する情報を、関係者の方に直接、発信していただきます。
3回にわたって、平塚市の花水地区で進められている「福祉コミュニティづくり」の活動について、お話しをお伺ってまいりましたが、第3回目の今日は、3つあるチームのうちの最後のお一つ「らぶチーム」のメンバーでいらっしゃる、鈴木さんと、木村さんと、花原さんに、おいでいただきました。鈴木さんと、木村さんと、花原さん、よろしくお願いします。
鈴木さんと、木村さんと、花原さん
よろしくお願いします。
金子由紀子さん
「花水地区福祉コミュニティづくり」は、一般公募でお集まりになられた市民の方が、自主的に活動されているということなんですが、「らぶチーム」では、どんな活動をされているのですか。
鈴木さん
私たちの「らぶチーム」は、この事業が始まる以前から福祉に携わる仕事をもつ人たちで、メンバーが素敵です。チームのテーマは「人」ですが、活動のスタートより、「人と人とのつながり」を考えよう、ボランティアについて考えよう、メンバーひとり一人、会合の中でたくさんの意見を出し合って、次につながるような、話し合いを重ねてきました。
花原さん
チームの中で、まず、人と人とのつながりと、きっかけづくりを始めることができたわけです。
鈴木さん
いろいろな意見が出ました。身近に出来ることを身近ですること、地域のいろいろな福祉にかかわる団体のネットワークが必要なこと、家の中に閉じこもって、外に出ようとしない高齢者に、どのように対応して、引きこもらせないように、声かけができるか、などです。
実際に、公民館を利用しているお年寄りや茶話会に来られたお年寄りなどに聞き取り調査を二人一組で行いました。本音を聞き出すことが難しいと感じました。なかなか、信頼感をえるのは難しいですね。
そこで、ボランティアについて話し合った中で、「担い手の意識」がまず必要なので、これからの時代を担う若い世代に、スポットをあてることにしました。具体的には、中学生と高校生に対するアンケート調査と聞き取りを、学校に依頼しています。テーマは「私にできること、地域への係わり」です。調査結果の取りまとめを楽しみにしています。平塚市立浜岳中学校、神奈川県立高浜高等学校、私立平塚学園高等学校の三校です。
金子由紀子さん
若い世代から、福祉に興味をもっていくきっかけになっていけば、いいですね。
こういった、地域の福祉をテーマに活動されるのも大変かと思いますが、やられてみて、どんな感想をお持ちですか。木村さん、いかがですか。
木村さん
はい、日頃、毎日の生活に追われ、地域の福祉は?などと考えたこともありませんでした。ですが、今回、このコミュニティづくりに参加し、改めて、「福祉とは、そして自分にできることは何かしら」と考える機会が持てたことは大変良かったです。また、先ほどお話しにも出ました、聞き取り調査では、初対面の方との接し方が難しく、反省するところがありました。そして、いくつかのお声の中で、ボランティアをするには、日常生活の手助けも必要ですが、一番に、その方の心を受け止めさせていただく気持ちが大事なのではと感じました。
金子由紀子さん
心と心のつながりということですね。花原さんは、いかがですか。
花原さん
私も今回コミュニティ作りに参加いたしまして、メンバーの方達との出会いで自分の生まれ育った地域のことを、もっともっと知りたいと思う気持ちにさせて頂いた様な気がします。改めて思うことは、いろいろありました。なんでもなく過ごしていられた様な事が、改めて声として聞かされた時、そのまま自分だったら、すぐそばにいる友人だったら、私はどのように対応が出来るだろうか、などと今から10年とか20年後を考える時間を持つようになりました。
茶 話会へ聞き取り調査に同行した折、高齢者の方は「これからも人に迷惑にならないように暮らしたい」「近所の人には余り立ち入られるお付き合いはしたくない、まあ挨拶ぐらいはするけれど」と話されました。この言葉が本音だと思うほど、人との関係を持ちたくないと口にされる人ほど、私は「一人では生きられないのに〜〜〜気楽でよいと思う反面、何となく淋しいのではないか」と思ってしまいました。身近な場面でお互いに心を開いてつながりをもって、投げる、受けるのキャッチボールを続けていける事が望ましい事だと思いました。
金子由紀子さん
福祉に限らず、人とのつながりは、わずらわしいと思ったり、難しいと思うけれども、つながったときの喜びは大きいですものね。では、らぶチームの今後の抱負をお聞かせください。
鈴木さん
この「福祉コミュニティづくり」に参加することにより、私たちメンバーは、今まで知らなかった人と出会うことから始まり、色々な思いを聞き取ることができました。まだ、一握りだとは思いますが、歩き始めることができたと思います。2003年度に、平塚市が策定を予定している地域福祉計画に反映させることの、一歩につながる様に、春までの時間を大切にしたいと思います。
金子由紀子さん
皆さんの眼は、2003年に向かっているのですね。今後の活躍に期待しています。頑張ってくださいね。どうも、本日はありがとうございました。
